1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 03:25:51.67 ID:c9ds3kSHO
魔王「家賃はもう少し待ってもらえないでしょうか?」
大家「はぁ? あんたいつまで滞納させる気だい!?」
魔王「いっ、いや、ほんとにもう少しで払えそうなんで……」
大家「その言葉はもう聞きあきたよ!」
大家「もうあんたはここから出てってもらうからね!!」
魔王「!?」
8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 03:33:57.52 ID:c9ds3kSHO
魔王「そっ、それは無理ですよぉ……」
大家「いんやっ! 出ていきな!」
大家「あと、家具は全部家賃として全部もらいますからね!」
魔王(はうぅ……)
大家「ったく……偉そうなマントを来てるくせに無一文だなんてねぇ……」
大家「そんなお金があったら家賃を払えってんだよ」
魔王「……すいません」
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:00:50.54 ID:c9ds3kSHO
魔王「お父さんのところを飛び出してまで人間界に来たのに…………」
魔王「こんな生活を送ることになるなんてね……」
魔王「……お父さんに申し訳がたたないや…………」
魔王「…………」
魔王「……こんな生活を送ってちゃダメだ」
魔王「早くなんとかしなくちゃ!」
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:06:43.25 ID:+D36e2Ws0
──────ハローワーク。
魔王「……なにかお仕事がないでしょうか?」
男「……」
男「学歴なし、就職歴なし、資格なし」
男「あなたハローワークなめてます?」
魔王「いっ、いえ……」
男「こんなんで仕事探せると思ってんすか!?」
男「もうハローワークに二度と来んな!!」
26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:24:30.94 ID:c9ds3kSHO
若者「……もしもし、そこのお嬢さん。ちょっといいかなぁ?」
魔王「? なんでしょうか?」
若者「ちょっと、いい話があるんだけどねぇ」
魔王「いい話?」
若者「あぁ、ちょっと頑張るだけでガッポガッポ儲かる話♪」
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:31:42.06 ID:c9ds3kSHO
魔王「えっ!?」
若者「おっ、興味があるみたいだね?」
魔王「はいっ!ちょっとじゃなくて、とても!」
若者「それは良かった」
魔王「で、どんな話なんですか?」
若者「えっと、この城下町からちょっと離れた村で僕は働いてるんだけどね」
31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:37:35.67 ID:c9ds3kSHO
若者「そこの働いてる店は楽しい上に、とっても給料がいいんだ」
若者「……でも、最近になって困ったことが起きているんだ…………」
魔王「どうしたんですか?」
若者「ちょっと人手が足りなくてね……今、店の運営がうまく行ってないんだ…………」
33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:50:47.71 ID:c9ds3kSHO
魔王「それは大変ですねぇ…………」
若者「そうなんだ……」
若者「……だから君が店に来てもらって、手伝って欲しいんだ」
魔王「えっ……!?」
若者「あぁ。学歴とか就職歴とか、資格とか何にも必要ないからさ」
魔王「いっ、いいんですか……?」
若者「もちろん!」
魔王「でっ、では喜んで手伝わせていただきます!」
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:06:10.96 ID:c9ds3kSHO
──────とある村。
スタスタ
若者「……さっ、この店だよ」
魔王「おぉ……何だかいい感じの店ですね」
魔王「喫茶店……ですか?」
若者「まっ、とりあえず店の中で話そうか」
カラララァン
魔王「わぁ……店の中もいい雰囲気ですねぇ……」
若者「でしょ」
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:12:21.54 ID:c9ds3kSHO
若者「ささっ、とりあえず奥にスタッフルームがあるから、付いてきて」
魔王「はいっ!」
────。
──。
若者「さっ、ここだよ」
ガチャ
魔王「失礼しま……」
ガンッ!
魔王「わっ!!」
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:30:59.90 ID:c9ds3kSHO
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
魔王「うっ、動いてる……!」
魔王「それより、私は何でこんなところに……?」
魔王「…………若い男の人に声をかけられて……お仕事を紹介してもらって……」
魔王「……んで、お店まで案内してもらって、それから…………」
魔王「…………うーん……思い出せない…………」
ガラガラガラ……ガラッ
魔王「? 止まった……?」
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:35:57.07 ID:gXsikNwUO
初老「……薄ぎたねぇ、肥溜めさ」
初老「けーっけっけっけっけw」
────。
──。
ガチャ
初老「……ここだ。さぁ、中には入れ」
魔王「……うっ」
魔王(ほっ、ほんとに肥溜めみたいな小屋ね……)
スタスタ
58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:11:27.28 ID:c9ds3kSHO
初老「……よし」
初老「俺はまだ仕事があるからいなくなるけど……」
初老「……この小屋から逃げるんじゃねぇぞ?」
バタン
…カチャ
魔王「……鍵を閉められちゃったか…………」
魔王「…………」
魔王「はぁ…………大変なことになっ……」
グスグス…
魔王「…………ん?」
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:15:51.93 ID:c9ds3kSHO
グスグス…
魔王「!!」
魔王「暗くて分からなかったけど…………よく見ると人が一杯いるわ……」
魔王「…………わたしの他にもつれてこられたねかな……?」
??「……あら?新しい人が来たようね…………」
61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:28:45.54 ID:c9ds3kSHO
魔王「あ、あなたは誰?」
??「……名前はないわ。ただの少女よ。」
魔王「……少女ちゃんでいいかしら?」
少女「えぇ。間違っても、幼女って呼ばないでね」
魔王「うっ、うん。分かった……」
63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:35:49.92 ID:c9ds3kSHO
魔王「……で、少女ちゃん」
魔王「今さっき、新しい人が来たって言ってたけど……何か知ってるの?」
少女「何かって、例えばどんなこと?」
魔王「えっと……ここにいる人達のこととか、なんで私たちをここにに連れてきた理由とか……」
68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:44:19.68 ID:c9ds3kSHO
少女「……ここにいるたちはみんな浮浪者よ。もちろん私も含めてね……」
魔王「なんで、そんなひとばっかり……」
少女「想像だけど、浮浪者を拐っていってほうがリスクがなくていいんじゃないの? 誰も悲しむ人なんていないしね…………」
魔王「…………」
魔王「……そう………………」
69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:49:28.30 ID:+d4a7D3nO
魔王「うーん……」
少女「そっ、そんなに悩むこと……?」
魔王「だって分からないもん」
少女「……周りを見てみろ」
魔王「??」
少女「女性しかいないだろ? ……それに監禁ときた」
少女「ふっ、普通だったら分かるでしょ!?」
魔王「??」
少女「………………はぁ…………」
少女(空気読めよ………………)
80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 07:50:32.37 ID:c9ds3kSHO
カチャ
少女「!!」
魔王「!!」
初老「………そこのちっこいの」
初老「こっちこい」グイ
少女「っ…きゃあ!?」
魔王「しょ、少女ちゃん!」
バタン
魔王「あ…………」
88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 08:01:39.67 ID:c9ds3kSHO
魔王「…………どうしましょ!どうしましょ!」
魔王「少女ちゃんが連れていかれちゃった…………!」
…ガラガラガラガラガラガラ
魔王「……」ヒョコ
魔王「……しょ、少女ちゃん。どこに連れて行かれちゃうのかしら…………」
…ガラガラガラガラガラ
魔王「うん? あっち方向って……」
…ガラガラガラガラ
魔王「…………」
95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 08:11:15.77 ID:Dyq6pKqJ0
兵士「俺は王に遣えてる身だし、助ける事はできん」
兵士「……すまんな」
少女「…………ぃぇ」
兵士「……まぁ、なんだ」
兵士「俺はずっとこの城に居るし、できる限りのことなら手助けはできる」
少女「えっ……」
兵士「……これから辛いことが続くかもしれんが、頑張れよ」
少女「あ、ありがとう…………」
122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 08:49:51.86 ID:c9ds3kSHO
──────。
兵士「…………さて」
兵士「ここが、王の部屋だ」
少女「…………王」
ガチャ
兵士「失礼します!!」
少女「…………」
127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 09:01:48.17 ID:c9ds3kSHO
王様「おぉぉwwwwやっと来たかww」
兵士「……はい、先程より受け渡されました」
王様「そうか、そうかwwwwそちはもう下がってもよいぞwwwwww」
兵士「はっ……」チラッ
ガチャ
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 09:12:02.94 ID:c9ds3kSHO
王様「そうかwwwwそうかwwww」
王様「では少女よwwww」
王様「わらわはお主を間近で見たいwwwもっと、ちこうよれ、ちこうよれwwww」
少女「……はい、王様…………」
ササッ
王様「ぐふふふふふぅwwwww」
134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 09:32:49.32 ID:c9ds3kSHO
王様「…………!」
少女「はっ!」
王様「お、お主っ……!」
王様「わらわを叩きおったな!」
ガバッ!
少女「きゃあ!?」
王様「……ぐふふふふふぅwww…………」
王様「許さんぞ……許さんぞ…………!」
136 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 09:43:11.95 ID:c9ds3kSHO
少女「い……いや…………だっ、誰か…………」
王様「ぐふふふふふww誰も来ないわww」バサッ!
少女「!!」
王様「ぐふふww見た目によらず、いい乳しとるのぉwwww」
王様「では、美味しく頂くかのぉwwww」
少女「いっ、いっ……」
少女「いやああぁぁぁぁああ!!!!」
167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:07:05.82 ID:c9ds3kSHO
少女「…………私が浮浪者ってことはあの初老から聞いた?」
兵士「いっ、いや…………」
少女「そう……まぁ、いいわ」
少女「浮浪者になったのには理由があるの……」
兵士「ふむ……」
少女「でもその前に言っておかなければならないの……」
少女「私…………実は」
少女「…………」
少女「……人間じゃないの」
172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:26:19.07 ID:c9ds3kSHO
兵士「えっ?」
少女「……私魔物なのよ…………」
兵士「…………」
少女「実際は人間と魔物のハーフなんだけどね……」
173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:27:17.03 ID:mEiItIpM0
少女「で、私は小さな農村で生まれたの」
少女「ま、小さな村だったからね、私の母が魔物と交わって子供を生んだことはすぐ村中に知れ渡ったわ」
少女「……そしたら私たちの家族は村中から白い目で見られて迫害されたの」
少女「……で、ある日の事よ」
180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:54:34.18 ID:c9ds3kSHO
少女「迫害されてた私たちはこの地を離れ、また別の誰もいないところに越そう……」
少女「と思って家を出る準備をしていたところ、村人が家に火を放ったの」
兵士「!」
少女「しかも家を出る準備をしていたから、家中散らかってて思うように動けなかったの」
181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:05:08.46 ID:c9ds3kSHO
少女「…………燃え盛る火の中私は、あぁ…死ぬんだな、って思ったわ」
少女「……でも突然親が動き出してね、毛布をたくさん持ってきたの」
少女「正直何をしてるのか分からなかったわ。そりゃ、とても小さかった私を毛布で包み始めるんですもの」
少女「……私を包み終わると父と母は私を窓にめがけて思いっきり投げたのよ」
184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:13:12.51 ID:c9ds3kSHO
少女「私は窓を割ってそのまま空中を飛び、坂を転がって地面に叩きつけられたわ」
少女「そこからの記憶はあまり覚えてないけど、ただ自分の家が燃えていく光景だけが見えてて、その後気を失ったの」
少女「気が付いたときはもう朝で、家は真っ黒焦げだったわ……」
187 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:18:59.25 ID:c9ds3kSHO
兵士「……にしても、投げられてよく無事だったな」
少女「まぁね……投げられたのは一階だったし、たくさんの毛布に包まれてたし……」
少女「あと、窓を割って飛び出した瞬間を村人に見られてなかったの奇跡だったわ」
少女「もし見つかってたらどうなっていたことやら…………」
188 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:25:41.06 ID:c9ds3kSHO
少女「……それから私は浮浪者として、今まで生きてきたの」
少女「仕事ができないからお金が入らないし、服も買えない、食べ物も買えない」
少女「……だから、洞窟で寝泊まりしてゴミ箱を漁るのが私の日常となったわ」
190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:33:32.55 ID:c9ds3kSHO
少女「……そしたら変な男に連れ去られて、この様よ」
少女「…………」
少女「…………もう死んじゃいたい…………」
少女「こんな不幸な人生ばっかりじゃいやだよ…………」
兵士「…………」
191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:39:06.85 ID:c9ds3kSHO
兵士「…………名前」
少女「え?」
兵士「お前の名前を聞いてなかったな…………何て言う名前なんだ?」
少女「私には名前はないの……ただの少女」
兵士「でもお前には父と母がいたんだろう? 名前くらいあるだろう」
少女「あるけど教えない。その名前を呼んでいいのは父と、母だけ」
兵士「……そ、そうか…………」
194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 12:51:52.21 ID:c9ds3kSHO
少女「じゃあ、あなたは何て名前?」
兵士「俺か? 俺の名前も実は名前ないんだ……ただの兵士」
少女「ぶっw…人のこと言えないじゃない」
兵士「こっ、こっちにだって諸事情があるんだよ!」
少女「ははっ。だったら、どっちも名前がないってことじゃない。おかしいわね」
兵士「確かにな」
少女「ふふふふふふw」
兵士「ははははははw」
200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 13:32:09.31 ID:c9ds3kSHO
魔王「……次は、少女ちゃんを助けなきゃね」
────。
──。
兵士「……なっ、なんだったんだ。今さっきの…………」
兵士「!!」
兵士「何かがすごい勢いで近づいてくる!!」
209 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 14:42:52.88 ID:c9ds3kSHO
「うわああぁぁああ!」
魔王「あっ!やば!見張りに見つかった!」
「しっ、城に侵入者が来たああぁぁああ!!」
カランカラン!
魔王「あちゃ……まずいわね…………」
211 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 14:50:03.70 ID:c9ds3kSHO
兵士(こっ、こいつ…………)
「ごめん、ちょっと急いでるから早くそこを通して!」
兵士「うるさい!兵士たるもの、その職務は……」
「もぉ!早くどいて!」
ドオォォン!
兵士「ふごおぉぉっ!?」
213 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 14:55:14.76 ID:c9ds3kSHO
魔王「あっ……やっちゃった……!」
魔王「こっ、この際仕方ないわ! 死んでない見たいだし……!」
魔王「とっとりあえず中に入って少女を探さなきゃっ!」
タッタッタッタッ…
兵士「うっ……うぅ…………」
218 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:06:36.25 ID:c9ds3kSHO
タッタッタッタッ
魔王「あっ」
少女「あっ」
魔王「しょ、少女ちゃん!」
少女「なっ、何であなたがここにいるの?」
魔王「少女ちゃん、あなたを探しに来たのよ」
少女「私を…………?」
魔王「えぇ」
219 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:09:33.21 ID:c9ds3kSHO
魔王「……さっ、早く逃げよ!」
少女「あっ、うん……でも…………」
魔王「いいから早……」
王様「そうはさせんぞおおぉぉぉぉおお!!!!」
220 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:14:22.97 ID:c9ds3kSHO
王様「わらわの少女をどこへ連れていく気じゃああぁぁぁぁああ!!」
少女「ひっ……お、王様…………」
魔王「え! あれが!?」
王様「貴様ああぁぁぁぁああ許さんぞおぉぉ!!!!」
ブォン!!
魔王「っ!?」
223 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:21:21.28 ID:c9ds3kSHO
王様「ちいぃぃ…………避けおったか……」
王様「じゃがまだまだ行くぞぉ!!!」
魔王「くっ!?」
魔王「えぇいっ!!」
ドオォォォォオオン!
少女「!!」
少女「やっ……やった…………!」
シュウゥゥ…
王様「くっくっくっくっ……」
224 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:22:26.31 ID:k0nRJPV9O
王様「効かんのおぉぉ………!」
魔王「なっ……!」
王様「くぅふふふ……お主のは弱いのぉ…………」
王様「魔法と言うのは…」
王様「こういうものじゃ!!!!」
ドゴオォォォォオオン!
魔王「くううぅぅぅぅうう!!」
226 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:27:26.04 ID:rxu3bWFu0
少女「ああぁっ!!」
王様「くっくっくっくっ……」
魔王「ううぅぅ……」
魔王「あっ、あなた…………いったい何者なの……?」
王様「わらわか?」
王様「わらわは……」
王様「魔王じゃ…………」
228 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:33:00.22 ID:OWhdqW11O
魔王「そっ……そんなのはデタラメよ!!」
魔王「まっ……魔王は…………このあたしよ!!」
王様「おぉ!……まさかお主、先代の娘かっ!?」
魔王「ちっ、父を知ってるの……?」
王様「おぅおぅ、知っておるぞw」
魔王「なっ、何で…………?」
王様「それはのぉ…………」
王様「そなたの父は、わらわの息子だからじゃ…………」
231 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:37:38.04 ID:Th1V/ZT20
王様「つまり、わらわは先々代の魔王ということじゃ」
魔王「え…………?」
王様「お主は祖先に牙を向けておったのじゃ、罰当たりよのぉ」
魔王「なんでこんな……人間のフリを…………?」
王様「それはただの興じゃw魔物として暮らすのはちと不敏でのぉ……」
237 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:55:56.81 ID:c9ds3kSHO
王様「……話はここまでじゃ」
王様「はやく、その子を返してくるんかのぉ? できれば血の繋がっているものとは戦いたくない…………」
王様「さぁ……」
魔王「…………」
238 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:03:59.14 ID:c9ds3kSHO
王様「そうか…………」
王様「それは残念じゃぁ!!!」ダッ!
魔王「少女ちゃん下がって!!」
少女「はっ、はいっ!」
王様「きええぇぇぇぇええいっ!」ブォン!
魔王「うぉっ!?」サッ
248 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:25:05.29 ID:c9ds3kSHO
魔王(でもどうしよう……)
魔王(魔法じゃ叶いっこないし、武術なんかはもう論外だし…………)
魔王「はぁ……はぁ…………」
王様「……では、行くぞぉお!!」ダッ!
魔王「………てやっ!」サッ
ドオォォォォオオン!
249 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:32:46.64 ID:c9ds3kSHO
王様「ほほっ、たわいもないよのぉ」
魔王「うぅ…………」
少女(あぁ……あ……血が止まらない…………!)
少女「まっ、魔王……!」
魔王「しょ……少女ちゃん…………」
260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:54:24.88 ID:c9ds3kSHO
魔王「早く……逃げて…………」
少女「いっ……いやよ!」
魔王「……捕まる前に……早く……」
魔王「は……や…………く………………」バタ
少女「ぁ……あ…………」
少女「まっ、ま」
少女「魔王さああぁぁぁぁああん!!!!」
273 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 17:41:40.76 ID:c9ds3kSHO
少女「兵士さんごめんなさい」
兵士「しょ、少女……」
少女「魔王さんが死んで、その後自分が自分じゃなくなってて……」
少女「……気が付くと、王様が氷漬けになってたの…………そしたら今割れちゃった……」
兵士「…………」
少女「……ねぇ、兵士さん」
274 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 17:43:04.72 ID:dwkr1mus0
少女「あなたの主君を殺したあたしのことが憎い…………?」
兵士「…………あぁ」
少女「そぅ……」
兵士「……とても殺してやりたいと思ってる…………」
兵士「兵士としてな……」
少女「…………」
282 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:03:13.28 ID:c9ds3kSHO
兵士「すまんが俺はこれから傷の手当てに行ってくる」
少女「え……?」
兵士「ここじゃ薬が足りないから、遠くの街に行ってくる」
兵士「……手当てして戻って来るから、そん時に王の仇をとってやるから」
少女「…………分かった。楽しみに待っておくよ」
兵士「…………じゃあな。少女」
タッタッタッタッ
283 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:04:28.90 ID:Th1V/ZT20
──────。
少女「…………これから魔物の頂点に立たなきゃいけないんだね……」
少女「……この口調じゃ、物足りないよなぁ…………」
少女「………そうだ、王様みたいに……」
──────。
────。
──。
元魔王「…………と、以上がわらわの昔話じゃ」
女騎士「ふーん……」
294 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:26:08.07 ID:DlHF35MwO
女騎士「>>291」
元魔王「まぁ……人の昔話をそう言うな」
女騎士「で、結局その兵士ってやらは来たの?」
元魔王「それがのぉ……結局来なかったのじゃ…………」
女騎士「ふーん……その人あんたが怖くて逃げ出したんじゃ……」
元魔王「……むぅ…………そんなことは絶対にないはずじゃ……それに、あや……」
「おーい、女騎士!!助けに来てやったぞ」
─FIN
301 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:39:36.24 ID:4xTqbj0OO
─────とある治療所。
医者「…………はい、これで大丈夫です」
兵士「ありがとうございました」
医者「いえいえ。では、お大事に……」
兵士「どうも…………」
334 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:19:12.79 ID:c9ds3kSHO
兵士「やっぱ城に…………」
兵士「……いやいやいやいや」
兵士「だっ、だめだ」
兵士「ここは…………あきらめるしか……」
兵士「…………」グゥ
兵士「…………」
336 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:27:41.20 ID:c9ds3kSHO
兵士「…………そうだ」
兵士「金がなくても、外で狩りをすればいいじゃないか」
兵士「そしたらただで肉が食べれる……!」
兵士「…………」
兵士「…………」
兵士「…………武器を城に忘れてきてしまった……」
338 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:31:46.00 ID:c9ds3kSHO
兵士「うぅ…………どうやって魔物と戦えと……」
兵士「……素手で…………」
兵士「くぅ…………この状態では無理だな……」
兵士「…………」
兵士「はぁ…………絶望的だ……」
??「あの…………」
339 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:36:20.20 ID:c9ds3kSHO
兵士「?」
??「あの…………大丈夫ですか?」
兵士「あぁ……なんとか…………」
兵士「…………」グゥ
兵士「くっ……//」
??「お、お腹減ってるんですね…………」
340 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:40:48.20 ID:c9ds3kSHO
──────定食屋。
コトッ
兵士「ほっ、ほんとに頂いていいのか……?」
??「えぇ、私の奢りですから♪」
兵士「すっ、すまん! 恩に着る!」
兵士「……」ガツガツガツガツ!
342 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:48:35.35 ID:+aDyPTIC0
女戦士「そう……兵士さんと言うんですか」
兵士「……あぁ」
女戦士「…………」
女戦士「兵士さん、頼み事をしてもいいですか?」
兵士「……頼み事?」
女戦士「はい……」
350 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:20:24.99 ID:c9ds3kSHO
女戦士「実はこの近くにギルドがあるんですけど、今人手が足りなくて困っているのです」
兵士「ふむ」
女戦士「そこで兵士さんにはギルドに入ってほしいのです」
兵士「ふむ……」
352 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:27:53.20 ID:c9ds3kSHO
女戦士「毎日たくさんの依頼が来るんですけど、どうも全部に手が回らなくて…………」
兵士「…………」
兵士「……仕事をこなすと、報酬とかもらえるのか?」
女戦士「はい」
女戦士「依頼主と交渉して、その仕事内容に見合った報酬が出るシステムとなっています」
女戦士「後、ギルドには毎日朝、昼、晩、の三食分がでて、今日みたいに空腹で倒れることはないですよ?」
兵士「それは魅力的だな……」
女戦士「でしょ」
353 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:31:14.33 ID:c9ds3kSHO
兵士「うん、いいだろう」
兵士「その話乗った!!」
女戦士「ほんとですか!? 良かった……」
女戦士「……じゃあ、ギルドに案内するので付いてきてください」
355 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:41:20.81 ID:c9ds3kSHO
──────ギルド。
ガラッ
女戦士「……ここが私の所属しているギルドです」
女戦士「どうです? 結構賑やかな場所でしょ?」
兵士「……そうだな」
女戦士「じゃあ、そこのカウンターで登録を済ませてください」
兵士「……分かった」
女戦士「じゃ、私これから仕事があるんでもう行きますけど、お仕事頑張ってくださいね!」
タッタッタッタッ
兵士「…………」
357 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:49:49.13 ID:c9ds3kSHO
受付「よう! 新人さんかい?」
兵士「あっ、ああ…」
受付「そうか……じゃあこちらにサインしてくれ、簡単でいいから」
兵士「分かった」カキカキ
受付「…………よし、じゃあ、まず仕事内容から説明するよ」
359 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:59:47.36 ID:c9ds3kSHO
受付「じゃ、次の中から仕事を選んでくれ」
『ベビーシッター求む』
『南の洞窟の調査』
『不思議草の探索』
『護衛求む』
受付「とまぁ、今あるのはこれぐらいだ」
受付「さ、どれにする?」
兵士「ふむ……どれにしようか……?」
362 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 22:05:59.19 ID:c9ds3kSHO
兵士(……とりあえず、簡単なのから行こう)
兵士「この、ベビーシッターのやつで頼む」
受付「…………」
受付「…………」
受付「分かった! 頑張れよ!」
兵士(なんだったんだ、あの間は…………)
384 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 00:35:33.27 ID:kQRjTtW9O
兵士「報酬って、たったこれっぽっちなのか?」
受付「今回の仕事は簡単な方だったからね、これぐらいしか出ないよ」
兵士「くぅ……」
兵士(これだけの報酬じゃ、こん棒も買えやしない……)
兵士(次からは難易度の高い仕事をやらねば……)
389 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 00:58:45.82 ID:kQRjTtW9O
受付「ほぉ……こいつはいきなり難易度上げたね……」
兵士「まぁ、金に困ってるんでな……」
受付「ふーん……あ、一応この紙に依頼の内容を書いてるから目を通しておいてくれ」
受付「……じゃ、頑張れよ!」
392 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 01:14:23.89 ID:kQRjTtW9O
??「初めまして。護衛を頼みました、女商人と言います」
兵士「兵士だ。あんたが依頼人か?」
女商人「はい」
兵士「……そうか」
女商人「……それよりあなた、武器とかもって無さそうだけど大丈夫なの?」
兵士「あぁ……素手で何とかしてみます」
女商人「…………はぁ」
395 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 01:19:18.26 ID:kQRjTtW9O
女商人「兵士さん……これを」
兵士「……剣?」
兵士「これを俺にくれるのか?」
女商人「ただ貸すだけです」
女商人「依頼が終わったら返してくださいね」
401 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 01:33:56.40 ID:kQRjTtW9O
女商人「……私はもう寝るんで、見張りお願いしますね」
兵士「分かった」
女商人「…………」
兵士「…………」
女商人「…………兵士さん」
兵士「なんだ?」
女商人「私が寝てる間に変なことしちゃダメですよ……」
兵士「!」
女商人「じゃあ、お休みなさい……」
兵士「…………」
女商人「すぴー……」
兵士「…………」
409 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 02:16:23.38 ID:kQRjTtW9O
女商人「じゃ、兵士さんお元気で!」
兵士「あぁ、じゃあな……」
タッタッタッタッ
兵士「…………」
兵士「…………」
兵士「…………あっ」
兵士「帰り道のこと考えていなかった…………」
419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 02:49:52.22 ID:kQRjTtW9O
──────武器屋。
兵士「……とりあえず武器を買っとこう」
兵士「今日みたいなことになるのはごめんだからな……」
兵士「…………」ジャラ
兵士「……ふむ」
兵士「まだ少ないって言ってたけど……」
兵士「俺はこれが大金に見えるんだがなぁ……」
女戦士「……あっ、兵士さん!」
441 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 06:55:37.37 ID:kQRjTtW9O
兵士「これは起こすべきなんだろうか?」
兵士「……うむ、起こさないと任務にならない」
兵士「…………」
兵士「どうやって起こそうか……」
兵士「…………」
兵士「うーむ……」
ドラゴン「すぴー……」
452 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 08:13:52.09 ID:kQRjTtW9O
兵士「…………」ツンツン
ドラゴン「すぴー……」
兵士「…………」ツンツン
ドラゴン「…………」
兵士「…………」
兵士「あぁ! 起きやがれ」ブォン!
カン!
兵士「!!」
兵士「剣が折れちまった…………」
ドラゴン「がふぅ……」ムクッ
460 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 08:50:54.23 ID:kQRjTtW9O
──────なんやかんやで二年後。
兵士「よう」
受付「おぅ、兵士か」
受付「今日は要人の護衛の仕事が入ってきたんだが、どうだい?」
兵士「いや、いいよ……」
兵士「……それよりも討伐の仕事とか、ないか?」
受付「あぁ……ちょっと待ってろ」パラパラ
受付「……あいよ」
『ドラゴン討伐』
462 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 09:03:00.82 ID:kQRjTtW9O
受付「……これしかないがいいか?」
兵士「構わんよ」
受付「確かこれはお前が遂行できなかった任務だよな……」
受付「今度は行けそうか??」
兵士「…………」
兵士「あぁ、バッチリだ!」
463 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 09:11:18.82 ID:kQRjTtW9O
兵士「……てやっ!!」ザシュ!
ドラゴン「ぐるるあぁぁああ!」
ドラゴン「…………」スゥー
ドラゴン「あんぎゃああああああ!!」
ゴオオォォォォオオ!!
兵士「!!」サッ
482 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 11:20:34.60 ID:kQRjTtW9O
──────。
スタスタ
兵士「ふぅ…………」
兵士「ドラゴン討ち取ったり!!」
兵士「はーっはっはっはっ!!」
兵士「よし、早くギルドに報告するか!」
タッタッタッタッ
────。
──。
兵士「はぁ……はぁ……」
兵士「おっ、町が見えて……」
ゴオオォォォォオオ
兵士「!!」
兵士「町が燃えてる…………!」
483 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 11:32:20.33 ID:kQRjTtW9O
兵士「あっ……あ…………」
兵士「……なっ、な」
兵士「何があったんだ……」
兵士「…………くっ」
タッタッタッタッ
────。
──。
487 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 12:05:35.13 ID:kQRjTtW9O
兵士「少女…………!」
??「…………わらわの名は魔王」
魔王「魔物達の頂点に君臨する、王じゃ!!」
兵士「なっ……!」
魔王「…………」
魔王「わらわは少女と言う名ではない……」
489 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 12:16:28.81 ID:kQRjTtW9O
兵士「……しょ……魔王よ! 何でこんなことを……!」
魔王「…………人間は魔物を嫌う」
魔王「時として魔物を追いやり、我々の平安をぶち壊したのじゃ」
魔王「……これはその報復じゃ……」
493 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 12:47:07.59 ID:kQRjTtW9O
魔王「…………」
兵士「魔王…………」
魔王「……なぜあの後、わらわの城に戻ってこなかった?」
兵士「…………それは……」
魔王「お主が来ればこのようなことにはならなかったのにのぅ……」
兵士「くっ…………」
497 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 12:53:45.59 ID:kQRjTtW9O
魔王「ぐはははははは」
魔王「そうやって己の過ちをこれからも悔いるがいい!」バッ!
兵士「まっ、まお……」
兵士「くっ……逃げたか…………」
兵士「…………」
兵士「くそぉ……ぉ…………」
502 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 13:12:40.81 ID:kQRjTtW9O
兵士「あっ、ああ…………なんとか倒したよ」
受付「こいつ、ドラゴンの首まで持ち帰ったんだぜ!」
女戦士「スゴいですね!! 兵士さん!」
兵士「ああ…………」
504 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 13:20:02.64 ID:kQRjTtW9O
─────。
──。
兵士「…………」
兵士「…………少女」
兵士「お前がそうなったのは俺のせいなのか……?」
兵士「…………」
兵士「…………だったら」
兵士「俺がすべて終わらせないと…………!」
507 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 13:41:56.31 ID:kQRjTtW9O
受付「困っている人をみんな助ける!」
受付「これがうちのモットーだ!」
受付「魔物に襲われた町はみんな困り果てている…………そんなことを見過ごすわけにはいかん!」
受付「だろう!?」
兵士「あ、あぁ……」
508 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 13:47:58.11 ID:kQRjTtW9O
受付「……はっ」
受付「すっ、すまん……つい熱くなりすぎてしまった…………」
兵士「別に構わんが……」
兵士「それよりも、もう仕事の依頼は来ているのか?」
510 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:00:58.86 ID:kQRjTtW9O
受付「あぁ…たくさん来てるぜ」
受付「ほら、依頼書のリストだ」
兵士「あぁ…………」
兵士「ふむ…………」ペラペラ
兵士「…………!」
兵士「おい、これ……この依頼は誰がしたんだ?」
受付「あぁ、それか?」
受付「それは城のやつが依頼してきたやつだ」
受付「ったく……そんなことは民間人させず軍の方でやってほしいよな……」
兵士「…………だな」
『襲撃してきた魔物の調査』
512 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:09:45.91 ID:kQRjTtW9O
受付「ん? この依頼にするのか?」
兵士「ああ」
受付「まぁた、変わった依頼をするんだなぁ……」
受付「ま、死なん程度に頑張れよ!」
兵士「あぁ、分かってるよ」
兵士(少女……今度こそお前を…………!)
516 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:33:49.13 ID:kQRjTtW9O
女戦士「そうなんですか!?」
兵士「あぁ…………」
女戦士「じゃ、じゃあ、早速行きましょうよ!」
兵士「ちょっ、何でついてくる気なんだ!?」
女戦士「だって兵士さん危なっかしいですもん」
女戦士「誰か見張り役がいないと…………ね?」
兵士「……はぁ」
兵士「好きにしろ…………」
女戦士「えへへぇ…//」
517 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:42:21.10 ID:kQRjTtW9O
兵士「……だがその前に城によらなければならん」
兵士「王女直々に挨拶があるらしいからな……」
女戦士「お、王女様!?」
兵士「あぁ」
女戦士「そ、それはスゴいですね…………」
兵士「ま、とりあえず行くぞ…………」
兵士「……もうすぐ約束の時間だからな」
521 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:56:31.29 ID:kQRjTtW9O
──────宮廷。
補佐「……王女様、こちらがギルドの方々です」
兵士「…………」
女騎士「…………」
王女「ふむ…………」
王女「なかなか腕の立ちそうなやつらじゃの」
兵士「ははっ、ありがたきお言葉……」
王女「そなた、名はなんだ?」
兵士「わ、私ですか……?」
522 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:56:40.39 ID:vrKXAMvu0
王女「どうじゃ?」
王女「なかなかのネーミングセンスじゃろ?」
補佐(>>528。兵士、ドンマイだ)
勇者「あっ、ありがとうございます!」
532 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 15:46:47.84 ID:kQRjTtW9O
───────。
スタスタ
女戦士「……名前、勇者でいいんですか? 兵士さん」
勇者「ああ……むしろ勇者の方がいい」
女戦士「…………ふーん」
女戦士「で、その心当たりのある場所ってどこなんですか?」
女戦士「……勇者さん?」
勇者「…………」
534 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 16:04:20.37 ID:kQRjTtW9O
勇者「やつらの本拠地を知っている……」
女戦士「えっ!!」
勇者「これからそこに向う」
女戦士「…………」ポカーン
勇者「びびったのか?」
女騎士「そっ、そんなことないです!」
女戦士「ほっ、ほら!さっさと行きましょう!」
539 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 16:37:25.61 ID:kQRjTtW9O
魔王「今じゃ!者共!」
ワサワサワサワサワサ
勇者「!!」
女戦士「!!」
魔王「馬鹿よのぉ……自ずと敵陣に入ってくるとは…………」
魔王「しかも、すんなり捕まってしまうとわなぁ」
魔王「くっくっくっくっくっくっww」
勇者(…………ちくしょう!!)
543 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 16:51:21.73 ID:kQRjTtW9O
─────数日後。
勇者「うぅ…………」
勇者「空腹で死にそうだ…………」
勇者「うぅ…………ぅ……」
ガチャ
勇者「ん…………?」
側近「…………大丈夫ですか……勇者さん?」
546 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 17:05:44.25 ID:kQRjTtW9O
勇者「お……お前は…………?」
側近「私は魔王様に仕えている者です」ブチッ
勇者「…………!」
勇者「ど、どうして縄を切ったんだ?」
側近「…………」
側近「あなたたちを逃がすためです」
547 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 17:12:18.88 ID:kQRjTtW9O
勇者「な、何でだ……?」
側近「魔王様は間違った方向に向かっている」
側近「だから私は僕(しもべ)として、魔王様を正しい道へと更正させねばなりません」
側近「……その手前に、あなたたちを助けようと思ったのです」
側近「……積み償いとして」
549 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 17:18:05.45 ID:kQRjTtW9O
側近「…………よし」
側近「早く、ここからお逃げ下さい」
側近「ここの地図を渡しておきます。これをもう一方にも渡していますので、早くお逃げ下さい…………」
側近「、私はこれから魔王様の元に参りますゆえ……では」
カツッ カツッ
勇者「…………」
555 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 17:52:53.24 ID:kQRjTtW9O
勇者「まっ、魔王!」ダッ
魔王「なっ……お主か…………」
勇者「その傷はどうしたんだ!」
魔王「いや…………ちょっとな…………」
魔王「…………お、お主にやら……るはずだったんたんじゃがのぅ…………」
勇者「まっ、まってろ、今傷の手当てを……」
魔王「はぁ……はぁ……」
魔王「そっ、そんなことは…ふっ、ひつ……ようじゃ…………」
556 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 17:58:05.28 ID:kQRjTtW9O
魔王「…………もう、いいのじゃ」
勇者「よっ、よくはない!」
勇者「絶対に生きろ!!」
魔王「くくくっ…………」
魔王「さら……ば…………じゃ………………」
勇者「ま、魔王?」
勇者「魔王おおぉぉぉぉおお!!!!」
──────。
────。
──。
元魔王「…………」
勇者「…………」
女騎士(どうしたんでしょ?二人とも見つめ合っちゃって………………)
558 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:06:59.49 ID:kQRjTtW9O
元魔王「…………」
勇者「…………」
元魔王「………へ……勇者よ」
勇者「…………」
元魔王「久しぶりだな!」
勇者「…………」
元魔王「…………」
勇者「…………ぷっ」
559 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:09:35.66 ID:kQRjTtW9O
勇者「ぷははははははははは」
元魔王「なっ、何がおかしいのじゃ!」
勇者「久しぶりだな!……だって?」
勇者「もう笑いが止まらんよww」
560 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:21:51.19 ID:kQRjTtW9O
元魔王「おっ、怒っとらんのか?」
勇者「何を怒るんだよ?」
勇者「……むしろお前が生きてて俺は嬉しいぜ?」
元魔王「!!」ボッ
勇者「まぁ……その、なんだ?」
勇者「……お帰り」
─FIN
561 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:27:13.17 ID:PpfMnmOcO
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魔王「家賃はもう少し待ってもらえないでしょうか?」
大家「はぁ? あんたいつまで滞納させる気だい!?」
魔王「いっ、いや、ほんとにもう少しで払えそうなんで……」
大家「その言葉はもう聞きあきたよ!」
大家「もうあんたはここから出てってもらうからね!!」
魔王「!?」
魔王「そっ、それは無理ですよぉ……」
大家「いんやっ! 出ていきな!」
大家「あと、家具は全部家賃として全部もらいますからね!」
魔王(はうぅ……)
大家「ったく……偉そうなマントを来てるくせに無一文だなんてねぇ……」
大家「そんなお金があったら家賃を払えってんだよ」
魔王「……すいません」
魔王「お父さんのところを飛び出してまで人間界に来たのに…………」
魔王「こんな生活を送ることになるなんてね……」
魔王「……お父さんに申し訳がたたないや…………」
魔王「…………」
魔王「……こんな生活を送ってちゃダメだ」
魔王「早くなんとかしなくちゃ!」
魔王のスペックは当然幼女なんだろうな?
21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:12:21.69 ID:c9ds3kSHO>>19 想像に任せるよ。
──────。
トボトボ
魔王「…………」
魔王「…………」
トボトボ
魔王「…………」
魔王「………うっ」ポロポロ
魔王「……ぐすっ…………ひぐっ……」ポロポロ
魔王「うわああぁぁぁぁああん!!」
タッタッタッタッタッタ…
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 04:07:48.66 ID:c9ds3kSHO──────。
トボトボ
魔王「…………」
魔王「…………」
トボトボ
魔王「…………」
魔王「………うっ」ポロポロ
魔王「……ぐすっ…………ひぐっ……」ポロポロ
魔王「うわああぁぁぁぁああん!!」
タッタッタッタッタッタ…
──────ハローワーク。
魔王「……なにかお仕事がないでしょうか?」
男「……」
男「学歴なし、就職歴なし、資格なし」
男「あなたハローワークなめてます?」
魔王「いっ、いえ……」
男「こんなんで仕事探せると思ってんすか!?」
男「もうハローワークに二度と来んな!!」
若者「……もしもし、そこのお嬢さん。ちょっといいかなぁ?」
魔王「? なんでしょうか?」
若者「ちょっと、いい話があるんだけどねぇ」
魔王「いい話?」
若者「あぁ、ちょっと頑張るだけでガッポガッポ儲かる話♪」
魔王「えっ!?」
若者「おっ、興味があるみたいだね?」
魔王「はいっ!ちょっとじゃなくて、とても!」
若者「それは良かった」
魔王「で、どんな話なんですか?」
若者「えっと、この城下町からちょっと離れた村で僕は働いてるんだけどね」
若者「そこの働いてる店は楽しい上に、とっても給料がいいんだ」
若者「……でも、最近になって困ったことが起きているんだ…………」
魔王「どうしたんですか?」
若者「ちょっと人手が足りなくてね……今、店の運営がうまく行ってないんだ…………」
魔王「それは大変ですねぇ…………」
若者「そうなんだ……」
若者「……だから君が店に来てもらって、手伝って欲しいんだ」
魔王「えっ……!?」
若者「あぁ。学歴とか就職歴とか、資格とか何にも必要ないからさ」
魔王「いっ、いいんですか……?」
若者「もちろん!」
魔王「でっ、では喜んで手伝わせていただきます!」
──────とある村。
スタスタ
若者「……さっ、この店だよ」
魔王「おぉ……何だかいい感じの店ですね」
魔王「喫茶店……ですか?」
若者「まっ、とりあえず店の中で話そうか」
カラララァン
魔王「わぁ……店の中もいい雰囲気ですねぇ……」
若者「でしょ」
若者「ささっ、とりあえず奥にスタッフルームがあるから、付いてきて」
魔王「はいっ!」
────。
──。
若者「さっ、ここだよ」
ガチャ
魔王「失礼しま……」
ガンッ!
魔王「わっ!!」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
魔王「うっ、動いてる……!」
魔王「それより、私は何でこんなところに……?」
魔王「…………若い男の人に声をかけられて……お仕事を紹介してもらって……」
魔王「……んで、お店まで案内してもらって、それから…………」
魔王「…………うーん……思い出せない…………」
ガラガラガラ……ガラッ
魔王「? 止まった……?」
これは良いカイジ
50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:44:04.40 ID:c9ds3kSHO>>46 ざわ…ざわ…
ガチャ
初老「おいっ……さっさと降りろ…………」
魔王「だっ、だれ!?」
初老「……うだうだ言ってねえでさっさと降りろぉ!!」グイッ
魔王「きゃっ!なっ、何をするの!」
初老「うっせぇ、こちとら仕事なんだ! ぎゃあぎゃあ騒ぐんじねぇ!!」
魔王「ひっ………」
初老「ほらぁ! ぼさっとしねぇで、きびきび歩けぇっ!!」
51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 05:46:03.83 ID:QnQibcvdOガチャ
初老「おいっ……さっさと降りろ…………」
魔王「だっ、だれ!?」
初老「……うだうだ言ってねえでさっさと降りろぉ!!」グイッ
魔王「きゃっ!なっ、何をするの!」
初老「うっせぇ、こちとら仕事なんだ! ぎゃあぎゃあ騒ぐんじねぇ!!」
魔王「ひっ………」
初老「ほらぁ! ぼさっとしねぇで、きびきび歩けぇっ!!」
>>50
書き込み時間が魔王っぽいな
55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:02:17.39 ID:c9ds3kSHO書き込み時間が魔王っぽいな
初老「……薄ぎたねぇ、肥溜めさ」
初老「けーっけっけっけっけw」
────。
──。
ガチャ
初老「……ここだ。さぁ、中には入れ」
魔王「……うっ」
魔王(ほっ、ほんとに肥溜めみたいな小屋ね……)
スタスタ
初老「……よし」
初老「俺はまだ仕事があるからいなくなるけど……」
初老「……この小屋から逃げるんじゃねぇぞ?」
バタン
…カチャ
魔王「……鍵を閉められちゃったか…………」
魔王「…………」
魔王「はぁ…………大変なことになっ……」
グスグス…
魔王「…………ん?」
グスグス…
魔王「!!」
魔王「暗くて分からなかったけど…………よく見ると人が一杯いるわ……」
魔王「…………わたしの他にもつれてこられたねかな……?」
??「……あら?新しい人が来たようね…………」
魔王「あ、あなたは誰?」
??「……名前はないわ。ただの少女よ。」
魔王「……少女ちゃんでいいかしら?」
少女「えぇ。間違っても、幼女って呼ばないでね」
魔王「うっ、うん。分かった……」
魔王「……で、少女ちゃん」
魔王「今さっき、新しい人が来たって言ってたけど……何か知ってるの?」
少女「何かって、例えばどんなこと?」
魔王「えっと……ここにいる人達のこととか、なんで私たちをここにに連れてきた理由とか……」
少女「……ここにいるたちはみんな浮浪者よ。もちろん私も含めてね……」
魔王「なんで、そんなひとばっかり……」
少女「想像だけど、浮浪者を拐っていってほうがリスクがなくていいんじゃないの? 誰も悲しむ人なんていないしね…………」
魔王「…………」
魔王「……そう………………」
幼女!!
70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 06:51:58.92 ID:/N/QirLoOこの書き方は…鬱虎マンの作者?
72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 07:03:31.78 ID:c9ds3kSHO>>70 ご名答
魔王「…………で、なんで私たちはここに連れてこられたの?」
少女「……悪いけどそこまで分からないの。そういう話は聞いたことないし」
少女「……でもいいことのために連れてこられたんじゃないでしょうね…………」
魔王「…………」
73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 07:19:25.71 ID:c9ds3kSHO魔王「…………で、なんで私たちはここに連れてこられたの?」
少女「……悪いけどそこまで分からないの。そういう話は聞いたことないし」
少女「……でもいいことのために連れてこられたんじゃないでしょうね…………」
魔王「…………」
魔王「うーん……」
少女「そっ、そんなに悩むこと……?」
魔王「だって分からないもん」
少女「……周りを見てみろ」
魔王「??」
少女「女性しかいないだろ? ……それに監禁ときた」
少女「ふっ、普通だったら分かるでしょ!?」
魔王「??」
少女「………………はぁ…………」
少女(空気読めよ………………)
カチャ
少女「!!」
魔王「!!」
初老「………そこのちっこいの」
初老「こっちこい」グイ
少女「っ…きゃあ!?」
魔王「しょ、少女ちゃん!」
バタン
魔王「あ…………」
魔王「…………どうしましょ!どうしましょ!」
魔王「少女ちゃんが連れていかれちゃった…………!」
…ガラガラガラガラガラガラ
魔王「……」ヒョコ
魔王「……しょ、少女ちゃん。どこに連れて行かれちゃうのかしら…………」
…ガラガラガラガラガラ
魔王「うん? あっち方向って……」
…ガラガラガラガラ
魔王「…………」
魔法使わないのかよww
とりあえずガラガラってなんの効果音なんだろうな
がらがらへーびがやってくるー
102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 08:21:22.73 ID:c9ds3kSHOとりあえずガラガラってなんの効果音なんだろうな
がらがらへーびがやってくるー
>>95 馬車
──────。
少女「…………」
初老「おい、そこの兵士」
兵士「ん? …あぁ、なんだ貴様か」
初老「注文なさった商品を持ってきたぜぇ…」
兵士「そうか、ご苦労だったな。ほら、代金だ」
初老「うぇっへっへっへっw毎度ありぃ」
118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 08:40:47.75 ID:c9ds3kSHO──────。
少女「…………」
初老「おい、そこの兵士」
兵士「ん? …あぁ、なんだ貴様か」
初老「注文なさった商品を持ってきたぜぇ…」
兵士「そうか、ご苦労だったな。ほら、代金だ」
初老「うぇっへっへっへっw毎度ありぃ」
兵士「俺は王に遣えてる身だし、助ける事はできん」
兵士「……すまんな」
少女「…………ぃぇ」
兵士「……まぁ、なんだ」
兵士「俺はずっとこの城に居るし、できる限りのことなら手助けはできる」
少女「えっ……」
兵士「……これから辛いことが続くかもしれんが、頑張れよ」
少女「あ、ありがとう…………」
──────。
兵士「…………さて」
兵士「ここが、王の部屋だ」
少女「…………王」
ガチャ
兵士「失礼します!!」
少女「…………」
王様「おぉぉwwwwやっと来たかww」
兵士「……はい、先程より受け渡されました」
王様「そうか、そうかwwwwそちはもう下がってもよいぞwwwwww」
兵士「はっ……」チラッ
ガチャ
王様「そうかwwwwそうかwwww」
王様「では少女よwwww」
王様「わらわはお主を間近で見たいwwwもっと、ちこうよれ、ちこうよれwwww」
少女「……はい、王様…………」
ササッ
王様「ぐふふふふふぅwwwww」
王様「…………!」
少女「はっ!」
王様「お、お主っ……!」
王様「わらわを叩きおったな!」
ガバッ!
少女「きゃあ!?」
王様「……ぐふふふふふぅwww…………」
王様「許さんぞ……許さんぞ…………!」
少女「い……いや…………だっ、誰か…………」
王様「ぐふふふふふww誰も来ないわww」バサッ!
少女「!!」
王様「ぐふふww見た目によらず、いい乳しとるのぉwwww」
王様「では、美味しく頂くかのぉwwww」
少女「いっ、いっ……」
少女「いやああぁぁぁぁああ!!!!」
少女「…………私が浮浪者ってことはあの初老から聞いた?」
兵士「いっ、いや…………」
少女「そう……まぁ、いいわ」
少女「浮浪者になったのには理由があるの……」
兵士「ふむ……」
少女「でもその前に言っておかなければならないの……」
少女「私…………実は」
少女「…………」
少女「……人間じゃないの」
兵士「えっ?」
少女「……私魔物なのよ…………」
兵士「…………」
少女「実際は人間と魔物のハーフなんだけどね……」
・・・なんでおとなしく犯されたん
175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:36:30.39 ID:c9ds3kSHO>>173
兵士「だ、だったらあの場で王を返り討ちにできたんじゃ……」
少女「そんなこと言ったって所詮は魔物と人間のハーフ、普通の魔物より力は劣るわ」
少女「それにまだ体小さいし、人間の男に敵うはずないじゃない……」
177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 11:41:27.10 ID:c9ds3kSHO兵士「だ、だったらあの場で王を返り討ちにできたんじゃ……」
少女「そんなこと言ったって所詮は魔物と人間のハーフ、普通の魔物より力は劣るわ」
少女「それにまだ体小さいし、人間の男に敵うはずないじゃない……」
少女「で、私は小さな農村で生まれたの」
少女「ま、小さな村だったからね、私の母が魔物と交わって子供を生んだことはすぐ村中に知れ渡ったわ」
少女「……そしたら私たちの家族は村中から白い目で見られて迫害されたの」
少女「……で、ある日の事よ」
少女「迫害されてた私たちはこの地を離れ、また別の誰もいないところに越そう……」
少女「と思って家を出る準備をしていたところ、村人が家に火を放ったの」
兵士「!」
少女「しかも家を出る準備をしていたから、家中散らかってて思うように動けなかったの」
少女「…………燃え盛る火の中私は、あぁ…死ぬんだな、って思ったわ」
少女「……でも突然親が動き出してね、毛布をたくさん持ってきたの」
少女「正直何をしてるのか分からなかったわ。そりゃ、とても小さかった私を毛布で包み始めるんですもの」
少女「……私を包み終わると父と母は私を窓にめがけて思いっきり投げたのよ」
少女「私は窓を割ってそのまま空中を飛び、坂を転がって地面に叩きつけられたわ」
少女「そこからの記憶はあまり覚えてないけど、ただ自分の家が燃えていく光景だけが見えてて、その後気を失ったの」
少女「気が付いたときはもう朝で、家は真っ黒焦げだったわ……」
兵士「……にしても、投げられてよく無事だったな」
少女「まぁね……投げられたのは一階だったし、たくさんの毛布に包まれてたし……」
少女「あと、窓を割って飛び出した瞬間を村人に見られてなかったの奇跡だったわ」
少女「もし見つかってたらどうなっていたことやら…………」
少女「……それから私は浮浪者として、今まで生きてきたの」
少女「仕事ができないからお金が入らないし、服も買えない、食べ物も買えない」
少女「……だから、洞窟で寝泊まりしてゴミ箱を漁るのが私の日常となったわ」
少女「……そしたら変な男に連れ去られて、この様よ」
少女「…………」
少女「…………もう死んじゃいたい…………」
少女「こんな不幸な人生ばっかりじゃいやだよ…………」
兵士「…………」
兵士「…………名前」
少女「え?」
兵士「お前の名前を聞いてなかったな…………何て言う名前なんだ?」
少女「私には名前はないの……ただの少女」
兵士「でもお前には父と母がいたんだろう? 名前くらいあるだろう」
少女「あるけど教えない。その名前を呼んでいいのは父と、母だけ」
兵士「……そ、そうか…………」
少女「じゃあ、あなたは何て名前?」
兵士「俺か? 俺の名前も実は名前ないんだ……ただの兵士」
少女「ぶっw…人のこと言えないじゃない」
兵士「こっ、こっちにだって諸事情があるんだよ!」
少女「ははっ。だったら、どっちも名前がないってことじゃない。おかしいわね」
兵士「確かにな」
少女「ふふふふふふw」
兵士「ははははははw」
>ただいま
──────。
兵士「……もうそろそろ帰るか…………」
少女「うん。じゃ、またね」
兵士「…………」
少女「どうしたの?」
兵士「……また、来てもいいか?」
少女「えぇ、いいわよ」
兵士「そうか……じゃ、またな」
ガチャ
少女「…………」
少女「ふふ…………」
208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 14:39:20.84 ID:c9ds3kSHO──────。
兵士「……もうそろそろ帰るか…………」
少女「うん。じゃ、またね」
兵士「…………」
少女「どうしたの?」
兵士「……また、来てもいいか?」
少女「えぇ、いいわよ」
兵士「そうか……じゃ、またな」
ガチャ
少女「…………」
少女「ふふ…………」
魔王「……次は、少女ちゃんを助けなきゃね」
────。
──。
兵士「……なっ、なんだったんだ。今さっきの…………」
兵士「!!」
兵士「何かがすごい勢いで近づいてくる!!」
「うわああぁぁああ!」
魔王「あっ!やば!見張りに見つかった!」
「しっ、城に侵入者が来たああぁぁああ!!」
カランカラン!
魔王「あちゃ……まずいわね…………」
兵士(こっ、こいつ…………)
「ごめん、ちょっと急いでるから早くそこを通して!」
兵士「うるさい!兵士たるもの、その職務は……」
「もぉ!早くどいて!」
ドオォォン!
兵士「ふごおぉぉっ!?」
魔王「あっ……やっちゃった……!」
魔王「こっ、この際仕方ないわ! 死んでない見たいだし……!」
魔王「とっとりあえず中に入って少女を探さなきゃっ!」
タッタッタッタッ…
兵士「うっ……うぅ…………」
タッタッタッタッ
魔王「あっ」
少女「あっ」
魔王「しょ、少女ちゃん!」
少女「なっ、何であなたがここにいるの?」
魔王「少女ちゃん、あなたを探しに来たのよ」
少女「私を…………?」
魔王「えぇ」
魔王「……さっ、早く逃げよ!」
少女「あっ、うん……でも…………」
魔王「いいから早……」
王様「そうはさせんぞおおぉぉぉぉおお!!!!」
王様「わらわの少女をどこへ連れていく気じゃああぁぁぁぁああ!!」
少女「ひっ……お、王様…………」
魔王「え! あれが!?」
王様「貴様ああぁぁぁぁああ許さんぞおぉぉ!!!!」
ブォン!!
魔王「っ!?」
王様「ちいぃぃ…………避けおったか……」
王様「じゃがまだまだ行くぞぉ!!!」
魔王「くっ!?」
魔王「えぇいっ!!」
ドオォォォォオオン!
少女「!!」
少女「やっ……やった…………!」
シュウゥゥ…
王様「くっくっくっくっ……」
王様バラモスじゃねぇの?wwww
225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:26:13.26 ID:c9ds3kSHO王様「効かんのおぉぉ………!」
魔王「なっ……!」
王様「くぅふふふ……お主のは弱いのぉ…………」
王様「魔法と言うのは…」
王様「こういうものじゃ!!!!」
ドゴオォォォォオオン!
魔王「くううぅぅぅぅうう!!」
さすが王様wwwもっとやれwww
227 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:30:56.01 ID:c9ds3kSHO少女「ああぁっ!!」
王様「くっくっくっくっ……」
魔王「ううぅぅ……」
魔王「あっ、あなた…………いったい何者なの……?」
王様「わらわか?」
王様「わらわは……」
王様「魔王じゃ…………」
ニャ王だと!
230 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:37:17.50 ID:c9ds3kSHO魔王「そっ……そんなのはデタラメよ!!」
魔王「まっ……魔王は…………このあたしよ!!」
王様「おぉ!……まさかお主、先代の娘かっ!?」
魔王「ちっ、父を知ってるの……?」
王様「おぅおぅ、知っておるぞw」
魔王「なっ、何で…………?」
王様「それはのぉ…………」
王様「そなたの父は、わらわの息子だからじゃ…………」
おじいさまwwwwwwwwwwwwwwww
232 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 15:45:36.69 ID:c9ds3kSHO王様「つまり、わらわは先々代の魔王ということじゃ」
魔王「え…………?」
王様「お主は祖先に牙を向けておったのじゃ、罰当たりよのぉ」
魔王「なんでこんな……人間のフリを…………?」
王様「それはただの興じゃw魔物として暮らすのはちと不敏でのぉ……」
王様「……話はここまでじゃ」
王様「はやく、その子を返してくるんかのぉ? できれば血の繋がっているものとは戦いたくない…………」
王様「さぁ……」
魔王「…………」
>ばいばいおサルさん、て言われた……
魔王「…………」
少女「…………」グイ
魔王「少女ちゃん…………」
魔王「…………」
少女「…………」ギュッ
魔王「分かったよ、少女ちゃん…………」
魔王「…………」
魔王「…………ご先祖様」
王様「おぉ…渡してくれる気に……」
魔王「いいえ、この子は渡せません……!」
243 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:10:40.01 ID:c9ds3kSHO魔王「…………」
少女「…………」グイ
魔王「少女ちゃん…………」
魔王「…………」
少女「…………」ギュッ
魔王「分かったよ、少女ちゃん…………」
魔王「…………」
魔王「…………ご先祖様」
王様「おぉ…渡してくれる気に……」
魔王「いいえ、この子は渡せません……!」
王様「そうか…………」
王様「それは残念じゃぁ!!!」ダッ!
魔王「少女ちゃん下がって!!」
少女「はっ、はいっ!」
王様「きええぇぇぇぇええいっ!」ブォン!
魔王「うぉっ!?」サッ
魔王(でもどうしよう……)
魔王(魔法じゃ叶いっこないし、武術なんかはもう論外だし…………)
魔王「はぁ……はぁ…………」
王様「……では、行くぞぉお!!」ダッ!
魔王「………てやっ!」サッ
ドオォォォォオオン!
魔王「…………」
王様「…………」
魔王「…………」
王様「…………」
魔王「…………」
王様「…………ふっ」
魔王「…………!」プシャアァァァァ
少女「ああっ!!」
250 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:35:17.83 ID:f4sDkEGd0 ?PLT(12004)王様「…………」
魔王「…………」
王様「…………」
魔王「…………」
王様「…………ふっ」
魔王「…………!」プシャアァァァァ
少女「ああっ!!」
潮吹いた!
251 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:36:02.63 ID:YQSgTCzK0>>250
絶対誰か言うと思った
255 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 16:45:14.05 ID:c9ds3kSHO絶対誰か言うと思った
王様「ほほっ、たわいもないよのぉ」
魔王「うぅ…………」
少女(あぁ……あ……血が止まらない…………!)
少女「まっ、魔王……!」
魔王「しょ……少女ちゃん…………」
魔王「早く……逃げて…………」
少女「いっ……いやよ!」
魔王「……捕まる前に……早く……」
魔王「は……や…………く………………」バタ
少女「ぁ……あ…………」
少女「まっ、ま」
少女「魔王さああぁぁぁぁああん!!!!」
少女「兵士さんごめんなさい」
兵士「しょ、少女……」
少女「魔王さんが死んで、その後自分が自分じゃなくなってて……」
少女「……気が付くと、王様が氷漬けになってたの…………そしたら今割れちゃった……」
兵士「…………」
少女「……ねぇ、兵士さん」
効果音で笑いがこみ上げるw
いいぞもっとやれ
281 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 17:57:22.38 ID:c9ds3kSHOいいぞもっとやれ
>>274 頼むから笑わんでくれ……
少女「…………悪いけどここから出ていってくれる?」
兵士「…………」
少女「ここを魔物たちの拠点として、築き上げていきたいの……」
兵士「…………」
少女「…………だから……」
少女「人間のあなたがいられても困るのよ……」
兵士「…………」
兵士「…………少女」
276 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 17:47:11.92 ID:c9ds3kSHO少女「…………悪いけどここから出ていってくれる?」
兵士「…………」
少女「ここを魔物たちの拠点として、築き上げていきたいの……」
兵士「…………」
少女「…………だから……」
少女「人間のあなたがいられても困るのよ……」
兵士「…………」
兵士「…………少女」
少女「あなたの主君を殺したあたしのことが憎い…………?」
兵士「…………あぁ」
少女「そぅ……」
兵士「……とても殺してやりたいと思ってる…………」
兵士「兵士としてな……」
少女「…………」
兵士「すまんが俺はこれから傷の手当てに行ってくる」
少女「え……?」
兵士「ここじゃ薬が足りないから、遠くの街に行ってくる」
兵士「……手当てして戻って来るから、そん時に王の仇をとってやるから」
少女「…………分かった。楽しみに待っておくよ」
兵士「…………じゃあな。少女」
タッタッタッタッ
なん・・・だと・・・
290 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:21:53.98 ID:c9ds3kSHO──────。
少女「…………これから魔物の頂点に立たなきゃいけないんだね……」
少女「……この口調じゃ、物足りないよなぁ…………」
少女「………そうだ、王様みたいに……」
──────。
────。
──。
元魔王「…………と、以上がわらわの昔話じゃ」
女騎士「ふーん……」
>>290
なかなか良かったぞ
少女の親父は相当な魔族だったのか?
291 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:22:38.51 ID:EEQeqHPnOなかなか良かったぞ
少女の親父は相当な魔族だったのか?
……つまんね…あ、ごめん
293 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:23:16.62 ID:mEiItIpM0>>291
なら見んな
兵士はどうなったんだ・・・
298 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:35:16.52 ID:c9ds3kSHOなら見んな
兵士はどうなったんだ・・・
女騎士「>>291」
元魔王「まぁ……人の昔話をそう言うな」
女騎士「で、結局その兵士ってやらは来たの?」
元魔王「それがのぉ……結局来なかったのじゃ…………」
女騎士「ふーん……その人あんたが怖くて逃げ出したんじゃ……」
元魔王「……むぅ…………そんなことは絶対にないはずじゃ……それに、あや……」
「おーい、女騎士!!助けに来てやったぞ」
─FIN
魔王たんいたお( ^ω^)
302 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:40:12.50 ID:c9ds3kSHO>うん……まだレス残ってるけど、どうしようか?
別にここで終わっても構わないけど。
305 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:42:55.76 ID:DaEPPaCb0別にここで終わっても構わないけど。
>>302
前回と今回の登場人物の中から誰か一人決めてアナザーストーリー
308 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:51:52.80 ID:c9ds3kSHO前回と今回の登場人物の中から誰か一人決めてアナザーストーリー
>>305
んじゃ、それだったら多数決で
前スレみたい書けるかどうか分からないけど……
309 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 18:54:06.02 ID:FZ1XDrQf0んじゃ、それだったら多数決で
前スレみたい書けるかどうか分からないけど……
>>302
かまわん続けたまえ
311 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 19:03:05.50 ID:c9ds3kSHOかまわん続けたまえ
>言い方悪かったかも…………
どの登場人物の話が読みたい?
ちなみに…………
魔王(娘)
魔王(祖父)
魔王(側近)
元魔王(少女)
少女の両親
勇者(兵士)
女騎士(女戦士)
王女
魔女
シルフ
ハーピィ
スライム
ラミア(メイド)
ムック
ゾンビ
ジャックフロスト
キュクロプス
大家
補佐
が今回+前回の登場人物(多っ
326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 19:52:26.54 ID:c9ds3kSHOどの登場人物の話が読みたい?
ちなみに…………
魔王(娘)
魔王(祖父)
魔王(側近)
元魔王(少女)
少女の両親
勇者(兵士)
女騎士(女戦士)
王女
魔女
シルフ
ハーピィ
スライム
ラミア(メイド)
ムック
ゾンビ
ジャックフロスト
キュクロプス
大家
補佐
が今回+前回の登場人物(多っ
─────とある治療所。
医者「…………はい、これで大丈夫です」
兵士「ありがとうございました」
医者「いえいえ。では、お大事に……」
兵士「どうも…………」
兵士「やっぱ城に…………」
兵士「……いやいやいやいや」
兵士「だっ、だめだ」
兵士「ここは…………あきらめるしか……」
兵士「…………」グゥ
兵士「…………」
兵士「…………そうだ」
兵士「金がなくても、外で狩りをすればいいじゃないか」
兵士「そしたらただで肉が食べれる……!」
兵士「…………」
兵士「…………」
兵士「…………武器を城に忘れてきてしまった……」
兵士「うぅ…………どうやって魔物と戦えと……」
兵士「……素手で…………」
兵士「くぅ…………この状態では無理だな……」
兵士「…………」
兵士「はぁ…………絶望的だ……」
??「あの…………」
兵士「?」
??「あの…………大丈夫ですか?」
兵士「あぁ……なんとか…………」
兵士「…………」グゥ
兵士「くっ……//」
??「お、お腹減ってるんですね…………」
──────定食屋。
コトッ
兵士「ほっ、ほんとに頂いていいのか……?」
??「えぇ、私の奢りですから♪」
兵士「すっ、すまん! 恩に着る!」
兵士「……」ガツガツガツガツ!
女戦士きたあああああああああああああwktk
343 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 20:56:24.00 ID:XsmEEwyP0初初しいwwwwwww
344 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/07(日) 21:00:50.63 ID:c9ds3kSHO女戦士「そう……兵士さんと言うんですか」
兵士「……あぁ」
女戦士「…………」
女戦士「兵士さん、頼み事をしてもいいですか?」
兵士「……頼み事?」
女戦士「はい……」
女戦士「実はこの近くにギルドがあるんですけど、今人手が足りなくて困っているのです」
兵士「ふむ」
女戦士「そこで兵士さんにはギルドに入ってほしいのです」
兵士「ふむ……」
女戦士「毎日たくさんの依頼が来るんですけど、どうも全部に手が回らなくて…………」
兵士「…………」
兵士「……仕事をこなすと、報酬とかもらえるのか?」
女戦士「はい」
女戦士「依頼主と交渉して、その仕事内容に見合った報酬が出るシステムとなっています」
女戦士「後、ギルドには毎日朝、昼、晩、の三食分がでて、今日みたいに空腹で倒れることはないですよ?」
兵士「それは魅力的だな……」
女戦士「でしょ」
兵士「うん、いいだろう」
兵士「その話乗った!!」
女戦士「ほんとですか!? 良かった……」
女戦士「……じゃあ、ギルドに案内するので付いてきてください」
──────ギルド。
ガラッ
女戦士「……ここが私の所属しているギルドです」
女戦士「どうです? 結構賑やかな場所でしょ?」
兵士「……そうだな」
女戦士「じゃあ、そこのカウンターで登録を済ませてください」
兵士「……分かった」
女戦士「じゃ、私これから仕事があるんでもう行きますけど、お仕事頑張ってくださいね!」
タッタッタッタッ
兵士「…………」
受付「よう! 新人さんかい?」
兵士「あっ、ああ…」
受付「そうか……じゃあこちらにサインしてくれ、簡単でいいから」
兵士「分かった」カキカキ
受付「…………よし、じゃあ、まず仕事内容から説明するよ」
受付「じゃ、次の中から仕事を選んでくれ」
『ベビーシッター求む』
『南の洞窟の調査』
『不思議草の探索』
『護衛求む』
受付「とまぁ、今あるのはこれぐらいだ」
受付「さ、どれにする?」
兵士「ふむ……どれにしようか……?」
兵士(……とりあえず、簡単なのから行こう)
兵士「この、ベビーシッターのやつで頼む」
受付「…………」
受付「…………」
受付「分かった! 頑張れよ!」
兵士(なんだったんだ、あの間は…………)
兵士「報酬って、たったこれっぽっちなのか?」
受付「今回の仕事は簡単な方だったからね、これぐらいしか出ないよ」
兵士「くぅ……」
兵士(これだけの報酬じゃ、こん棒も買えやしない……)
兵士(次からは難易度の高い仕事をやらねば……)
受付「ほぉ……こいつはいきなり難易度上げたね……」
兵士「まぁ、金に困ってるんでな……」
受付「ふーん……あ、一応この紙に依頼の内容を書いてるから目を通しておいてくれ」
受付「……じゃ、頑張れよ!」
??「初めまして。護衛を頼みました、女商人と言います」
兵士「兵士だ。あんたが依頼人か?」
女商人「はい」
兵士「……そうか」
女商人「……それよりあなた、武器とかもって無さそうだけど大丈夫なの?」
兵士「あぁ……素手で何とかしてみます」
女商人「…………はぁ」
女商人「兵士さん……これを」
兵士「……剣?」
兵士「これを俺にくれるのか?」
女商人「ただ貸すだけです」
女商人「依頼が終わったら返してくださいね」
女商人「……私はもう寝るんで、見張りお願いしますね」
兵士「分かった」
女商人「…………」
兵士「…………」
女商人「…………兵士さん」
兵士「なんだ?」
女商人「私が寝てる間に変なことしちゃダメですよ……」
兵士「!」
女商人「じゃあ、お休みなさい……」
兵士「…………」
女商人「すぴー……」
兵士「…………」
女商人「じゃ、兵士さんお元気で!」
兵士「あぁ、じゃあな……」
タッタッタッタッ
兵士「…………」
兵士「…………」
兵士「…………あっ」
兵士「帰り道のこと考えていなかった…………」
──────武器屋。
兵士「……とりあえず武器を買っとこう」
兵士「今日みたいなことになるのはごめんだからな……」
兵士「…………」ジャラ
兵士「……ふむ」
兵士「まだ少ないって言ってたけど……」
兵士「俺はこれが大金に見えるんだがなぁ……」
女戦士「……あっ、兵士さん!」
>おはよう
兵士「おぉ…これは奇遇だな」
女戦士「兵士さん、どうやら上手くやってるようね?」
兵士「あぁ…まぁな」
女戦士「ふふ、じゃあその調子で頑張ってね」
兵士「あっ、ああ……」
スタスタ
兵士「…………」
450 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 08:05:21.02 ID:kQRjTtW9O兵士「おぉ…これは奇遇だな」
女戦士「兵士さん、どうやら上手くやってるようね?」
兵士「あぁ…まぁな」
女戦士「ふふ、じゃあその調子で頑張ってね」
兵士「あっ、ああ……」
スタスタ
兵士「…………」
兵士「これは起こすべきなんだろうか?」
兵士「……うむ、起こさないと任務にならない」
兵士「…………」
兵士「どうやって起こそうか……」
兵士「…………」
兵士「うーむ……」
ドラゴン「すぴー……」
兵士「…………」ツンツン
ドラゴン「すぴー……」
兵士「…………」ツンツン
ドラゴン「…………」
兵士「…………」
兵士「あぁ! 起きやがれ」ブォン!
カン!
兵士「!!」
兵士「剣が折れちまった…………」
ドラゴン「がふぅ……」ムクッ
──────なんやかんやで二年後。
兵士「よう」
受付「おぅ、兵士か」
受付「今日は要人の護衛の仕事が入ってきたんだが、どうだい?」
兵士「いや、いいよ……」
兵士「……それよりも討伐の仕事とか、ないか?」
受付「あぁ……ちょっと待ってろ」パラパラ
受付「……あいよ」
『ドラゴン討伐』
受付「……これしかないがいいか?」
兵士「構わんよ」
受付「確かこれはお前が遂行できなかった任務だよな……」
受付「今度は行けそうか??」
兵士「…………」
兵士「あぁ、バッチリだ!」
>過疎……。
──────。
兵士「…………この山に来るのも二年ぶりって訳か」
兵士「…………」
スタスタ
兵士「…………」
ドラゴン「すぴー……」
472 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 10:26:58.72 ID:eIZxyiI80──────。
兵士「…………この山に来るのも二年ぶりって訳か」
兵士「…………」
スタスタ
兵士「…………」
ドラゴン「すぴー……」
整理しきれねぇ
誰か登場人物と特徴のまとめよろ
473 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 10:38:43.29 ID:kQRjTtW9O誰か登場人物と特徴のまとめよろ
>ただいま
>>472
元魔王……人間と魔物のハーフ。わらわ口調。大胆不敵
魔王(祖父)……直系。人間になり済ましていた。わらわ口調でロリコン。
魔王(娘)……直系。おっとりしてる。
勇者……(人間になり済ましていた)魔王(祖父)に兵士として仕えていた。冷静沈着だけど、どじっ子。
女騎士……女戦士からジョブチェンジ。勇者(兵士)と共にギルドに加入していた。不感症。
……こんな感じかな?
474 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 10:43:51.07 ID:kQRjTtW9O>>472
元魔王……人間と魔物のハーフ。わらわ口調。大胆不敵
魔王(祖父)……直系。人間になり済ましていた。わらわ口調でロリコン。
魔王(娘)……直系。おっとりしてる。
勇者……(人間になり済ましていた)魔王(祖父)に兵士として仕えていた。冷静沈着だけど、どじっ子。
女騎士……女戦士からジョブチェンジ。勇者(兵士)と共にギルドに加入していた。不感症。
……こんな感じかな?
>投下再開
───────。
兵士「はぁ……はぁ……」
ドラゴン「ふしゅぅぅぅぅ……」
兵士(さすがに一筋縄じゃ行かないか……)
兵士(だが、昔と違って強くなったし、強力な武器だってある)
兵士「……絶対勝てる!!」
476 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 10:53:06.70 ID:kQRjTtW9O───────。
兵士「はぁ……はぁ……」
ドラゴン「ふしゅぅぅぅぅ……」
兵士(さすがに一筋縄じゃ行かないか……)
兵士(だが、昔と違って強くなったし、強力な武器だってある)
兵士「……絶対勝てる!!」
兵士「……てやっ!!」ザシュ!
ドラゴン「ぐるるあぁぁああ!」
ドラゴン「…………」スゥー
ドラゴン「あんぎゃああああああ!!」
ゴオオォォォォオオ!!
兵士「!!」サッ
──────。
スタスタ
兵士「ふぅ…………」
兵士「ドラゴン討ち取ったり!!」
兵士「はーっはっはっはっ!!」
兵士「よし、早くギルドに報告するか!」
タッタッタッタッ
────。
──。
兵士「はぁ……はぁ……」
兵士「おっ、町が見えて……」
ゴオオォォォォオオ
兵士「!!」
兵士「町が燃えてる…………!」
兵士「あっ……あ…………」
兵士「……なっ、な」
兵士「何があったんだ……」
兵士「…………くっ」
タッタッタッタッ
────。
──。
兵士「少女…………!」
??「…………わらわの名は魔王」
魔王「魔物達の頂点に君臨する、王じゃ!!」
兵士「なっ……!」
魔王「…………」
魔王「わらわは少女と言う名ではない……」
兵士「……しょ……魔王よ! 何でこんなことを……!」
魔王「…………人間は魔物を嫌う」
魔王「時として魔物を追いやり、我々の平安をぶち壊したのじゃ」
魔王「……これはその報復じゃ……」
魔王「…………」
兵士「魔王…………」
魔王「……なぜあの後、わらわの城に戻ってこなかった?」
兵士「…………それは……」
魔王「お主が来ればこのようなことにはならなかったのにのぅ……」
兵士「くっ…………」
魔王「ぐはははははは」
魔王「そうやって己の過ちをこれからも悔いるがいい!」バッ!
兵士「まっ、まお……」
兵士「くっ……逃げたか…………」
兵士「…………」
兵士「くそぉ……ぉ…………」
兵士「あっ、ああ…………なんとか倒したよ」
受付「こいつ、ドラゴンの首まで持ち帰ったんだぜ!」
女戦士「スゴいですね!! 兵士さん!」
兵士「ああ…………」
─────。
──。
兵士「…………」
兵士「…………少女」
兵士「お前がそうなったのは俺のせいなのか……?」
兵士「…………」
兵士「…………だったら」
兵士「俺がすべて終わらせないと…………!」
受付「困っている人をみんな助ける!」
受付「これがうちのモットーだ!」
受付「魔物に襲われた町はみんな困り果てている…………そんなことを見過ごすわけにはいかん!」
受付「だろう!?」
兵士「あ、あぁ……」
受付「……はっ」
受付「すっ、すまん……つい熱くなりすぎてしまった…………」
兵士「別に構わんが……」
兵士「それよりも、もう仕事の依頼は来ているのか?」
受付「あぁ…たくさん来てるぜ」
受付「ほら、依頼書のリストだ」
兵士「あぁ…………」
兵士「ふむ…………」ペラペラ
兵士「…………!」
兵士「おい、これ……この依頼は誰がしたんだ?」
受付「あぁ、それか?」
受付「それは城のやつが依頼してきたやつだ」
受付「ったく……そんなことは民間人させず軍の方でやってほしいよな……」
兵士「…………だな」
『襲撃してきた魔物の調査』
受付「ん? この依頼にするのか?」
兵士「ああ」
受付「まぁた、変わった依頼をするんだなぁ……」
受付「ま、死なん程度に頑張れよ!」
兵士「あぁ、分かってるよ」
兵士(少女……今度こそお前を…………!)
女戦士「そうなんですか!?」
兵士「あぁ…………」
女戦士「じゃ、じゃあ、早速行きましょうよ!」
兵士「ちょっ、何でついてくる気なんだ!?」
女戦士「だって兵士さん危なっかしいですもん」
女戦士「誰か見張り役がいないと…………ね?」
兵士「……はぁ」
兵士「好きにしろ…………」
女戦士「えへへぇ…//」
兵士「……だがその前に城によらなければならん」
兵士「王女直々に挨拶があるらしいからな……」
女戦士「お、王女様!?」
兵士「あぁ」
女戦士「そ、それはスゴいですね…………」
兵士「ま、とりあえず行くぞ…………」
兵士「……もうすぐ約束の時間だからな」
──────宮廷。
補佐「……王女様、こちらがギルドの方々です」
兵士「…………」
女騎士「…………」
王女「ふむ…………」
王女「なかなか腕の立ちそうなやつらじゃの」
兵士「ははっ、ありがたきお言葉……」
王女「そなた、名はなんだ?」
兵士「わ、私ですか……?」
この雰囲気すきだwww
523 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 14:57:23.69 ID:MTjYr/l20癒されるよなwww
527 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 15:09:38.62 ID:kQRjTtW9O>gdgdか……
兵士「私に名前はありません……ただの兵士です」
王女「ふむ…………」
王女「お主…兵士というなを捨て、新しい名にせぬか?」
兵士「新しい……名……?」
王女「そうじゃのう…………」
王女「……"勇者"と言うのはどうじゃ?」
兵士「勇者…………?」
529 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 15:23:43.81 ID:kQRjTtW9O兵士「私に名前はありません……ただの兵士です」
王女「ふむ…………」
王女「お主…兵士というなを捨て、新しい名にせぬか?」
兵士「新しい……名……?」
王女「そうじゃのう…………」
王女「……"勇者"と言うのはどうじゃ?」
兵士「勇者…………?」
王女「どうじゃ?」
王女「なかなかのネーミングセンスじゃろ?」
補佐(>>528。兵士、ドンマイだ)
勇者「あっ、ありがとうございます!」
───────。
スタスタ
女戦士「……名前、勇者でいいんですか? 兵士さん」
勇者「ああ……むしろ勇者の方がいい」
女戦士「…………ふーん」
女戦士「で、その心当たりのある場所ってどこなんですか?」
女戦士「……勇者さん?」
勇者「…………」
勇者「やつらの本拠地を知っている……」
女戦士「えっ!!」
勇者「これからそこに向う」
女戦士「…………」ポカーン
勇者「びびったのか?」
女騎士「そっ、そんなことないです!」
女戦士「ほっ、ほら!さっさと行きましょう!」
魔王「今じゃ!者共!」
ワサワサワサワサワサ
勇者「!!」
女戦士「!!」
魔王「馬鹿よのぉ……自ずと敵陣に入ってくるとは…………」
魔王「しかも、すんなり捕まってしまうとわなぁ」
魔王「くっくっくっくっくっくっww」
勇者(…………ちくしょう!!)
─────数日後。
勇者「うぅ…………」
勇者「空腹で死にそうだ…………」
勇者「うぅ…………ぅ……」
ガチャ
勇者「ん…………?」
側近「…………大丈夫ですか……勇者さん?」
勇者「お……お前は…………?」
側近「私は魔王様に仕えている者です」ブチッ
勇者「…………!」
勇者「ど、どうして縄を切ったんだ?」
側近「…………」
側近「あなたたちを逃がすためです」
勇者「な、何でだ……?」
側近「魔王様は間違った方向に向かっている」
側近「だから私は僕(しもべ)として、魔王様を正しい道へと更正させねばなりません」
側近「……その手前に、あなたたちを助けようと思ったのです」
側近「……積み償いとして」
側近「…………よし」
側近「早く、ここからお逃げ下さい」
側近「ここの地図を渡しておきます。これをもう一方にも渡していますので、早くお逃げ下さい…………」
側近「、私はこれから魔王様の元に参りますゆえ……では」
カツッ カツッ
勇者「…………」
勇者「まっ、魔王!」ダッ
魔王「なっ……お主か…………」
勇者「その傷はどうしたんだ!」
魔王「いや…………ちょっとな…………」
魔王「…………お、お主にやら……るはずだったんたんじゃがのぅ…………」
勇者「まっ、まってろ、今傷の手当てを……」
魔王「はぁ……はぁ……」
魔王「そっ、そんなことは…ふっ、ひつ……ようじゃ…………」
魔王「…………もう、いいのじゃ」
勇者「よっ、よくはない!」
勇者「絶対に生きろ!!」
魔王「くくくっ…………」
魔王「さら……ば…………じゃ………………」
勇者「ま、魔王?」
勇者「魔王おおぉぉぉぉおお!!!!」
──────。
────。
──。
元魔王「…………」
勇者「…………」
女騎士(どうしたんでしょ?二人とも見つめ合っちゃって………………)
元魔王「…………」
勇者「…………」
元魔王「………へ……勇者よ」
勇者「…………」
元魔王「久しぶりだな!」
勇者「…………」
元魔王「…………」
勇者「…………ぷっ」
勇者「ぷははははははははは」
元魔王「なっ、何がおかしいのじゃ!」
勇者「久しぶりだな!……だって?」
勇者「もう笑いが止まらんよww」
元魔王「おっ、怒っとらんのか?」
勇者「何を怒るんだよ?」
勇者「……むしろお前が生きてて俺は嬉しいぜ?」
元魔王「!!」ボッ
勇者「まぁ……その、なんだ?」
勇者「……お帰り」
─FIN
>>560
GJ!
562 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:28:20.76 ID:2+Ppfled0GJ!
乙
いい話だな
563 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:40:12.66 ID:lGqkpvzN0いい話だな
GJ!
>>1乙
魔王と勇者が子供つくったら一体二代目魔王と二代目勇者のどっちになるん?
564 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:46:24.33 ID:cYoYZaaxO>>1乙
魔王と勇者が子供つくったら一体二代目魔王と二代目勇者のどっちになるん?
>>563
初代平和の架け橋
565 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:46:51.83 ID:kQRjTtW9O初代平和の架け橋
>>563 ダークヒーロー
567 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 18:51:06.89 ID:gI6iq4xtO>>1乙
568 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 19:31:21.32 ID:kQRjTtW9O>なんだか、どちもgdgdになってすみませんでした。
もう、あれだね、調子に乗って連チャンで投稿するもんじゃないですね
ということで、当分、自重しときます
では、またいつか ノシ
569 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/09/08(月) 19:33:33.38 ID:lGqkpvzN0もう、あれだね、調子に乗って連チャンで投稿するもんじゃないですね
ということで、当分、自重しときます
では、またいつか ノシ
自重しないでくれ、おまえさんの話はおもしろいぜ
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