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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:05:36.89 ID:v6uHcY7j0
女「大きな尻尾を拾ったのです」
ノシ「拾われてしまいました」
男「……」
男「このもふもふした妙にでっかい物体はともかくとして、こいつの体はどこに?」
女「尻尾にそんなもんいらんわぁっ!」
ノ 「うう――体さえいればこんな憂き目に遭わずにすんだのに」
女「諦めろー。お前はこれから永遠にわたしのもふ奴隷なのじゃー」
ぎゅううううぅぅぅぅぅ〜
ノ 「やめてっ。離して! 離してぇー!」
男「……」
ノシ「拾われてしまいました」
男「……」
男「このもふもふした妙にでっかい物体はともかくとして、こいつの体はどこに?」
女「尻尾にそんなもんいらんわぁっ!」
ノ 「うう――体さえいればこんな憂き目に遭わずにすんだのに」
女「諦めろー。お前はこれから永遠にわたしのもふ奴隷なのじゃー」
ぎゅううううぅぅぅぅぅ〜
ノ 「やめてっ。離して! 離してぇー!」
男「……」
ノ 「読んで字のごとく、いい加減、尻に戻りたいんですが」
女「ふっさふさのもっふもふは『尻に戻りたい』なんて下品なこといわない!」
ノ 「いや、でも私、尻尾ですし」
女「尾でいいじゃん! 体はいらないの! わたしは尻尾だけあればそれで十分なの!」
ノ 「尾という字は尸(からだ)のうしろにふっさふさのもっふもふがくっついてるって意味ですが」
女「フフフ。別に何かにくっついてなくてもいいよ。君は君だけで十分チャァミングさ」
ノ 「どういったらわかるんですかねぇ、この人は」
4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:08:44.66 ID:xsTWzqlC0女「ふっさふさのもっふもふは『尻に戻りたい』なんて下品なこといわない!」
ノ 「いや、でも私、尻尾ですし」
女「尾でいいじゃん! 体はいらないの! わたしは尻尾だけあればそれで十分なの!」
ノ 「尾という字は尸(からだ)のうしろにふっさふさのもっふもふがくっついてるって意味ですが」
女「フフフ。別に何かにくっついてなくてもいいよ。君は君だけで十分チャァミングさ」
ノ 「どういったらわかるんですかねぇ、この人は」
こんなとき、どういう表情をしたらいいかわからない
5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:12:14.16 ID:v6uHcY7j0ノシ「……」 ぱたぱた
女「暴れても無駄だ。お前はもうそこから逃げられない。屠場に吊るされたお肉状態さ」
ノ 「何で私、天井からひもで吊るされてるんでしょう?」
女「お前は電気のひもでボクシングしたことないのか」
ノ 「尻尾はボクシングもフェンシングもしませんよ」
女「くたばれ尻尾〜♪」
すりすり
ノ 「あの、なんでほっぺたでぶつかってくるんです?」
女「もふもふ――ハァハァ――もふもふゥ――ウィーヒヒヒフフフフフハハハハハア〜♪」
ノ 「誰か助けて――」
6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:19:28.02 ID:v6uHcY7j0女「暴れても無駄だ。お前はもうそこから逃げられない。屠場に吊るされたお肉状態さ」
ノ 「何で私、天井からひもで吊るされてるんでしょう?」
女「お前は電気のひもでボクシングしたことないのか」
ノ 「尻尾はボクシングもフェンシングもしませんよ」
女「くたばれ尻尾〜♪」
すりすり
ノ 「あの、なんでほっぺたでぶつかってくるんです?」
女「もふもふ――ハァハァ――もふもふゥ――ウィーヒヒヒフフフフフハハハハハア〜♪」
ノ 「誰か助けて――」
男「――そうか。大変だな、尻尾も」
ノ 「あなたからも何とかいってください。彼女が尻尾にとられてもいいんですか?」
男「だよなあ」
ノ 「全尾くまなくフンフン匂いかがれた時には正直、毛が抜けるかと思いましたよ」
男「エキノコックスとか危険だもんなぁ」
ノ 「いや、そういうものは持っていません」
7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:26:53.68 ID:v6uHcY7j0ノ 「あなたからも何とかいってください。彼女が尻尾にとられてもいいんですか?」
男「だよなあ」
ノ 「全尾くまなくフンフン匂いかがれた時には正直、毛が抜けるかと思いましたよ」
男「エキノコックスとか危険だもんなぁ」
ノ 「いや、そういうものは持っていません」
女「ハァハァ――ふっさふさのもっふもふのでっかでか――」 ぎゅうぅ〜
ノシ「……」 ぱたぱた
女「尻尾、かわいいよ、尻尾」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「おねがい、わたしを今のシヤワセな気持ちのままその毛で窒息死させて!」
ノ 「あの、もういい加減やめにしませんか、こういうただれた関係――」
女「ハハハハハ。体もなく一尾(ひとり)きりのお前に味方なぞおらん!」
ノ 「なんでこんな人に拾われたんだろう」
女「尻尾――オオオオオオゥ、尻尾ぉ――――ハァ、ハァ――――――――うっ」
ノ 「尻尾の話はちゃんと聞いてください」
8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:31:22.71 ID:cceM7ef40ノシ「……」 ぱたぱた
女「尻尾、かわいいよ、尻尾」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「おねがい、わたしを今のシヤワセな気持ちのままその毛で窒息死させて!」
ノ 「あの、もういい加減やめにしませんか、こういうただれた関係――」
女「ハハハハハ。体もなく一尾(ひとり)きりのお前に味方なぞおらん!」
ノ 「なんでこんな人に拾われたんだろう」
女「尻尾――オオオオオオゥ、尻尾ぉ――――ハァ、ハァ――――――――うっ」
ノ 「尻尾の話はちゃんと聞いてください」
ナデナデ ナデナデ
∧_∧
.∧_∧( ・ω・)∧_∧
( ・ω・)U)) .(・ω・ )
⊃)))もふ(((⊂
.∧_∧∩))((∩∧_∧
( ) .( )
ナデナデ ナデナデ ナデナデ
9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:34:28.00 ID:v6uHcY7j0∧_∧
.∧_∧( ・ω・)∧_∧
( ・ω・)U)) .(・ω・ )
⊃)))もふ(((⊂
.∧_∧∩))((∩∧_∧
( ) .( )
ナデナデ ナデナデ ナデナデ
女「まさか!」
ノ 「なんですか」
女「いや、さすがにそれは邪推というものか――しかしっ」
ノ 「変なこと考えてるでしょう?」
女「保健所はブッ殺した犬猫からもふもふした尻尾だけ奪い取って、自分たちだけもふってるっ?」
ノ 「やっぱり変なこと考えてたこの人!」
女「そうか――すべてはもふ利権っ! ギギギギギギギギギギギギギギギギ――」
ノ 「そんな利権ありません!」
女「しかしそう考えないと、連中のやってることが合理的に説明できん」
ノ 「できますよ! まずあなたが合理的になってください!」
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:41:25.68 ID:v6uHcY7j0ノ 「なんですか」
女「いや、さすがにそれは邪推というものか――しかしっ」
ノ 「変なこと考えてるでしょう?」
女「保健所はブッ殺した犬猫からもふもふした尻尾だけ奪い取って、自分たちだけもふってるっ?」
ノ 「やっぱり変なこと考えてたこの人!」
女「そうか――すべてはもふ利権っ! ギギギギギギギギギギギギギギギギ――」
ノ 「そんな利権ありません!」
女「しかしそう考えないと、連中のやってることが合理的に説明できん」
ノ 「できますよ! まずあなたが合理的になってください!」
女「……」
ノ 「どうしました。空なんか見上げて」
女「はぁ――あの雲が尻尾だったらなあ」
ノ 「……」
女「そしたらわたしはもふもふするために空だって飛べたのに」
ノ 「むちゃくちゃな進化論ですね」
女「しかたないからお前でもふもふしてやる〜」
ノ 「ちょっ、やめて! 私を抱いて庭を転げまわらないでください。いい年こいてみっともない!」
11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:49:34.49 ID:v6uHcY7j0ノ 「どうしました。空なんか見上げて」
女「はぁ――あの雲が尻尾だったらなあ」
ノ 「……」
女「そしたらわたしはもふもふするために空だって飛べたのに」
ノ 「むちゃくちゃな進化論ですね」
女「しかたないからお前でもふもふしてやる〜」
ノ 「ちょっ、やめて! 私を抱いて庭を転げまわらないでください。いい年こいてみっともない!」
男「なあ、まだ支度できねーのかー?」
女『待ってー。女の子はいろいろと――『ちょっ、デートでしょ? 私でいつまでもふもふして――』
男「……」
男「…………」
男「……………………」
12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:50:24.44 ID:xsTWzqlC0女『待ってー。女の子はいろいろと――『ちょっ、デートでしょ? 私でいつまでもふもふして――』
男「……」
男「…………」
男「……………………」
こ、この展開はもしかして…
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 18:58:13.51 ID:v6uHcY7j0女「うあ〜。ちゃっぷい。ちゃっぷいよママ〜ン」
男「なあ。尻尾を襟巻きにするならまだわかるんだけど、なんで服の中に入れてんの?」
女「素肌に触れるもふもふがぬくぬくでふくふく〜」
男「人間の言葉で話せや」
女「こう、尻尾の先っちょだけ襟元から鼻に当たるか当たらないかぐらい出しておくともう――」
男「……」
女「ああっ――飛ぶ――ときどき意識が飛ぶ――尻尾浄土が見える――もふもふさまが――」
男「…………」
女「やばい。触覚以外の五感が死んだ。むしろいらない。このまま死にたい。もふ殺して!」
男「………………」
ノ 「もう手遅れなんでしょうか?」
男(『もふ殺す』ってなんだ――?)
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:06:20.77 ID:v6uHcY7j0男「なあ。尻尾を襟巻きにするならまだわかるんだけど、なんで服の中に入れてんの?」
女「素肌に触れるもふもふがぬくぬくでふくふく〜」
男「人間の言葉で話せや」
女「こう、尻尾の先っちょだけ襟元から鼻に当たるか当たらないかぐらい出しておくともう――」
男「……」
女「ああっ――飛ぶ――ときどき意識が飛ぶ――尻尾浄土が見える――もふもふさまが――」
男「…………」
女「やばい。触覚以外の五感が死んだ。むしろいらない。このまま死にたい。もふ殺して!」
男「………………」
ノ 「もう手遅れなんでしょうか?」
男(『もふ殺す』ってなんだ――?)
女「今日はお前の毛が何本あるのか数えてあげよう」
ノ 「いや、別にいいです」
女「いっぽーん。にほーん――――たっくさ〜ぁん☆」 ぎゅう〜ぅ
ノシ「やめて! 痛い! 数えるんじゃなかったんですか!」 じたばた
女「フフフ。今夜はもう離さないよ、ハニィ」
ノ 「駄目だこの人――早く何とかしないと――」
15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:14:18.33 ID:v6uHcY7j0ノ 「いや、別にいいです」
女「いっぽーん。にほーん――――たっくさ〜ぁん☆」 ぎゅう〜ぅ
ノシ「やめて! 痛い! 数えるんじゃなかったんですか!」 じたばた
女「フフフ。今夜はもう離さないよ、ハニィ」
ノ 「駄目だこの人――早く何とかしないと――」
女「だいたいあんただって『中坊のイガグリ頭がイガグリ頭だけだったら思う存分じゃりじゃりできるのに』
って何度、涙で枕をぬらしたのさっ!」
男「――しないよな、そんなこと?」
ノ 「――しないんじゃないですかね、そんなこと」
16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:22:40.01 ID:v6uHcY7j0って何度、涙で枕をぬらしたのさっ!」
男「――しないよな、そんなこと?」
ノ 「――しないんじゃないですかね、そんなこと」
女「……」 ふぁさふぁさ
ノ 「なんですか、もふもふもせずいじくりまわして」
女「いや。動物本体だと腹と背があるけど、尻尾だけだと全身ふっさふさのもっふもふなんだなーって」
ノ 「たまたま私がそういう種類の尻尾だってだけで、表と裏のはっきりした尻尾もありますよ」
女「困ったな――」
ノ 「私に表と裏がないと何か問題でも?」
女「片側だけがふさふさなら簡単に覆いかぶされるけど、
360度フルふさふさなら、どうやって全体をくまなくわたしの体で包み込めばいいのか」
ノ 「……」
女「いやなの! 1ミリの隙間もなく全体を! 全身でもふもふ! ウオオオ! もふもふさせろ〜っ!」
ノ 「やめてー! 昼間っから襲いかからないで! いやああああああああああああああ!」
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:24:20.80 ID:cceM7ef40ノ 「なんですか、もふもふもせずいじくりまわして」
女「いや。動物本体だと腹と背があるけど、尻尾だけだと全身ふっさふさのもっふもふなんだなーって」
ノ 「たまたま私がそういう種類の尻尾だってだけで、表と裏のはっきりした尻尾もありますよ」
女「困ったな――」
ノ 「私に表と裏がないと何か問題でも?」
女「片側だけがふさふさなら簡単に覆いかぶされるけど、
360度フルふさふさなら、どうやって全体をくまなくわたしの体で包み込めばいいのか」
ノ 「……」
女「いやなの! 1ミリの隙間もなく全体を! 全身でもふもふ! ウオオオ! もふもふさせろ〜っ!」
ノ 「やめてー! 昼間っから襲いかからないで! いやああああああああああああああ!」
変態だー
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:25:32.95 ID:eAXza+3eO俺も、もふ殺されてみたい、もんだな
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:32:23.80 ID:v6uHcY7j0女「分け入っても 分け入っても もふもふの道」
ノシ「やめて! 山頭火みたいなこと言って毛を押し分けて匂い嗅がないで!」
女「いやだ! わたしはね、君の毛一本一本、すべての匂いの違いを嗅ぎ極めたいんだ」
ノシ「変態! 変態! ――――変態っ!」
女「そうだ、味も一本一本見ておこう」
びちゃびちゃべろり、ぬちゃぬちゃじゅるじゅる、ずぞぞぞぞぞぞぞぞ――
ノシ「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:39:35.22 ID:v6uHcY7j0ノシ「やめて! 山頭火みたいなこと言って毛を押し分けて匂い嗅がないで!」
女「いやだ! わたしはね、君の毛一本一本、すべての匂いの違いを嗅ぎ極めたいんだ」
ノシ「変態! 変態! ――――変態っ!」
女「そうだ、味も一本一本見ておこう」
びちゃびちゃべろり、ぬちゃぬちゃじゅるじゅる、ずぞぞぞぞぞぞぞぞ――
ノシ「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ノ 「うう――穢された――」
女「フフフ。どんなに怯えていても本体がない以上股の間に隠れることもできず、
その恥ずかしい姿をさらし続けるしかないのだよ君は」
ノ 「人間じゃない――この人は人間じゃない――」
女「なんとでもいえ。そしてそんな状態の尻尾を力ずくでもふもふしてやるー!」
男「楽しいか?」
女「楽しいとも。あんただって和姦より強姦の方が燃えるだろ? ヘヘッ」
男「――なあ。こいつ、どうしたらいいと思う?」
ノ 「――もう死にたい」
22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:48:10.22 ID:v6uHcY7j0女「フフフ。どんなに怯えていても本体がない以上股の間に隠れることもできず、
その恥ずかしい姿をさらし続けるしかないのだよ君は」
ノ 「人間じゃない――この人は人間じゃない――」
女「なんとでもいえ。そしてそんな状態の尻尾を力ずくでもふもふしてやるー!」
男「楽しいか?」
女「楽しいとも。あんただって和姦より強姦の方が燃えるだろ? ヘヘッ」
男「――なあ。こいつ、どうしたらいいと思う?」
ノ 「――もう死にたい」
女「犬め! 犬畜生め!」
ノ 「またいつになく憎しみをあらわにしてどうしたんです」
女「なんだ、畜生どもが尻尾を付けてるあの位置は!」
ノ 「尻でしょう。尻尾という名のごとく」
女「もふもふのふさふさが! 偉大なる尻尾が! ケツの穴カバーと化しているじゃあないか!」
ノ 「ケツの穴カバーなんて言われたのは尻尾やってて初めてです」
女「口から食って口から出せよ! もふもふを穢すんじゃねえ! クソッ! クソッ!」
ノ 「無茶言わんといてください」
女「よかったなあお前、ケツの穴カバーの憂き目から逃れられて――ほんとによかったなあ――」
ノ 「尻尾的にはケツの穴カバーの方が幸せなんですがね」
女「よかったよ――本当によかったよ――ううぅ――うええぇぇ――」
ノ 「マジ泣きし始めた――」
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 19:55:50.48 ID:v6uHcY7j0ノ 「またいつになく憎しみをあらわにしてどうしたんです」
女「なんだ、畜生どもが尻尾を付けてるあの位置は!」
ノ 「尻でしょう。尻尾という名のごとく」
女「もふもふのふさふさが! 偉大なる尻尾が! ケツの穴カバーと化しているじゃあないか!」
ノ 「ケツの穴カバーなんて言われたのは尻尾やってて初めてです」
女「口から食って口から出せよ! もふもふを穢すんじゃねえ! クソッ! クソッ!」
ノ 「無茶言わんといてください」
女「よかったなあお前、ケツの穴カバーの憂き目から逃れられて――ほんとによかったなあ――」
ノ 「尻尾的にはケツの穴カバーの方が幸せなんですがね」
女「よかったよ――本当によかったよ――ううぅ――うええぇぇ――」
ノ 「マジ泣きし始めた――」
ノ 「もし私が毛の生えていない尻尾だったら――」
男「輪切りにされて食われてたんじゃねーの? それこそ漫画の恐竜の尻尾みたいに」
ノ 「どっちにしろそういう運命なんですか、私って?」
女「愛は抱きしめることに始まり喰らうことに終わる、ということか。フフフ――」
ノ 「助けて――」
男「いや、正直、俺もいま助けてほしくなった」
24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:03:58.38 ID:v6uHcY7j0男「輪切りにされて食われてたんじゃねーの? それこそ漫画の恐竜の尻尾みたいに」
ノ 「どっちにしろそういう運命なんですか、私って?」
女「愛は抱きしめることに始まり喰らうことに終わる、ということか。フフフ――」
ノ 「助けて――」
男「いや、正直、俺もいま助けてほしくなった」
女「考えてみたらさ。お前はなにでもふもふしてんの?」
ノ 「いや、しませんが」
女「そっか。わたしはあいにくとふっさふさじゃなくてすっべすべだけど、遠慮なく抱きついてきていいよ」
ノ 「それ、そっちがもふもふしたいだけじゃないんですか」
女「そうともいう」
27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:07:43.11 ID:9lNJPftj0ノ 「いや、しませんが」
女「そっか。わたしはあいにくとふっさふさじゃなくてすっべすべだけど、遠慮なく抱きついてきていいよ」
ノ 「それ、そっちがもふもふしたいだけじゃないんですか」
女「そうともいう」
ほしいもたべて
もふっ もふっ
28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:12:32.71 ID:v6uHcY7j0もふっ もふっ
女「ねえ。そろそろ修行始めようよ」
@「え?」
女「お前でもふっと払ったら、狐やリスの体が消えて尻尾だけが残るような術を極めるんだよ」
@「そんなわけわかんない術なんか使えるわけないでしょう」
女「世界中のもふもふを醜いできものから解き放つ旅に出るんだ! わたしとお前で!」
@「この人はいったい義務教育でなにを学んできたんだろう――」
29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:20:40.80 ID:v6uHcY7j0@「え?」
女「お前でもふっと払ったら、狐やリスの体が消えて尻尾だけが残るような術を極めるんだよ」
@「そんなわけわかんない術なんか使えるわけないでしょう」
女「世界中のもふもふを醜いできものから解き放つ旅に出るんだ! わたしとお前で!」
@「この人はいったい義務教育でなにを学んできたんだろう――」
女「さて。今日も寝る前に尻尾で全身くまなくもふもふ摩擦するか!」
ノ 「頼むからおとなしく養命酒でも飲んで寝てください」
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:29:09.58 ID:v6uHcY7j0ノ 「頼むからおとなしく養命酒でも飲んで寝てください」
女『ごめん。洗った尻尾が自然に乾いて元のふっさふさのもっふもふになるの見守ってるから行けない』
男「ああ――そう――うん――じゃあまた今度な」 がちゃ
男「……」
男「…………」
男「……………………」
32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:39:33.97 ID:v6uHcY7j0男「ああ――そう――うん――じゃあまた今度な」 がちゃ
男「……」
男「…………」
男「……………………」
女「ねえ。裸になるから尻尾で全身くまなく優しく撫でるようにぶってくれない?」
ノ 「――病院の方ではなんと?」
男「――病気じゃないってさ」
ノ 「困ったものですねぇ」
男「そうだね」
女「はやく! わたしがもふもふの禁断症状で駄目な人間になってしまう前に!」
33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:44:43.15 ID:PTI15R/WOノ 「――病院の方ではなんと?」
男「――病気じゃないってさ」
ノ 「困ったものですねぇ」
男「そうだね」
女「はやく! わたしがもふもふの禁断症状で駄目な人間になってしまう前に!」
尻尾は性別不明だよな?
34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:48:14.82 ID:v6uHcY7j0女「紅葉ってさ。光の加減でもっと赤く見えるじゃん?」
ノ 「秋陽の詐術ですね」
女「お前もこうやって――秋空にかざして秋陽に透かすと――ああ――このもふもふ感は罪だ――」
ノ 「私じゃなくおとなしく紅葉でも見ててくださいよ」
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 20:57:16.47 ID:v6uHcY7j0ノ 「秋陽の詐術ですね」
女「お前もこうやって――秋空にかざして秋陽に透かすと――ああ――このもふもふ感は罪だ――」
ノ 「私じゃなくおとなしく紅葉でも見ててくださいよ」
ノシ「……」 ぱたぱた
男「干されてんの?」
ノシ「陽にやけた匂い嗅ぎながらもふもふしたいんだそうです」
男「ああ、ダニの死骸の臭いか」
ノ 「失礼な人ですね。あれはガセです。でもっていませんよダニなんか」
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:06:17.81 ID:v6uHcY7j0男「干されてんの?」
ノシ「陽にやけた匂い嗅ぎながらもふもふしたいんだそうです」
男「ああ、ダニの死骸の臭いか」
ノ 「失礼な人ですね。あれはガセです。でもっていませんよダニなんか」
女「……」 じーっ
男「なにやってんだ?」
女「しっ! 黙って!」
男「なに隠れて尻尾見てんだよ」
ノ 「……」
ノシ「……」 ぱたぱた
ノ 「……」
@「……」 くるんっ
女「ああ――油断顔状態で無意識に巻く仕草がまたたまらん――もふもふするのもいいけどさあ」
男「わかったから恍惚顔状態で無意識によだれをたらすな」
37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:06:59.09 ID:/lcIbLrA0男「なにやってんだ?」
女「しっ! 黙って!」
男「なに隠れて尻尾見てんだよ」
ノ 「……」
ノシ「……」 ぱたぱた
ノ 「……」
@「……」 くるんっ
女「ああ――油断顔状態で無意識に巻く仕草がまたたまらん――もふもふするのもいいけどさあ」
男「わかったから恍惚顔状態で無意識によだれをたらすな」
顔あったのか…
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:17:09.58 ID:YPxriGSVP>>37
どうみても比喩だろう……
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:39:36.37 ID:/lcIbLrA0どうみても比喩だろう……
>>39
顔って言葉が出たとたんにぱにぽにの、
おおさんしょううおに毛が生えたイメージしか出てこない
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:16:14.26 ID:v6uHcY7j0顔って言葉が出たとたんにぱにぽにの、
おおさんしょううおに毛が生えたイメージしか出てこない
女「なんで世界は尻尾じゃなく空気なんかで満たされているんだぜ?」
男「本格的に大丈夫かお前?」
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:24:52.31 ID:v6uHcY7j0男「本格的に大丈夫かお前?」
女「漫画的表現だと嬉しいとき獣耳と尻尾が生えてぴこぴこ動くけど、
尻尾が嬉しいときの漫画的表現では人間が生えて萌え顔で微笑むのかな?」
男「普通に振るだろ、尻尾は――」
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:29:42.04 ID:v6uHcY7j0尻尾が嬉しいときの漫画的表現では人間が生えて萌え顔で微笑むのかな?」
男「普通に振るだろ、尻尾は――」
女「ううぅ――ひっく――ぐすっ――(涙)」
男「どうした?」
女「なんでもっふもふのふっさふさな尻尾でいっぱいのプールがないんだろうって思ってたら
なんかすっごく悲しくなってきた」
男「……」
女「泣いていい?」
ノ 「泣いていいですか?」
男「うん――いいんじゃないの、たまには」
42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:38:45.46 ID:v6uHcY7j0男「どうした?」
女「なんでもっふもふのふっさふさな尻尾でいっぱいのプールがないんだろうって思ってたら
なんかすっごく悲しくなってきた」
男「……」
女「泣いていい?」
ノ 「泣いていいですか?」
男「うん――いいんじゃないの、たまには」
@「……」
女「えーい」
ノ 「……」
ぐるん
@「……」
女「えーい」
ノ 「……」
ぐるん
@「……」
男「丸まった尻尾延々と伸ばし続けて飽きない?」
女「うん」
ノ 「私はやめてほしいんですが――もう十六時間も――」
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:48:26.66 ID:v6uHcY7j0女「えーい」
ノ 「……」
ぐるん
@「……」
女「えーい」
ノ 「……」
ぐるん
@「……」
男「丸まった尻尾延々と伸ばし続けて飽きない?」
女「うん」
ノ 「私はやめてほしいんですが――もう十六時間も――」
女「そもそも世の中はもふもふふさふさぬくぬくが少なすぎると思わんかね」
男「思わん」
女「門松だってあんな固くて冷たい青光りするようなもん年の初めから置いててどうする?」
男「年の神がよってくる目印なんだからいいじゃん」
女「じゃあ年の神は何をもふもふしたらいいのっ?」
男「勝手にこたつに入ってみかんでも食ってるからほっとけって」
ノ 「どうでもいいですが私を門松に仕立てるのはやめてください」
女「大丈夫、わたしが寄っていくから」
ノ 「来ないでー」
48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 21:57:57.32 ID:v6uHcY7j0男「思わん」
女「門松だってあんな固くて冷たい青光りするようなもん年の初めから置いててどうする?」
男「年の神がよってくる目印なんだからいいじゃん」
女「じゃあ年の神は何をもふもふしたらいいのっ?」
男「勝手にこたつに入ってみかんでも食ってるからほっとけって」
ノ 「どうでもいいですが私を門松に仕立てるのはやめてください」
女「大丈夫、わたしが寄っていくから」
ノ 「来ないでー」
女「うううぅ――ちゃっぷい――死ぬ――気温一桁かよ――」
ノシ「……」
女「あったかいよ――尻尾、あったかいよ――あったかい上にもっふもふのふっさふさだよ」
ノシ「……」
男「――で、暖房もつけず窓開けっ放しで全裸で尻尾に抱きついてなにやってんだお前は?」
ノ 「風邪ひくからやめてっていったんですが」
女「おお。天地、寒満つる中、ただ一点、もふもふの暖。いつもよりさらにいとおしいこの尻尾よ――」
男「……」
女「尻尾の魅力を引き出すためならわたしはどんなプレイだっていといませんよ!」
男「……」 げしっ
女「こら。やめろ! 蹴るな! 無言で蹴り続けてくるな!」
ノ 「私を離して身を守ればいいのに」
女「後頭部を重点的に狙うな! 頭がおバカになる!」
49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:07:01.78 ID:v6uHcY7j0ノシ「……」
女「あったかいよ――尻尾、あったかいよ――あったかい上にもっふもふのふっさふさだよ」
ノシ「……」
男「――で、暖房もつけず窓開けっ放しで全裸で尻尾に抱きついてなにやってんだお前は?」
ノ 「風邪ひくからやめてっていったんですが」
女「おお。天地、寒満つる中、ただ一点、もふもふの暖。いつもよりさらにいとおしいこの尻尾よ――」
男「……」
女「尻尾の魅力を引き出すためならわたしはどんなプレイだっていといませんよ!」
男「……」 げしっ
女「こら。やめろ! 蹴るな! 無言で蹴り続けてくるな!」
ノ 「私を離して身を守ればいいのに」
女「後頭部を重点的に狙うな! 頭がおバカになる!」
女「 困り顔の尾をつかまれたこたつ猫よ冬の姫がびょおと掻い鳴らす電線よ 」
ノ 「尻尾握りながら何いってんですか」
男「こたつにこもって尻尾でもふもふってどこまで自堕落なんだ」
女「でもこいつは尻尾だけだから困った顔で諦める本体はいないのだ〜。えへへぇ〜もっふもふぅ〜」
ノ 「じゃあ私の困惑はいったいどうやって伝えたらいいんでしょうか?」
女「zzzzzzzz」
ノ 「寝ちゃいましたね」
男「こたつで寝るなよ――」
50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:14:20.93 ID:v6uHcY7j0ノ 「尻尾握りながら何いってんですか」
男「こたつにこもって尻尾でもふもふってどこまで自堕落なんだ」
女「でもこいつは尻尾だけだから困った顔で諦める本体はいないのだ〜。えへへぇ〜もっふもふぅ〜」
ノ 「じゃあ私の困惑はいったいどうやって伝えたらいいんでしょうか?」
女「zzzzzzzz」
ノ 「寝ちゃいましたね」
男「こたつで寝るなよ――」
女「うまくいかんなー。お前、手ぇ抜いてんじゃねーの?」
ノ 「手じゃなく尻尾です」
男「今度は何を始めた」
女「猫じゃらしみたいにさ。尻尾を全身でもふもふきゅっきゅってやって脱出させるごっこ」
ノ 「何とかいってください。私が何をいってもこの人は――」
男「猫じゃらしの毛はある程度固いからなー。こいつの毛は柔らかすぎるんじゃ?」
ノ 「いや、もっと根源的なところへのツッコミをお願いします」
51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:23:49.52 ID:v6uHcY7j0ノ 「手じゃなく尻尾です」
男「今度は何を始めた」
女「猫じゃらしみたいにさ。尻尾を全身でもふもふきゅっきゅってやって脱出させるごっこ」
ノ 「何とかいってください。私が何をいってもこの人は――」
男「猫じゃらしの毛はある程度固いからなー。こいつの毛は柔らかすぎるんじゃ?」
ノ 「いや、もっと根源的なところへのツッコミをお願いします」
女「ねえ」
ノ 「はい?」
女「逃げていいよ」
ノ 「え?」
女「逃げてもいいよって」
ノ 「どうしたんですかっ? しっかりしてください! いや、まあ逃げたいけど本体がどこにいるのか」
女「逃げる畜生は追いかけたくない――逃げるもふもふだけを追いかけていたい――」
ノ 「……」
女「逃げるもふもふを十時間ぐらいかけて追いかけて――ハァハァ――オオウゥ――イヒ、イヒィヒヒヒ――」
ノ 「白目剥いて股押さえてひっくり返った――捕まったら私はなにをされるんだろう――」
53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:32:48.48 ID:v6uHcY7j0ノ 「はい?」
女「逃げていいよ」
ノ 「え?」
女「逃げてもいいよって」
ノ 「どうしたんですかっ? しっかりしてください! いや、まあ逃げたいけど本体がどこにいるのか」
女「逃げる畜生は追いかけたくない――逃げるもふもふだけを追いかけていたい――」
ノ 「……」
女「逃げるもふもふを十時間ぐらいかけて追いかけて――ハァハァ――オオウゥ――イヒ、イヒィヒヒヒ――」
ノ 「白目剥いて股押さえてひっくり返った――捕まったら私はなにをされるんだろう――」
女「尻尾っていいよねー」
ノ 「そうですか」
女「なんかさー。春風も夏蔭も秋日も冬灯もみんなもふもふの中に溜め込めそうじゃーん」
ノ 「そんなもの溜め込んだ記憶はありませんが」
女「だから尻尾は一年中もふもふしてて飽きないんだねー」 もふもふ
ノ 「そろそろ飽きてください」
54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:40:49.53 ID:v6uHcY7j0ノ 「そうですか」
女「なんかさー。春風も夏蔭も秋日も冬灯もみんなもふもふの中に溜め込めそうじゃーん」
ノ 「そんなもの溜め込んだ記憶はありませんが」
女「だから尻尾は一年中もふもふしてて飽きないんだねー」 もふもふ
ノ 「そろそろ飽きてください」
女「ふっさふさのもふもふだけだと木枯らしに乗ってふわって飛んできそうなのに飛んでいかない」
男「羽根じゃないんだし」
女「見た目の軽さと実際の重量とのこの奇跡的なバランス! だからもふもふはやめられないんですよ」
ノ 「飛んでいきたい――」
56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:44:39.17 ID:v6uHcY7j0男「羽根じゃないんだし」
女「見た目の軽さと実際の重量とのこの奇跡的なバランス! だからもふもふはやめられないんですよ」
ノ 「飛んでいきたい――」
女「んー。ないなぁ」
男「なに? 花壇になんか落としたの?」
女「こんだけホウキグサ生えてたら一本ぐらい尻尾が何気に混じっててもいいのにおかしいな――」
男「おかしいのはお前の脳みそだ」
ノシ「……」
女「ああっ! もふもふ! やっぱりあった!」
ノシ「今さっき自分で置いたんじゃないですか」
58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:50:53.99 ID:v6uHcY7j0男「なに? 花壇になんか落としたの?」
女「こんだけホウキグサ生えてたら一本ぐらい尻尾が何気に混じっててもいいのにおかしいな――」
男「おかしいのはお前の脳みそだ」
ノシ「……」
女「ああっ! もふもふ! やっぱりあった!」
ノシ「今さっき自分で置いたんじゃないですか」
女「お前が何の尻尾か知らんけど、アレルギーもってる奴はいそうだね」
ノ 「獣の尻尾ですからね」
女「そいつの前でお前を思いっきりもふもふして愛を見せ付けてやりたい――――ハァハァハァハァハァ」
ノ 「やめてくださいマジで」
ノ 「――――愛?」
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 22:58:56.67 ID:v6uHcY7j0ノ 「獣の尻尾ですからね」
女「そいつの前でお前を思いっきりもふもふして愛を見せ付けてやりたい――――ハァハァハァハァハァ」
ノ 「やめてくださいマジで」
ノ 「――――愛?」
男「なあ。もし、あいつにお前がくっついてたらどうなってたろうな」
ノ 「自分の尻尾を追いかけてる犬の前でこれ見よがしに私をもふもふしていたことならあります」
男「そうか」
61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:03:49.00 ID:v6uHcY7j0ノ 「自分の尻尾を追いかけてる犬の前でこれ見よがしに私をもふもふしていたことならあります」
男「そうか」
女「あああああーっ! もぉっ! 用もないのに尻尾つけてる生き物見てると殺したくなるっ!」
男「おちつけ」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
男「せっかくいま首に巻きついてんだから絞め殺せよこいつ」
@「いや、私、締め付ける機能持った尻尾じゃないんで」
男「ままならんなあ」
@「まったくです」
女「ほんと、神様はなんで尻尾に体なんかつけちゃったのか――」
62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:07:15.60 ID:BUvqGyK70男「おちつけ」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
男「せっかくいま首に巻きついてんだから絞め殺せよこいつ」
@「いや、私、締め付ける機能持った尻尾じゃないんで」
男「ままならんなあ」
@「まったくです」
女「ほんと、神様はなんで尻尾に体なんかつけちゃったのか――」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
ぬぅ...
63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:14:04.55 ID:v6uHcY7j0女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
女「尻尾! ふっさふさのもっふもふ! 体はいらねー! 尻尾に憑いた余計なイボ!」
ぬぅ...
ノシ「……」 ゆらゆら
女「ハァハァ――尻尾――軽やかに風にもふ揺れる尻尾――」
ノシ「……」 ゆらゆら
女「尻尾オオオォォォォォ! ウオオオォォオォォオオォォ! 尻尾おおぉおおぉおぉぉおおおお!!」
男「なに禁断症状起こしてんだよ。離れて見てねーでもふもふすりゃいいだろ」
女「愚か者め。もふ道初級者が!
こうやってもふもふへの欲望を発狂寸前まで溜め込んでおいて一気に解き放つのが匠の技よ」
男「もうすでにいかれてる奴に寸前なんていわれてもな」
女「――今だ! ウオオオオオォオオォォオオォォオオオオォォオオオオオ!!!
もっふもふウウウウウウゥゥゥゥゥウウウウウウゥゥゥゥゥウウウゥゥゥウウウ!!!!!」
ノ 「いやああああああああ! 助けてええええ! 見てないで助けてええええぇぇぇ!」
男「――あ。今日、醤油の特売日だったわ。またなー」
65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:21:29.52 ID:v6uHcY7j0女「ハァハァ――尻尾――軽やかに風にもふ揺れる尻尾――」
ノシ「……」 ゆらゆら
女「尻尾オオオォォォォォ! ウオオオォォオォォオオォォ! 尻尾おおぉおおぉおぉぉおおおお!!」
男「なに禁断症状起こしてんだよ。離れて見てねーでもふもふすりゃいいだろ」
女「愚か者め。もふ道初級者が!
こうやってもふもふへの欲望を発狂寸前まで溜め込んでおいて一気に解き放つのが匠の技よ」
男「もうすでにいかれてる奴に寸前なんていわれてもな」
女「――今だ! ウオオオオオォオオォォオオォォオオオオォォオオオオオ!!!
もっふもふウウウウウウゥゥゥゥゥウウウウウウゥゥゥゥゥウウウゥゥゥウウウ!!!!!」
ノ 「いやああああああああ! 助けてええええ! 見てないで助けてええええぇぇぇ!」
男「――あ。今日、醤油の特売日だったわ。またなー」
男「何で花瓶にささってんの?」
ノ 「あの人の美的感覚はよくわかりません」
66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:26:57.76 ID:v6uHcY7j0ノ 「あの人の美的感覚はよくわかりません」
女「なんで赤ちゃんなんか産むんだろ――もっふもふの尻尾産みたい――」
ノ (この人に子供を産ませちゃあ駄目だ――ッ)
68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:35:48.86 ID:v6uHcY7j0ノ (この人に子供を産ませちゃあ駄目だ――ッ)
女「漫画とかさ。もっふもふのふっさふさに女の子くっつけて描いてる奴ってなんなの?
尻尾だけでいいじゃん。ひょっとしてキチガイ? 死に絶えればいいのにね」
男「ああ――キチガイだろうな――もうそれでいいよ――」
ノ 「あっさり妥協してないで、そこはもう少し粘ってください」
70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:43:24.81 ID:v6uHcY7j0尻尾だけでいいじゃん。ひょっとしてキチガイ? 死に絶えればいいのにね」
男「ああ――キチガイだろうな――もうそれでいいよ――」
ノ 「あっさり妥協してないで、そこはもう少し粘ってください」
女「犬畜生はどうにもいかん」
ノ 「何かされたんですか?」
女「尻尾でもふもふしようとしたら、自分のものでもないくせに牙を剥きやがる」
ノ 「自分のものですよ?」
女「やっぱりもふもふによけいなできものはいらんってことだな」
ノ 「できもの――」
女「あーあ。できものは尻尾だけのこしてみんなかさぶたみたいに乾いてぽろっと落ちりゃいいのになー」
ノ 「私の匂い嗅ぎながら気持ち悪いこと言うのはやめてください」
71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:50:57.08 ID:v6uHcY7j0ノ 「何かされたんですか?」
女「尻尾でもふもふしようとしたら、自分のものでもないくせに牙を剥きやがる」
ノ 「自分のものですよ?」
女「やっぱりもふもふによけいなできものはいらんってことだな」
ノ 「できもの――」
女「あーあ。できものは尻尾だけのこしてみんなかさぶたみたいに乾いてぽろっと落ちりゃいいのになー」
ノ 「私の匂い嗅ぎながら気持ち悪いこと言うのはやめてください」
女「のれんの代わりに尻尾を仕掛けてみたよー」
男「またあほなことを」
女「でもふっさふさが気持ちよさ過ぎてそこから部屋の奥に進めないという恐ろしい欠陥が!」
男「ああ、うん、だから誰も尻尾をのれんにしなかったんだよとっとと元に戻せ」
72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/26(木) 23:57:10.27 ID:v6uHcY7j0男「またあほなことを」
女「でもふっさふさが気持ちよさ過ぎてそこから部屋の奥に進めないという恐ろしい欠陥が!」
男「ああ、うん、だから誰も尻尾をのれんにしなかったんだよとっとと元に戻せ」
女「雨だね」
ノ 「雨ですね」
女「雨の日ってお前、割と臭うよね」
ノ 「そうですね」
女「でもそういうところも含め全尾的に愛してこそのもふ道だと思うわけよ――――うわっ、くせっ!」
ノ 「こんな日ぐらい自重してください」
女「だがこれがいい! このスメルがわたしの果てないもふ性欲を満たしてくれる!」
ノ 「ほんとにどう言ったらいいのかなこの人は」
女「臭い! 死ぬ! 死ぬ臭さ! もふもふゥ! ぎゃあああああああ! でもとまらねえーっ!」
73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:05:04.09 ID:L4BeZpuy0ノ 「雨ですね」
女「雨の日ってお前、割と臭うよね」
ノ 「そうですね」
女「でもそういうところも含め全尾的に愛してこそのもふ道だと思うわけよ――――うわっ、くせっ!」
ノ 「こんな日ぐらい自重してください」
女「だがこれがいい! このスメルがわたしの果てないもふ性欲を満たしてくれる!」
ノ 「ほんとにどう言ったらいいのかなこの人は」
女「臭い! 死ぬ! 死ぬ臭さ! もふもふゥ! ぎゃあああああああ! でもとまらねえーっ!」
女「――このっ――くぬ野郎っ! ――ちくしょっ! ――」 ぶんっ ぶんっ
ノ 「だから、無理ですってば」
男「何のおまじない? 尻尾振り回して」
女「冬っていってもさ。陽があたってて風がなきゃそれなりにあったかいっしょ?」
男「まーね」
女「だからこの曇天から雲を追い払おうと尻尾で――」
ノ 「無理だっていってるじゃないですか」
女「大丈夫! もっふもふのふっさふさに不可能はなーい! 自分を信じろ!」
ノ 「あなたはまず自分の言動を疑ってください」
75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:14:01.62 ID:L4BeZpuy0ノ 「だから、無理ですってば」
男「何のおまじない? 尻尾振り回して」
女「冬っていってもさ。陽があたってて風がなきゃそれなりにあったかいっしょ?」
男「まーね」
女「だからこの曇天から雲を追い払おうと尻尾で――」
ノ 「無理だっていってるじゃないですか」
女「大丈夫! もっふもふのふっさふさに不可能はなーい! 自分を信じろ!」
ノ 「あなたはまず自分の言動を疑ってください」
女「はあ――もふもふぅ〜♪」
ノ 「そんなにあったかくてもふもふしたものが好きなら羽毛布団でも使えばいいじゃないですか」
女「羽毛はばらけるじゃん。尻尾はばらけないしねー」
ノ 「布団から出す必要がどこに?」
76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:20:18.35 ID:L4BeZpuy0ノ 「そんなにあったかくてもふもふしたものが好きなら羽毛布団でも使えばいいじゃないですか」
女「羽毛はばらけるじゃん。尻尾はばらけないしねー」
ノ 「布団から出す必要がどこに?」
男「暑いなー」
女「尻尾が揺れれば風も吹くんだけどねー」
男「逆だろ」
女「逆じゃないよ。尻尾が揺れれば風が吹くんだって」
男「なに言ってんだこいつは――」
ノシ「……」 ゆらゆら
77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:25:35.67 ID:L4BeZpuy0女「尻尾が揺れれば風も吹くんだけどねー」
男「逆だろ」
女「逆じゃないよ。尻尾が揺れれば風が吹くんだって」
男「なに言ってんだこいつは――」
ノシ「……」 ゆらゆら
女「寒の入り @の 尻尾かな」
@「丸まった尻尾頭にのせながら変な句詠まないでください」
男「寒いから尻尾が丸まってるって意味なのか、寒いのに丸まった尻尾はあったかそうって意味なのか」
@「あなたもたまにピントの外れたツッコミする人ですね」
78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:33:45.20 ID:L4BeZpuy0@「丸まった尻尾頭にのせながら変な句詠まないでください」
男「寒いから尻尾が丸まってるって意味なのか、寒いのに丸まった尻尾はあったかそうって意味なのか」
@「あなたもたまにピントの外れたツッコミする人ですね」
女「仏とは 尻尾であるべし 彼岸花」
ノ 「前々から思ってましたがあなた頭大丈夫ですか? 私の毛が脳に入り込んでませんか?」
女「もふもふは仏性、ふさふさは菩薩心」
ノ 「意味がわかりません」
女「念仏のかわりに尻尾を抱こう。座禅にかえて尻尾を撫でよう」
男「仏像のかわりに尻尾がいりゃ満足なのか?」
女「もふもふは救世だよ君ィ!」
男「ペットとの過剰な接触は病気をもらう原因だって散々いわれてるのにな――」
ノ 「持ってませんよ病気なんか」
80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:48:33.32 ID:L4BeZpuy0ノ 「前々から思ってましたがあなた頭大丈夫ですか? 私の毛が脳に入り込んでませんか?」
女「もふもふは仏性、ふさふさは菩薩心」
ノ 「意味がわかりません」
女「念仏のかわりに尻尾を抱こう。座禅にかえて尻尾を撫でよう」
男「仏像のかわりに尻尾がいりゃ満足なのか?」
女「もふもふは救世だよ君ィ!」
男「ペットとの過剰な接触は病気をもらう原因だって散々いわれてるのにな――」
ノ 「持ってませんよ病気なんか」
女「ウヒヒヒヒィ〜イ。もっふもふぅ〜♪」
男「よく飽きねーなお前も」
女「一つの宇宙が無数に集まって一本の毛になり、その毛が無数に集まってもっふもふとなる――」
男「わけわからん宇宙観捏(つく)んな」
女「今いるこの宇宙すらわかりきっていないのに、
生きている間にどれほどもふもふしようと尻尾をわかりきることなどできはしないのだよ」
男「お前、宇宙?」
ノ 「たぶん蛋白質です」
81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:49:45.99 ID:L4BeZpuy0男「よく飽きねーなお前も」
女「一つの宇宙が無数に集まって一本の毛になり、その毛が無数に集まってもっふもふとなる――」
男「わけわからん宇宙観捏(つく)んな」
女「今いるこの宇宙すらわかりきっていないのに、
生きている間にどれほどもふもふしようと尻尾をわかりきることなどできはしないのだよ」
男「お前、宇宙?」
ノ 「たぶん蛋白質です」
ノ 「はあ」
男「どうした。だららーんとして」
ノ 「尻尾というのはやっぱり何かにくっついてこそだと思うんですよ」
男「そうだな。そろそろお前には新しい呼び名がいるかもしれん」
ノ 「この人はこの人でたまにお互いの認識に断層があるから困る」
女「あはははははははは! 無駄無駄無駄!」
男「来た」
女「漫画だと最終回に本体が来て元通りくっつこうとするも
結局なんだかんだでわたしと一緒にいることになるんだろうが、現実は本体など来ない!」
ノ 「なんかものすごく勝手な展開を予定されてる――」
男「じゃあ尻尾がないけど尻尾があった方がよさげなものにいろいろくっついてみれば?」
ノ 「はあ」
女「いかーん! パパ、そんなの許さんぞー! もふもふは常に独立自尊!」
83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 00:59:33.69 ID:L4BeZpuy0男「どうした。だららーんとして」
ノ 「尻尾というのはやっぱり何かにくっついてこそだと思うんですよ」
男「そうだな。そろそろお前には新しい呼び名がいるかもしれん」
ノ 「この人はこの人でたまにお互いの認識に断層があるから困る」
女「あはははははははは! 無駄無駄無駄!」
男「来た」
女「漫画だと最終回に本体が来て元通りくっつこうとするも
結局なんだかんだでわたしと一緒にいることになるんだろうが、現実は本体など来ない!」
ノ 「なんかものすごく勝手な展開を予定されてる――」
男「じゃあ尻尾がないけど尻尾があった方がよさげなものにいろいろくっついてみれば?」
ノ 「はあ」
女「いかーん! パパ、そんなの許さんぞー! もふもふは常に独立自尊!」
女「……」
ノシ「……」
女「……」
ノ 「……」
女「どうした? 遠慮せずふりふりしてろよィーヒヒヒヒヒヒヒィヒヒヒィィィヒ」
ノ 「さっきからこっち見て手も出さずににやにやして、またよからぬことを考えてるでしょう?」
女「んにゃー。毛が集まってもっふもふのふっさふさになるんなら、
尻尾が集まったらどんだけ素敵極まりないもんになるんかなあっていやはあqwでfrgtvんじゅ!」
がばっ
女「吐けっ! いったいどんなステキもんになるんだお前!
吐くまでもふもふしながら匂い嗅ぎながらときおり思い出したようにねぶってやる〜」
ノ 「いやあああああああ! 誰か! 誰か助けてえー!」
84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 01:09:28.32 ID:L4BeZpuy0ノシ「……」
女「……」
ノ 「……」
女「どうした? 遠慮せずふりふりしてろよィーヒヒヒヒヒヒヒィヒヒヒィィィヒ」
ノ 「さっきからこっち見て手も出さずににやにやして、またよからぬことを考えてるでしょう?」
女「んにゃー。毛が集まってもっふもふのふっさふさになるんなら、
尻尾が集まったらどんだけ素敵極まりないもんになるんかなあっていやはあqwでfrgtvんじゅ!」
がばっ
女「吐けっ! いったいどんなステキもんになるんだお前!
吐くまでもふもふしながら匂い嗅ぎながらときおり思い出したようにねぶってやる〜」
ノ 「いやあああああああ! 誰か! 誰か助けてえー!」
女「シヤワセだなぁ――わたしゃ尻尾の毛をわざわざ時間かけてくんかくんかしつつ分け入って
そのまま力尽きて寝ちゃうのが一番シヤワセなんだぁ――」
男「変態以外の何者でもないな」
女「ハハハこやつめ。ピン札を見るや『ガスマスク!』とかほざいてくんかくんかしてるような奴が何を」
男「してないよ、そんなこと」
女「臭いとわかっていながら十円玉嗅ぐのも知り合いとして恥ずかしいからやめとけ、な?」
男「してないよ、そんなこと」
85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 01:18:04.02 ID:L4BeZpuy0そのまま力尽きて寝ちゃうのが一番シヤワセなんだぁ――」
男「変態以外の何者でもないな」
女「ハハハこやつめ。ピン札を見るや『ガスマスク!』とかほざいてくんかくんかしてるような奴が何を」
男「してないよ、そんなこと」
女「臭いとわかっていながら十円玉嗅ぐのも知り合いとして恥ずかしいからやめとけ、な?」
男「してないよ、そんなこと」
女「グググググググググググ――――」
@「……」
男「おいおいどうした? 喧嘩か、珍しい」
@「あ、ちょうどいいところに! もふもふされてたら今度はいきなり怒り出されて」
女「けしからーん!」
男「落ち着け」
女「このもふもふにある日いきなり狐やら美少年やらが生えてきたらと思うと――ゆゆゆ許さーん!」
@「そんなあり得ない妄想でいきなり怒ってたんですかあなたは!」
女「そんな不埒なもんが生えてこないように、監視しとく必要があーる!」
@「やめてしがみつかないでうわあ根元くわえちゃいやあああああああああ!」
男「……」
男「なんだ。いつものことか」
@「ひとごとだと思って微笑んでないで助けてー!」
86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 01:27:52.03 ID:L4BeZpuy0@「……」
男「おいおいどうした? 喧嘩か、珍しい」
@「あ、ちょうどいいところに! もふもふされてたら今度はいきなり怒り出されて」
女「けしからーん!」
男「落ち着け」
女「このもふもふにある日いきなり狐やら美少年やらが生えてきたらと思うと――ゆゆゆ許さーん!」
@「そんなあり得ない妄想でいきなり怒ってたんですかあなたは!」
女「そんな不埒なもんが生えてこないように、監視しとく必要があーる!」
@「やめてしがみつかないでうわあ根元くわえちゃいやあああああああああ!」
男「……」
男「なんだ。いつものことか」
@「ひとごとだと思って微笑んでないで助けてー!」
女「体など飾りです。生物学者にはそれがわからんのですよ!」
ノ 「わかってないのは確実にあなたです」
女「もふ生物学によるとかつてはもっふもふのふっさふさだけだったのが
象の鼻が徐々に伸びていったように体ができていったらしい」
ノ 「『徐々』の途中経過を想像するとものすごく気持ち悪いんですが」
87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 01:41:01.37 ID:L4BeZpuy0ノ 「わかってないのは確実にあなたです」
女「もふ生物学によるとかつてはもっふもふのふっさふさだけだったのが
象の鼻が徐々に伸びていったように体ができていったらしい」
ノ 「『徐々』の途中経過を想像するとものすごく気持ち悪いんですが」
女「何で体みたいな不浄なものから尻尾が生えるんだぜ?」
ノ 「この人はいつもどうしようもないことばかり言う――」
女「尻尾から尻尾が生えりゃいいだろーがっ! ふざけてんのかっ!」
ノ 「それじゃあ尻尾じゃなくて尾尾じゃないですか」
88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 01:51:28.83 ID:L4BeZpuy0ノ 「この人はいつもどうしようもないことばかり言う――」
女「尻尾から尻尾が生えりゃいいだろーがっ! ふざけてんのかっ!」
ノ 「それじゃあ尻尾じゃなくて尾尾じゃないですか」
男「お前もう来世尻尾に生まれ変わるの期待して生命活動に訣別しろよ」
女「アーハァーン?」
男「なにその態度?」
女「わたしはもふもふしたいわけ。されたいんじゃないの。愛されるためにはまず愛するってことよ」
男「――で、お前はこいつ愛してんの?」
ノ 「哀しいです――とてつもなく深い哀しみの底にいます――」
89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:03:45.47 ID:L4BeZpuy0女「アーハァーン?」
男「なにその態度?」
女「わたしはもふもふしたいわけ。されたいんじゃないの。愛されるためにはまず愛するってことよ」
男「――で、お前はこいつ愛してんの?」
ノ 「哀しいです――とてつもなく深い哀しみの底にいます――」
女「アヒャヒャヒャヒャアqwセdrftgyフジコlザッxdcfvgbhンjm、l。;」 ぎゅううううぅぅぅ
ノシ「やめてぇー! 離して! 離してぇー!!!!」
男「尻尾にはちゃんと尻尾本来の役割させてやれよ」
女「尻尾の働きの一つはバランスをとること。ちゃんとわたしの精神の安寧のバランスあwせdrftgyふじ」
ノシ「ちょ! やめ――っ、甘噛みしないで! 尻尾は敏感なんですよ! いやっ! あぅ――っ」
男(精神のバランス? これでとれてるのか?)
90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:20:18.25 ID:L4BeZpuy0ノシ「やめてぇー! 離して! 離してぇー!!!!」
男「尻尾にはちゃんと尻尾本来の役割させてやれよ」
女「尻尾の働きの一つはバランスをとること。ちゃんとわたしの精神の安寧のバランスあwせdrftgyふじ」
ノシ「ちょ! やめ――っ、甘噛みしないで! 尻尾は敏感なんですよ! いやっ! あぅ――っ」
男(精神のバランス? これでとれてるのか?)
女「もふもふよ。そう嘆き悲しむでない」
ノ 「ううう――私の体はいったいどこに――」
女「尻尾の役割の一つはとかげのように本体の身代わりとなること」
ノ 「!」
女「ククククククククククククククク。今頃貴様の本体は新しい尻尾を生やしてお前のことなんか忘れてるさ」
ノ 「そ――そんなことは――そんなことは――――」
女「ヒャーハハハハハハハ!!!!!! お前は捨てられた子なんだよ! 永遠にわたしのもふ奴隷なんだよぉ!!!!!」
男「どうでもいいけど俺に移されても困るから月に一度は寄生虫の検査しとけよお前」
ノ 「あなたもたいがい薄情な方ですね」
91 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:33:36.55 ID:L4BeZpuy0ノ 「ううう――私の体はいったいどこに――」
女「尻尾の役割の一つはとかげのように本体の身代わりとなること」
ノ 「!」
女「ククククククククククククククク。今頃貴様の本体は新しい尻尾を生やしてお前のことなんか忘れてるさ」
ノ 「そ――そんなことは――そんなことは――――」
女「ヒャーハハハハハハハ!!!!!! お前は捨てられた子なんだよ! 永遠にわたしのもふ奴隷なんだよぉ!!!!!」
男「どうでもいいけど俺に移されても困るから月に一度は寄生虫の検査しとけよお前」
ノ 「あなたもたいがい薄情な方ですね」
女「うりゃあ〜。へりゃあ〜。もふもふーウィヒヒヒヒャハハハハハハアアアアアア」
ノシ「蝿を追っ払うのに私を使いながら自分をはたかないでください」
女「蝿がうざいのと同様にお前を愛しているんだから仕方ない」
ノシ「比較の意味がよくわからないんですが」
92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:41:41.25 ID:L4BeZpuy0ノシ「蝿を追っ払うのに私を使いながら自分をはたかないでください」
女「蝿がうざいのと同様にお前を愛しているんだから仕方ない」
ノシ「比較の意味がよくわからないんですが」
男「おーい。初詣行くんだろ? まだかー?」
女「この尻尾――振り袖名物・なんかもふもふしたアレのかわりにちょうどいい! いやそれ以上だ」
@「せっかく着付けしてもらったんだから、早く出かけましょうよ。今日はもう襟巻きでいいですから」
女「尻尾とは 撫で愛でるもの 寝正月」
ごろん
@「ああ、寝っ転がったりしたら着物が――」
女「構うもんか! オフゥ。もっふもふぅ〜。三が日はもう飲まず食わずでこのままじゃーい!」
ごろごろごろごろごろごろ〜
男「……」
女「ほれほれーぃ。遠慮せんと袖の中に入って一緒にのたうちまわれーイヤハハハハハハハァー!」
男「…………」
男「…………………………」
95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:53:09.46 ID:L4BeZpuy0女「この尻尾――振り袖名物・なんかもふもふしたアレのかわりにちょうどいい! いやそれ以上だ」
@「せっかく着付けしてもらったんだから、早く出かけましょうよ。今日はもう襟巻きでいいですから」
女「尻尾とは 撫で愛でるもの 寝正月」
ごろん
@「ああ、寝っ転がったりしたら着物が――」
女「構うもんか! オフゥ。もっふもふぅ〜。三が日はもう飲まず食わずでこのままじゃーい!」
ごろごろごろごろごろごろ〜
男「……」
女「ほれほれーぃ。遠慮せんと袖の中に入って一緒にのたうちまわれーイヤハハハハハハハァー!」
男「…………」
男「…………………………」
女「もふもふー。イーヒッヒッヒッヒッヒッヒー。もっふもふー」
男「触りすぎで尻尾がはげたらどうする。ほどほどにしといてやれよ」
女「振りすぎて 死ぬことはなし 狐の尾 と古人も言っておりまして」
男「振る話じゃなく触る話してんだけど」
ノ 「触られまくるとストレス溜まるんですが」
女「それは本体という煩悩のかたまりの話! 尻尾のみとなったお前には関係ないぞ!」
ノ 「ありますよ――ああああ、また服の中にねじ込む!」
女「グヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。ワァータシのしぃぃぃぃっぽチャアアアァァァァァァァーン!」
男「転げ回るな。よだれが飛び散る」
96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 02:58:16.31 ID:L4BeZpuy0男「触りすぎで尻尾がはげたらどうする。ほどほどにしといてやれよ」
女「振りすぎて 死ぬことはなし 狐の尾 と古人も言っておりまして」
男「振る話じゃなく触る話してんだけど」
ノ 「触られまくるとストレス溜まるんですが」
女「それは本体という煩悩のかたまりの話! 尻尾のみとなったお前には関係ないぞ!」
ノ 「ありますよ――ああああ、また服の中にねじ込む!」
女「グヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ。ワァータシのしぃぃぃぃっぽチャアアアァァァァァァァーン!」
男「転げ回るな。よだれが飛び散る」
女「鬱だ――なーんもする気にならない――しっぽを手放す気力もない――」
ぎゅむうううううううう
ノシ「離して! はーなーしーてーぇーえー!」
男「ああもう、鬱陶しい擬態鬱病だなこいつは」
97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 03:07:09.16 ID:L4BeZpuy0ぎゅむうううううううう
ノシ「離して! はーなーしーてーぇーえー!」
男「ああもう、鬱陶しい擬態鬱病だなこいつは」
女「何がイヤって、素っ裸でもふもふふさふさを抱き抱きしたまま外に出られないのがイヤなのよ」
ノ 「それ、もう完全に変態じゃないですか」
女「お前はいつでも全裸全開もっふもふじゃん! お・ま・え・だ・け・が!」
ノ 「またそうやって理不尽なことで怒り出す」
女「裸と裸! もっふもふでどすこーい!」
ノシ「痛い! 裸でのしかかって腰降らないで! 擦れる! ちぎれる〜!」
99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 03:43:09.59 ID:L4BeZpuy0ノ 「それ、もう完全に変態じゃないですか」
女「お前はいつでも全裸全開もっふもふじゃん! お・ま・え・だ・け・が!」
ノ 「またそうやって理不尽なことで怒り出す」
女「裸と裸! もっふもふでどすこーい!」
ノシ「痛い! 裸でのしかかって腰降らないで! 擦れる! ちぎれる〜!」
女「プチプチはもう古い! これからは大事な荷物はもふもふの尻尾にくるんで送ろう!」
ノ 「また始まった」
女「大事な荷物――もふもふのふさふさ以外にはあり得んな!」
ノ 「でしょうね、あなたなら」
女「もふもふをもふもふでくるむ。もふもふは大事だからさらにもふもふでくるむ。それをさらに――」
ノ 「不気味な無限ループはやめてください」
女「結局、宇宙すべてが一個のもふもふとなるしかないな、もう」
ノ 「やっぱりそういう結論ですか!」
女「まずはお前とわたしが一つになるのじゃあああああああー!」
がばっ!
ノシ「いやあああああああああああああああああ!」
101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 03:45:31.32 ID:L4BeZpuy0ノ 「また始まった」
女「大事な荷物――もふもふのふさふさ以外にはあり得んな!」
ノ 「でしょうね、あなたなら」
女「もふもふをもふもふでくるむ。もふもふは大事だからさらにもふもふでくるむ。それをさらに――」
ノ 「不気味な無限ループはやめてください」
女「結局、宇宙すべてが一個のもふもふとなるしかないな、もう」
ノ 「やっぱりそういう結論ですか!」
女「まずはお前とわたしが一つになるのじゃあああああああー!」
がばっ!
ノシ「いやあああああああああああああああああ!」
ノ 「もしごきぶりの触角がもふもふだったらどうします?」
女「ごきぶりだろうと犬畜生だろうと、尻尾の附傭物には等しく興味ないわけですよ」
ノ 「でしょうね」
102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 03:48:18.94 ID:L4BeZpuy0女「ごきぶりだろうと犬畜生だろうと、尻尾の附傭物には等しく興味ないわけですよ」
ノ 「でしょうね」
男「お前って尻尾属性だけで獣耳属性はないんだね」
女「尻尾に耳がついてたらキモいよ?」
男「そうだね――ああ、そうだね――」
男「というわけで耳を生やせば嫌われて捨ててもらえるんじゃないかな」
ノシ「あなたはここぞというところでまるで頼りになってくれない――」
104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:09:35.76 ID:L4BeZpuy0女「尻尾に耳がついてたらキモいよ?」
男「そうだね――ああ、そうだね――」
男「というわけで耳を生やせば嫌われて捨ててもらえるんじゃないかな」
ノシ「あなたはここぞというところでまるで頼りになってくれない――」
女「おー」
ノ 「入道雲ですねえ」
女「ありゃあだめだ」
ノ 「だめですか」
女「ふくらむ雲のくせに、どうにももふもふ感がない」
ノ 「確かに安物の生クリームが固まったみたいに見えないこともないですけど」
女「雲はいかんな。しょせん水だ。べたべただ。やはり君子の徳はもふもふによってのみ現わされる」
ノ 「君子と呼ばれる人は尻尾にへばりついてくんかくんかぺろぺろしたりはしませんよ?」
女「するよ。真の君子はたとえるなら龍のようなもの。凡人には龍が天頂を目指す志は理解できんさ」
ノ 「あなたのやってることはどう見ても天頂どころか泥沼の底です」
105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:16:25.20 ID:L4BeZpuy0ノ 「入道雲ですねえ」
女「ありゃあだめだ」
ノ 「だめですか」
女「ふくらむ雲のくせに、どうにももふもふ感がない」
ノ 「確かに安物の生クリームが固まったみたいに見えないこともないですけど」
女「雲はいかんな。しょせん水だ。べたべただ。やはり君子の徳はもふもふによってのみ現わされる」
ノ 「君子と呼ばれる人は尻尾にへばりついてくんかくんかぺろぺろしたりはしませんよ?」
女「するよ。真の君子はたとえるなら龍のようなもの。凡人には龍が天頂を目指す志は理解できんさ」
ノ 「あなたのやってることはどう見ても天頂どころか泥沼の底です」
ノシ「いやあああああああ! こーなーいーでーぇ!」 もふもふじたじた
女「イヒヒヒヒイーッヒッヒッヒッヒッヒッヴォヒャヒャヒャヒャヒャー!」 うねうねじたじた
男「尻尾がのたうち回りながら逃げてるのはいつものこととして、お前まで何をやっとんだ?」
女「普通に追っかけて捕まえてもふってもつまらんから、手足を封印しあえて同じ動きで」
ノシ「気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪いいいいいいいいい!」
女「まあまあ。ここは一つなめくじが絡み合うようにもふり合おうじゃないかーイヤハハハハハハハ」
男「……」
男「とりあえずおまえらそこから出てこないでくれ」 がちゃり
ノシ「いやああああああああ! 鍵かけないでええええええええええええ!」
女「――ムホッ」 うねうねじたじたぬるぬるずるずる
106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:24:53.38 ID:L4BeZpuy0女「イヒヒヒヒイーッヒッヒッヒッヒッヒッヴォヒャヒャヒャヒャヒャー!」 うねうねじたじた
男「尻尾がのたうち回りながら逃げてるのはいつものこととして、お前まで何をやっとんだ?」
女「普通に追っかけて捕まえてもふってもつまらんから、手足を封印しあえて同じ動きで」
ノシ「気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪いいいいいいいいい!」
女「まあまあ。ここは一つなめくじが絡み合うようにもふり合おうじゃないかーイヤハハハハハハハ」
男「……」
男「とりあえずおまえらそこから出てこないでくれ」 がちゃり
ノシ「いやああああああああ! 鍵かけないでええええええええええええ!」
女「――ムホッ」 うねうねじたじたぬるぬるずるずる
@「……」 くるくる
女「……」 くるりん
男「――なんでお前まで丸まってんの?」
女「やることないからー」
男「ああそう」
@「なんとか言ってください」
男「また何かされた?」
@「丸まった隙間から眼だけ見せて、気持ち悪い視線でねぶってくるんですよ!」
女「ウイーヒヒヒヒヒヒヒヒひひはsdwtfくぇるwmkl;qv。swmfklcsアアアァァァァァー!」
男「――まあお仲間同士仲良くしとけや」
@「待って! 私を見捨てていかないで!」
107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:41:57.52 ID:L4BeZpuy0女「……」 くるりん
男「――なんでお前まで丸まってんの?」
女「やることないからー」
男「ああそう」
@「なんとか言ってください」
男「また何かされた?」
@「丸まった隙間から眼だけ見せて、気持ち悪い視線でねぶってくるんですよ!」
女「ウイーヒヒヒヒヒヒヒヒひひはsdwtfくぇるwmkl;qv。swmfklcsアアアァァァァァー!」
男「――まあお仲間同士仲良くしとけや」
@「待って! 私を見捨てていかないで!」
女「わからん。わからん。わーからぁーん!!」
ノ 「こんなことで悩むあなたの方がわかりませんよ」
女「しっぽは――しっぽは肩車できないというのか!? ただ熱く抱きしめるしかないというのか!」
ノ 「なんでしっぽを肩車しようって発想になるんですかねぇこの人は」
108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:48:40.38 ID:L4BeZpuy0ノ 「こんなことで悩むあなたの方がわかりませんよ」
女「しっぽは――しっぽは肩車できないというのか!? ただ熱く抱きしめるしかないというのか!」
ノ 「なんでしっぽを肩車しようって発想になるんですかねぇこの人は」
女「これほどにもふもふしていたら、あるいはタオルのかわりにもなるんじゃなかろうか?」
@「濡れた手を拭うのは勝手ですが、抜けた毛がべとっと付くからやめた方がいいですよ」
女「なんてこった――尻尾に弱点はないというのか――」
@「いや、ふつうそこが弱点でしょう。あなたなにいってんですか?」
109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:57:45.91 ID:L4BeZpuy0@「濡れた手を拭うのは勝手ですが、抜けた毛がべとっと付くからやめた方がいいですよ」
女「なんてこった――尻尾に弱点はないというのか――」
@「いや、ふつうそこが弱点でしょう。あなたなにいってんですか?」
女「ヘーイヘーイヘーイヘーイヘーエェーイ!」 のたくた
ノシ「捕まえるんならさっさと捕まえていつも通りもふってくださいよ! こんな生殺し!」
女「まあまあ。縁あって同じ袋シーツの中に閉じ込められた身。仲良くしようじゃないか」
ノシ「自分でチャック開けて入っといてなにいってんですか」
女「ウィイイィィィ〜」 ずるずる
ノシ「中でずるずるしてたら破れますよシーツ」
女「ビイイイィィィィィィィ〜。ブウィイイィィィィィィィ〜」 うねうね
ノシ「おねがい――せめてちゃんと会話を成り立たせて――」
110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 04:59:38.31 ID:IsE20VZM0ノシ「捕まえるんならさっさと捕まえていつも通りもふってくださいよ! こんな生殺し!」
女「まあまあ。縁あって同じ袋シーツの中に閉じ込められた身。仲良くしようじゃないか」
ノシ「自分でチャック開けて入っといてなにいってんですか」
女「ウィイイィィィ〜」 ずるずる
ノシ「中でずるずるしてたら破れますよシーツ」
女「ビイイイィィィィィィィ〜。ブウィイイィィィィィィィ〜」 うねうね
ノシ「おねがい――せめてちゃんと会話を成り立たせて――」
よく分からんがなんか和む
111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:08:52.59 ID:L4BeZpuy0女「くらえー。もっふもふ光線照射〜!」
ふぁさふぁさふぁさぁー
男「やめい。しっぽを押し付けてくんな」
女「いいえ。しっぽ光線です」
男「どこらへんが光線よ? 実体弾じゃん」
女「波動でもあり粒子でもある。それが光です」
男「どう見ても時速2キロぐらいしか出てなかったけど、それでも光線なのか」
女「観測点によって相対的にそう見えているだけです。死ねー。もっふもふ光線再照射〜」
ふぁさふぁさふぁさー
男「…………」
男「このしっぽは没収します」 さっ
女「魂を抜かれた――」 ぱたん
男「――死んだ」
ノ 「ひまな人たちですねー」
112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:17:51.74 ID:yNBuNWxeOふぁさふぁさふぁさぁー
男「やめい。しっぽを押し付けてくんな」
女「いいえ。しっぽ光線です」
男「どこらへんが光線よ? 実体弾じゃん」
女「波動でもあり粒子でもある。それが光です」
男「どう見ても時速2キロぐらいしか出てなかったけど、それでも光線なのか」
女「観測点によって相対的にそう見えているだけです。死ねー。もっふもふ光線再照射〜」
ふぁさふぁさふぁさー
男「…………」
男「このしっぽは没収します」 さっ
女「魂を抜かれた――」 ぱたん
男「――死んだ」
ノ 「ひまな人たちですねー」
ねこもふりながらみる
113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:21:08.41 ID:L4BeZpuy0女「猫の尻尾はお前ほどもふっとはしてないけど、サイズさえ理想通りだったら――」
ノシ「あんまり被害者を増やさないでくださいよ?」
女「猫を撲殺して尻尾を解き放ってくるのになあ――」
ノシ「尻尾の話、聞いてませんね?」
女「わたしってさあ、ほら、猫とか犬とかそのものにはなんの興味もないわけよ」
ノシ「知ってます」
女「――あんな連中、尻尾だけ置いて死に絶えてくれれば栄養がちゃんと尻尾にいって育つのに」
ノシ「危険な思想だなあ」
114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:31:34.39 ID:quZg1K/V0ノシ「あんまり被害者を増やさないでくださいよ?」
女「猫を撲殺して尻尾を解き放ってくるのになあ――」
ノシ「尻尾の話、聞いてませんね?」
女「わたしってさあ、ほら、猫とか犬とかそのものにはなんの興味もないわけよ」
ノシ「知ってます」
女「――あんな連中、尻尾だけ置いて死に絶えてくれれば栄養がちゃんと尻尾にいって育つのに」
ノシ「危険な思想だなあ」
shien
115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:39:23.21 ID:L4BeZpuy0女「尻尾の肌触り、匂い、味、そよぐ音――おお――」
男「味?」
女「【もふもふ】にかわる新たな効果音を用意しないと、もーぅこの魅力は現しきれぬぅー!」
ノシ「…………」 ぱたぱた
男「ああ、そう」
女「四十二時間が経過しました」
男「なんだ、まだやってたのか」
女「ああ。こいつを抱きしめそのエネルギーを表皮から吸収し続けていなければ
わたしはとうに力尽きていただろう」
男「いいから服を着なさい」
116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:50:21.93 ID:L4BeZpuy0男「味?」
女「【もふもふ】にかわる新たな効果音を用意しないと、もーぅこの魅力は現しきれぬぅー!」
ノシ「…………」 ぱたぱた
男「ああ、そう」
女「四十二時間が経過しました」
男「なんだ、まだやってたのか」
女「ああ。こいつを抱きしめそのエネルギーを表皮から吸収し続けていなければ
わたしはとうに力尽きていただろう」
男「いいから服を着なさい」
女「……」
ノ 「なんですか尻尾を凝視して」
女「一本一本の毛の先にお目々でもついてないかなと思って」
@「ちょっ、ついてませんよ! なんかの海洋生物じゃあるまいし!」
女「ハハハ。急に丸くなったりして、うい奴よのう、うい奴よのうー」
117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 05:58:22.76 ID:L4BeZpuy0ノ 「なんですか尻尾を凝視して」
女「一本一本の毛の先にお目々でもついてないかなと思って」
@「ちょっ、ついてませんよ! なんかの海洋生物じゃあるまいし!」
女「ハハハ。急に丸くなったりして、うい奴よのう、うい奴よのうー」
女「葡萄が実り垂れるが如く、尻尾が実り垂れる聖地を求めて! いざ!」
男「行ってらっしゃい」
ノシ「やめてー! 放してー! そんな場所ないから! どこにもないからー!」
118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 06:12:25.29 ID:L4BeZpuy0男「行ってらっしゃい」
ノシ「やめてー! 放してー! そんな場所ないから! どこにもないからー!」
女「刀には鞘があり、眼鏡には眼鏡ケースがあるように、しっぽにも何かいるな」
ノ 「だから、体に返してくれればそれでいいんですってばー」
女「どこにいるかわたしにもあんたにも天にも地にも賄賂持って来た奴にも楊震さんにもわからん」
ノ 「何の話ですか」
女「しかたがない。お前を拾ってきた手前、わたしが甲羅となってお前を守ろう!」
がばっ!
女「敵だ! 危なーい! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃー!」
ノ 「ひッ?」
女「亀は甲羅をはがすと死ぬるぅ! お前もわたしをはがすと死ぬゥぃゃぁぁァァあああぁぁああ!」
ごろごろごろごろごろごろ
男「病膏肓に入るとはよく言ったもんだ」
120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 06:34:45.25 ID:L4BeZpuy0ノ 「だから、体に返してくれればそれでいいんですってばー」
女「どこにいるかわたしにもあんたにも天にも地にも賄賂持って来た奴にも楊震さんにもわからん」
ノ 「何の話ですか」
女「しかたがない。お前を拾ってきた手前、わたしが甲羅となってお前を守ろう!」
がばっ!
女「敵だ! 危なーい! うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃー!」
ノ 「ひッ?」
女「亀は甲羅をはがすと死ぬるぅ! お前もわたしをはがすと死ぬゥぃゃぁぁァァあああぁぁああ!」
ごろごろごろごろごろごろ
男「病膏肓に入るとはよく言ったもんだ」
女「ポニーテールとかいうエセふさふさを見てると片っ端から切り落としたくなってくる」
ノ 「ほんとにやらないでくださいよ?」
女「ほどけばばらける軟弱ものが頭という異物に必死になってしがみつく――ああ醜い醜い」
ノ 「この人の萌え観念はいったいどんなふうになっているのか――」
女「あれは全部きちんとしたもっふもふのふっさふさに換えたあと、いらなくなった本体を消すべきだ」
ノ 「そっちの方がもっと駄目です!」
121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 06:44:20.22 ID:L4BeZpuy0ノ 「ほんとにやらないでくださいよ?」
女「ほどけばばらける軟弱ものが頭という異物に必死になってしがみつく――ああ醜い醜い」
ノ 「この人の萌え観念はいったいどんなふうになっているのか――」
女「あれは全部きちんとしたもっふもふのふっさふさに換えたあと、いらなくなった本体を消すべきだ」
ノ 「そっちの方がもっと駄目です!」
女「アホ毛とポニテと触手」
男「じゃあ帰るわ」
ノ 「待って! この人がまた馬鹿なことを言い出したとたん逃げないで!」
女「このもふもふにオプションとしてくっつけてイヤッハーなのはどれだろう」
男「お得意の妄想力で思う存分想像してみなよ」
女「……」
女「せっかくのもふもふを損なうものはわたしが認めない! 断じてだ!」
男「はいはい」
ノ 「ひょっとしたら同じ空の下で、私みたいな目に遭ってるアホ毛や触手がいるんでしょうか――」
122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 06:53:31.65 ID:L4BeZpuy0男「じゃあ帰るわ」
ノ 「待って! この人がまた馬鹿なことを言い出したとたん逃げないで!」
女「このもふもふにオプションとしてくっつけてイヤッハーなのはどれだろう」
男「お得意の妄想力で思う存分想像してみなよ」
女「……」
女「せっかくのもふもふを損なうものはわたしが認めない! 断じてだ!」
男「はいはい」
ノ 「ひょっとしたら同じ空の下で、私みたいな目に遭ってるアホ毛や触手がいるんでしょうか――」
女「♪〜」
男「何を見とるんだ」
@「合戦絵巻で、私みたいな尻尾のようなのを馬印にしてた武将を捜してるんだそうです」
男「いたの?」
@「印つけてるとこみたら、いたんじゃないですか」
男「でもあれ、図書館で借りた本だよね?」
@「何度もやめてって言ってるんですが」
女「またはっけーん。もっふもふぅ〜♪」
123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 07:07:57.66 ID:L4BeZpuy0男「何を見とるんだ」
@「合戦絵巻で、私みたいな尻尾のようなのを馬印にしてた武将を捜してるんだそうです」
男「いたの?」
@「印つけてるとこみたら、いたんじゃないですか」
男「でもあれ、図書館で借りた本だよね?」
@「何度もやめてって言ってるんですが」
女「またはっけーん。もっふもふぅ〜♪」
女「暑い」
ノ 「だったら放してください」
女「暑いからといってお前を放すぐらいなら、わたしは玉砕覚悟で夏の姫に勝負を挑むさ」
ノ 「元からおかしいのが暑さでよけいおかしくなった!」
女「グブブブブブブブブ」
ノ 「気持ち悪い――」
女「もふもふしていたものが――わたしの汗でじんめりと穢されていく――ウイヒヒヒヒャハハハハゴブゥー」
ノ 「助けて! 誰かたぁーすけてーぇええええええええええええ!」
124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 07:21:04.20 ID:SFh3gWXY0ノ 「だったら放してください」
女「暑いからといってお前を放すぐらいなら、わたしは玉砕覚悟で夏の姫に勝負を挑むさ」
ノ 「元からおかしいのが暑さでよけいおかしくなった!」
女「グブブブブブブブブ」
ノ 「気持ち悪い――」
女「もふもふしていたものが――わたしの汗でじんめりと穢されていく――ウイヒヒヒヒャハハハハゴブゥー」
ノ 「助けて! 誰かたぁーすけてーぇええええええええええええ!」
ちょっと尊敬する
125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 07:24:28.42 ID:L4BeZpuy0女「ふーわふーわ。ぐーるぐーる」
@「お鍋の中のおそうめん混ぜるみたいに振り回すのはやめてください」
女「嗚呼。尻尾の持つほどよい固さともふもふさとが実にバランスよくしなやかに回りやがる――」
@「腕、疲れません?」
女「ふーわふーわ。ぐーるぐーる」
@「尻尾の話はちゃんと聞いてください」
128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 07:48:18.83 ID:L4BeZpuy0@「お鍋の中のおそうめん混ぜるみたいに振り回すのはやめてください」
女「嗚呼。尻尾の持つほどよい固さともふもふさとが実にバランスよくしなやかに回りやがる――」
@「腕、疲れません?」
女「ふーわふーわ。ぐーるぐーる」
@「尻尾の話はちゃんと聞いてください」
男「なに、その栄螺の殻みたいなの? 入れられたの?」
ノ 「私が嫌がって中に引っ込んだのを無理矢理引き出してもふもふすると興奮するんだそうです」
男「毎度毎度おもしろい設定思いつく奴だなあ」
ノ 「私は全然おもしろくないですよ?」
129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 07:51:37.79 ID:L4BeZpuy0ノ 「私が嫌がって中に引っ込んだのを無理矢理引き出してもふもふすると興奮するんだそうです」
男「毎度毎度おもしろい設定思いつく奴だなあ」
ノ 「私は全然おもしろくないですよ?」
女「ひまだねえ」
ノシ「そうですね」
女「そうだ。ネズミ花火を五倍速したみたいな勢いでのたうち回ってよ」
ノシ「なんでまたそんな意味不明なことを」
女「もふもふのふさふさがひたすらもふうち回ってたら、それだけで白目ひんむけそうな気がするから」
ノシ「わかんない――この人の嗜好だけはいつまでたってもわかんない――」
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:11:57.73 ID:L4BeZpuy0ノシ「そうですね」
女「そうだ。ネズミ花火を五倍速したみたいな勢いでのたうち回ってよ」
ノシ「なんでまたそんな意味不明なことを」
女「もふもふのふさふさがひたすらもふうち回ってたら、それだけで白目ひんむけそうな気がするから」
ノシ「わかんない――この人の嗜好だけはいつまでたってもわかんない――」
女「那須に行ってくる」
男「殺生石はもう九尾の狐には戻らんぞ?」
女「なぜわたしの考えていることがわかったぁ!」
ノ 「九尾の狐を、もふもふが九本採れる植木か何かとしか思っていないのがまたすごい」
女「八本ぐらいなら気前よくくれると思ったのになー」
男「たとえ元の狐に戻ってもくれないと思うけどな」
131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:20:43.34 ID:L4BeZpuy0男「殺生石はもう九尾の狐には戻らんぞ?」
女「なぜわたしの考えていることがわかったぁ!」
ノ 「九尾の狐を、もふもふが九本採れる植木か何かとしか思っていないのがまたすごい」
女「八本ぐらいなら気前よくくれると思ったのになー」
男「たとえ元の狐に戻ってもくれないと思うけどな」
女「リスとか狐とかのもふもふした尻尾を持つ動物を培養液につけて尻尾だけ太らせてみたい」
ノ 「もうどこから突っ込んでいいのかわかりません」
女「とかげの遺伝子を混ぜておけば尻尾だけ何度も収穫できるかも」
ノ 「ひょっとしてこの人はひまさえあればこんなことばかり考えているんだろうか――」
女「もふテールファーム――人類の夢――」
ノ 「悪夢だ――」
132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:31:12.88 ID:dtRnxXKxOノ 「もうどこから突っ込んでいいのかわかりません」
女「とかげの遺伝子を混ぜておけば尻尾だけ何度も収穫できるかも」
ノ 「ひょっとしてこの人はひまさえあればこんなことばかり考えているんだろうか――」
女「もふテールファーム――人類の夢――」
ノ 「悪夢だ――」
ちょっと頭の中が気になってきた
もっとやれ
133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:34:16.37 ID:L4BeZpuy0もっとやれ
女「梅雨だね」
ノ 「梅雨ですね」
女「蒸し暑いようであり、お布団の中がちと肌寒いようでもあり」
ノ 「そういう時季ですよ」
女「こういうときはもふもふの中に潜り込むに限る」
ノシ「無理! いくら私がサイズ大きい尻尾だからって、人間は潜り込めません!」
女「サイズの問題じゃあないんだ。このもふもふが外部の環境変化をシャットアウトし、
常に内部を快適に保っているということが大事なんだ」
ノシ「だから入れませんって! 無理矢理体を押し込まないでえー!」
女「ハハハ。ケチケチせずに入れろよ。アハハハハハハハハハハ」
134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:40:57.52 ID:L4BeZpuy0ノ 「梅雨ですね」
女「蒸し暑いようであり、お布団の中がちと肌寒いようでもあり」
ノ 「そういう時季ですよ」
女「こういうときはもふもふの中に潜り込むに限る」
ノシ「無理! いくら私がサイズ大きい尻尾だからって、人間は潜り込めません!」
女「サイズの問題じゃあないんだ。このもふもふが外部の環境変化をシャットアウトし、
常に内部を快適に保っているということが大事なんだ」
ノシ「だから入れませんって! 無理矢理体を押し込まないでえー!」
女「ハハハ。ケチケチせずに入れろよ。アハハハハハハハハハハ」
女「わかってると思うけど、尻尾が割れて中から美少年が出てきたりなんかしたら許さんぞ」
ノ 「出ませんよそんなもの」
女「でもこのもふもふした形状を見てると、株分けで増やせそうな気はしてくるから不思議だ」
ノ 「増やせませんよ! どこからそういう発想が出てくるんですか!」
女「趣味の園芸を見てたら、ふと」
ノ 「そもそも私は動物ですが」
135 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 08:58:25.02 ID:L4BeZpuy0ノ 「出ませんよそんなもの」
女「でもこのもふもふした形状を見てると、株分けで増やせそうな気はしてくるから不思議だ」
ノ 「増やせませんよ! どこからそういう発想が出てくるんですか!」
女「趣味の園芸を見てたら、ふと」
ノ 「そもそも私は動物ですが」
女「ウヒヒヒヒヒヒ。もふもふじゃあ――ふさふさじゃあ――」
男「入院した割には元気そうじゃん」
ノシ「マジでほかに何もやることないから一日中もふもふされてます」
男「まさか事故に遭って自分を切り捨てて尻尾の方を守るとは思わなかった」
女「あたりまえだ。とかげの方がおかしいのだ。あれはもはや滅ぶべき外道よ」
男「ある意味首尾は一貫してるよな、お前って」
女「もふもふさえ無事ならば、わたしは八大地獄だって突っかけ履きでやすやすとまたいでみせるさー」
ノシ「ううぅ。この人はほんとにどういう人なんだろう――」
137 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 09:05:04.43 ID:L4BeZpuy0男「入院した割には元気そうじゃん」
ノシ「マジでほかに何もやることないから一日中もふもふされてます」
男「まさか事故に遭って自分を切り捨てて尻尾の方を守るとは思わなかった」
女「あたりまえだ。とかげの方がおかしいのだ。あれはもはや滅ぶべき外道よ」
男「ある意味首尾は一貫してるよな、お前って」
女「もふもふさえ無事ならば、わたしは八大地獄だって突っかけ履きでやすやすとまたいでみせるさー」
ノシ「ううぅ。この人はほんとにどういう人なんだろう――」
女「ほーれ、雪だぞー」
どさっ
ノシ「やめてください」
ぱさぱさ
女「――――ウホッ」
ノシ「その顔はまた何か目覚めましたね、おかしなことに」
女「いい――払いのけたはずがちょっとだけもふもふの間に雪が残ってるの、実にいい」
ぽいっ
ノシ「ちょっと! 雪の上に投げないで!」
女「おおお。尻尾だけが新雪の上をうねうねしとる――いい。実にいいよ君ィ〜ハァハァ――うっ」
ノシ「意味不明なことで勝手に意識飛ばさないでください! 気持ち悪い!」
138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 09:13:47.15 ID:L4BeZpuy0どさっ
ノシ「やめてください」
ぱさぱさ
女「――――ウホッ」
ノシ「その顔はまた何か目覚めましたね、おかしなことに」
女「いい――払いのけたはずがちょっとだけもふもふの間に雪が残ってるの、実にいい」
ぽいっ
ノシ「ちょっと! 雪の上に投げないで!」
女「おおお。尻尾だけが新雪の上をうねうねしとる――いい。実にいいよ君ィ〜ハァハァ――うっ」
ノシ「意味不明なことで勝手に意識飛ばさないでください! 気持ち悪い!」
男「お前ってさ、そもそも何の尻尾なの?」
@「さあ。本体から離れたおかげで尻尾として一個の存在になったもんで、それ以前のことは」
男「じゃあ本体を探そうにも手がかりないじゃん」
@「普通に遺伝子でも調べていただければわかると思いますが」
男「そうだけど、だからといってお前を切った本体がどこにいるかまではわかりっこないよね」
@「ほんとにひどい人ですねあなたは」
139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 09:24:02.58 ID:L4BeZpuy0@「さあ。本体から離れたおかげで尻尾として一個の存在になったもんで、それ以前のことは」
男「じゃあ本体を探そうにも手がかりないじゃん」
@「普通に遺伝子でも調べていただければわかると思いますが」
男「そうだけど、だからといってお前を切った本体がどこにいるかまではわかりっこないよね」
@「ほんとにひどい人ですねあなたは」
女「お前も百年生きたら二股になるのかなー」
@「あなたがまず百年生きてないと思いますが」
女「お前が二股になるんだったらとりあえずあと百年生きてみようと思った」
@「この人はそれだけのためにほんとに百年生きそうだから怖い」
140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 09:40:50.81 ID:L4BeZpuy0@「あなたがまず百年生きてないと思いますが」
女「お前が二股になるんだったらとりあえずあと百年生きてみようと思った」
@「この人はそれだけのためにほんとに百年生きそうだから怖い」
女「雷がひどいねえ」
@「この勢いだと何個か落ちてるんじゃないですか」
女「ん? 雷怖いの? まあるくなっちゃって」
@「あなたよりは怖くないと思います」
女「雷って堅いものに落ちそうなイメージあるよね」 ひょい
@「ちょっ、何を?」
女「もっふもふのふっさふさにはたぶん落ちなーい!」
ばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃ
@「尻尾持って土砂降りの中に飛び出さないで! 子供ですか!」
女「落っちなーい! これぞもふもふの徳、ふさふさの仁!」
女「次の課題は濡れてもぐったりしないもふもふの開発だな」
ノシ「……」 びちゃびちゃ
141 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 09:53:08.48 ID:L4BeZpuy0@「この勢いだと何個か落ちてるんじゃないですか」
女「ん? 雷怖いの? まあるくなっちゃって」
@「あなたよりは怖くないと思います」
女「雷って堅いものに落ちそうなイメージあるよね」 ひょい
@「ちょっ、何を?」
女「もっふもふのふっさふさにはたぶん落ちなーい!」
ばしゃばしゃばしゃばしゃばしゃ
@「尻尾持って土砂降りの中に飛び出さないで! 子供ですか!」
女「落っちなーい! これぞもふもふの徳、ふさふさの仁!」
女「次の課題は濡れてもぐったりしないもふもふの開発だな」
ノシ「……」 びちゃびちゃ
女「よし」
ノ 「また吊されてしまいました」
女「これぞ、もふ風鈴!」
ノ 「音なんてしませんよ」
女「耳じゃなくて眼で涼を感じる風鈴よ」
ノ 「はあ」
女「わずかな風にもそよぐふさふさの毛。これほど涼しげなものをあいにくとわたしは知らぬ」
ノ 「探せばその辺にいくらでも転がってますよ、きっと」
女「ククククク――見られるのが恥ずかしいのか? 恥ずかしいのかえ?」
ノ 「わけのわからないこと言ってないで降ろしてください」
女「そよ風を 誘う尻尾を 見られけり」
ノシ「降ろしてー」
女「暴れるんじゃあない! 台風が引き寄せられたらどうする! わたしが待つのは夏のそよ風だ!」
142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 10:07:12.82 ID:L4BeZpuy0ノ 「また吊されてしまいました」
女「これぞ、もふ風鈴!」
ノ 「音なんてしませんよ」
女「耳じゃなくて眼で涼を感じる風鈴よ」
ノ 「はあ」
女「わずかな風にもそよぐふさふさの毛。これほど涼しげなものをあいにくとわたしは知らぬ」
ノ 「探せばその辺にいくらでも転がってますよ、きっと」
女「ククククク――見られるのが恥ずかしいのか? 恥ずかしいのかえ?」
ノ 「わけのわからないこと言ってないで降ろしてください」
女「そよ風を 誘う尻尾を 見られけり」
ノシ「降ろしてー」
女「暴れるんじゃあない! 台風が引き寄せられたらどうする! わたしが待つのは夏のそよ風だ!」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「オフゥ――モブフウゥ〜」
男「尻尾に顔ぺちぺちさせて意識飛ばしてんじゃねえよ」
女「自分にそこまでのテクニックがないからといってもふもふに嫉妬するのはよくないな」
男「犬のケツでやってろ」
女「わたしが好きなのはもふもふの尻尾だけだ!
犬畜生のケツの穴なんぞ覗きながらやってられるかあ!」
ノシ「……」 ぱたぱた
男「そうか。せいぜい眼に寄生虫が入らんようにな」
ノシ「だからいませんって」
144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 10:28:40.58 ID:L4BeZpuy0女「オフゥ――モブフウゥ〜」
男「尻尾に顔ぺちぺちさせて意識飛ばしてんじゃねえよ」
女「自分にそこまでのテクニックがないからといってもふもふに嫉妬するのはよくないな」
男「犬のケツでやってろ」
女「わたしが好きなのはもふもふの尻尾だけだ!
犬畜生のケツの穴なんぞ覗きながらやってられるかあ!」
ノシ「……」 ぱたぱた
男「そうか。せいぜい眼に寄生虫が入らんようにな」
ノシ「だからいませんって」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「なあ尻尾さんや」
ノシ「なんですか」
女「幸せがもふもふを連れてくるのかえ? それとももふもふが幸せを運んでくるのかえ?」
ノシ「知りませんよそんなこと」
女「どれ。そこの日向で陽を浴びて、もふ分を再充填する間に考えておけ」
ノシ「顔が怖いですよ」
女「もふ分が再充填されるまで我慢したい――でも今すぐ抱きついてもふもふしたい――
夏の姫が二つに裂いてしまったわたしの人格が互いにせめぎ合っておるウウゥゥゥゥー!」
ノシ「うわ。自分で自分を押さえて転げ回りだした――相変わらず気持ち悪い人だ――」
145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 10:43:58.62 ID:L4BeZpuy0女「なあ尻尾さんや」
ノシ「なんですか」
女「幸せがもふもふを連れてくるのかえ? それとももふもふが幸せを運んでくるのかえ?」
ノシ「知りませんよそんなこと」
女「どれ。そこの日向で陽を浴びて、もふ分を再充填する間に考えておけ」
ノシ「顔が怖いですよ」
女「もふ分が再充填されるまで我慢したい――でも今すぐ抱きついてもふもふしたい――
夏の姫が二つに裂いてしまったわたしの人格が互いにせめぎ合っておるウウゥゥゥゥー!」
ノシ「うわ。自分で自分を押さえて転げ回りだした――相変わらず気持ち悪い人だ――」
女「……」 ぱち
@「おはようございます」
女「お前――もふもふか?」
@「尻尾ですよ。いいかげん本体に戻りたい尻尾です」
女「そっか――」
@「どうしました、しんみりして。私が本体に戻った夢でも見ましたか?」
女「毛羽毛現をちぎりまくったら、もっふもふでふっさふさの尻尾がたくさんできた――」
@「変な夢見ないでください!」
146 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 10:49:06.73 ID:L4BeZpuy0@「おはようございます」
女「お前――もふもふか?」
@「尻尾ですよ。いいかげん本体に戻りたい尻尾です」
女「そっか――」
@「どうしました、しんみりして。私が本体に戻った夢でも見ましたか?」
女「毛羽毛現をちぎりまくったら、もっふもふでふっさふさの尻尾がたくさんできた――」
@「変な夢見ないでください!」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「このもふもふがもっともっと大きくて、もっともっと陽を浴びれば、
たぶんわたしを乗せて丘の上を綿毛と一緒にふわふわと飛んでいくはず――」
男「メルヘンと馬鹿って紙一重だよな」
148 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:10:27.34 ID:L4BeZpuy0女「このもふもふがもっともっと大きくて、もっともっと陽を浴びれば、
たぶんわたしを乗せて丘の上を綿毛と一緒にふわふわと飛んでいくはず――」
男「メルヘンと馬鹿って紙一重だよな」
女「狭いところに尻尾が入り込んで、無理矢理ぱたぱたしようとしているのはもう最高!」
男「なるほど。それでこいつは引き出しの中に――」
@「もう出てもいいですか?」
女「だめ」
149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:19:46.49 ID:L4BeZpuy0男「なるほど。それでこいつは引き出しの中に――」
@「もう出てもいいですか?」
女「だめ」
女「尻尾尻尾、この世のすべての哀しみ祓え。もふもふふさふさ、この世のすべての愉しみ招け♪」
くるぅりくるりん
男「また尻尾持って変な踊りを」
ノ 「毛ーがーまーわーるー」
女「されど祓哀招楽捨ててでも、わたしゃお前でもふっていたい♪」
ぎゅううううううう〜
ノ 「痛い痛い痛い痛い痛いいいいい〜」
男「飯食いに行くんじゃなかったのか?」
女「フーッ! フーッ! キシャアアアアァァァァァァァ――――!」
男「忙しいんなら帰るわ。またな」
ノ 「待って! 簡単に威嚇されないで! 助けてえー!」
150 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:31:36.52 ID:L4BeZpuy0くるぅりくるりん
男「また尻尾持って変な踊りを」
ノ 「毛ーがーまーわーるー」
女「されど祓哀招楽捨ててでも、わたしゃお前でもふっていたい♪」
ぎゅううううううう〜
ノ 「痛い痛い痛い痛い痛いいいいい〜」
男「飯食いに行くんじゃなかったのか?」
女「フーッ! フーッ! キシャアアアアァァァァァァァ――――!」
男「忙しいんなら帰るわ。またな」
ノ 「待って! 簡単に威嚇されないで! 助けてえー!」
女「へーい」
男「その顔の尻尾をどけろ。前が見にくくないか?」
女「もふもふのフィルターを通せばこの世のすべての嘘が濾過されて真実だけが見える気がした」
男「で、見えたの?」
女「尻尾しか見えん!」
男「そりゃそうだ」
ノ 「だからやめろって言ったのに」
女「やはりもふもふはこの世で唯一の真実だった!」
ノ 「――どうしましょうかね、この人?」
男「俺にノミさえ移さなきゃそれでいいよ」
ノ 「いませんよノミなんか」
152 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:40:57.40 ID:L4BeZpuy0男「その顔の尻尾をどけろ。前が見にくくないか?」
女「もふもふのフィルターを通せばこの世のすべての嘘が濾過されて真実だけが見える気がした」
男「で、見えたの?」
女「尻尾しか見えん!」
男「そりゃそうだ」
ノ 「だからやめろって言ったのに」
女「やはりもふもふはこの世で唯一の真実だった!」
ノ 「――どうしましょうかね、この人?」
男「俺にノミさえ移さなきゃそれでいいよ」
ノ 「いませんよノミなんか」
女「こっちかな?」
ノ 「どっちでもいいからやめてください」
男「何やっとんだ」
女「尻尾を持って突撃するとき、根元と先っぽ、どっちを突き出すかについて」
男「また世界中でお前らだけしか悩んでなさそうな」
ノ 「私はやめてほしいだけで別に悩んではいません」
女「根元を先にして風に従いなびくふさふさもよし、
先っぽを突き出して風に逆らいうねるもふもふもよし」
男「尻尾を何だと思ってるんだこいつは」
女「答えが出るまでわたしは走り続けよう。まだ見ぬもふ地平へと向かって――」
ノシ「はーなーしーてーぇ!」
153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:43:02.07 ID:L4BeZpuy0ノ 「どっちでもいいからやめてください」
男「何やっとんだ」
女「尻尾を持って突撃するとき、根元と先っぽ、どっちを突き出すかについて」
男「また世界中でお前らだけしか悩んでなさそうな」
ノ 「私はやめてほしいだけで別に悩んではいません」
女「根元を先にして風に従いなびくふさふさもよし、
先っぽを突き出して風に逆らいうねるもふもふもよし」
男「尻尾を何だと思ってるんだこいつは」
女「答えが出るまでわたしは走り続けよう。まだ見ぬもふ地平へと向かって――」
ノシ「はーなーしーてーぇ!」
女「そーぅれーぃ!」
ふわりふぅわり
ノシ「……」
女「おかしい――」
ノシ「何もおかしくありませんよ」
女「一面のすすき野の上でもふもふを振りかざせば、すすきがみんなもふもふのしっぽに変わるはず」
ノシ「尻尾にそんなおかしな魔法なんかありません」
女「でも夢だとちゃんとみんなもっふもふの尻尾になってー! わたしはその上を転げ回ってたー!」
ノシ「そんな変な夢のために私はこんな真夜中に河原まで連れ出されたんですか?」
154 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:47:39.82 ID:L4BeZpuy0ふわりふぅわり
ノシ「……」
女「おかしい――」
ノシ「何もおかしくありませんよ」
女「一面のすすき野の上でもふもふを振りかざせば、すすきがみんなもふもふのしっぽに変わるはず」
ノシ「尻尾にそんなおかしな魔法なんかありません」
女「でも夢だとちゃんとみんなもっふもふの尻尾になってー! わたしはその上を転げ回ってたー!」
ノシ「そんな変な夢のために私はこんな真夜中に河原まで連れ出されたんですか?」
女「尻尾萌えは割と普遍的な嗜好だと思うけど、なんでお前はいやがるのかなあ?」
@「いや――違う――あなたの尻尾萌えは――なにかが――違うんです――」
155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 11:55:34.85 ID:L4BeZpuy0@「いや――違う――あなたの尻尾萌えは――なにかが――違うんです――」
女「尻尾を擬人化したらどうなるんだろうか」
男「尻尾から手足が生えて、毛をかき分けたらふさふさの奥地に目鼻口でもあるんだろ」
女「気持ち悪い――」
男「もしくは手足も尻尾状で、アシカだかセイウチだかみたいにのたうち回ってる」
女「やはり尻尾によけいなものなど何もいらぬというのは神の意志だったのだ」
@「私が思うに擬人化というのはそういうものじゃないんじゃないでしょうか?」
156 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:02:15.59 ID:L4BeZpuy0男「尻尾から手足が生えて、毛をかき分けたらふさふさの奥地に目鼻口でもあるんだろ」
女「気持ち悪い――」
男「もしくは手足も尻尾状で、アシカだかセイウチだかみたいにのたうち回ってる」
女「やはり尻尾によけいなものなど何もいらぬというのは神の意志だったのだ」
@「私が思うに擬人化というのはそういうものじゃないんじゃないでしょうか?」
女「空気が冷たい! むしろわたしに嫉妬して鼻腔を鋭く突き刺す冬の姫の氷のシャー芯!」
@「だめだこの人――日に日に存在が劣化していってる――」
女「こんな時はもふもふを鼻に当て、濾過されたあったか空気をこの世の名残とばかりに吸い込むべし」
@「やーめーてー」
女「もふもふ本来の役割の一つだろうが! 畜生は寒いときこうしてるぞ!」
@「いやああああああ何で呼吸と一緒にしゃぶりだすんですかあああああ!」
女「もふもふ本来の役割の一つだろうが! 畜生はよくこうやって尻尾のお手入――ハァハァ――うっ」
@「お手入れしながら興奮してくる動物なんていません!」
157 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:02:36.34 ID:dtRnxXKxO@「だめだこの人――日に日に存在が劣化していってる――」
女「こんな時はもふもふを鼻に当て、濾過されたあったか空気をこの世の名残とばかりに吸い込むべし」
@「やーめーてー」
女「もふもふ本来の役割の一つだろうが! 畜生は寒いときこうしてるぞ!」
@「いやああああああ何で呼吸と一緒にしゃぶりだすんですかあああああ!」
女「もふもふ本来の役割の一つだろうが! 畜生はよくこうやって尻尾のお手入――ハァハァ――うっ」
@「お手入れしながら興奮してくる動物なんていません!」
きつねぇちゃんの>>1と同じ匂いがする
158 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:10:43.84 ID:L4BeZpuy0女「もふもふが眼の高さあたりをふわふわただよってたら楽しいけど、ただよってないじゃん?」
@「尻尾はふつう空なんか飛びませんから」
男「プールに尻尾を持ってきた理由を訊いてるんだが」
女「だから水中でこいつをうねうね泳がせて、水の中から楽しむのよ」
男「そうか。まあ頑張れ」
女「そーぅれ、どっぼーん!」
ひゅーん
ノシ「うわっ? うわあっ!」 ぼちゃん
女「あー」
男「きれいに浮かんだね」
女「でも水面を必死になってうねるもふもふもまたよし!」
ノシ「出してー! 助けてー!」
159 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:15:04.15 ID:L4BeZpuy0@「尻尾はふつう空なんか飛びませんから」
男「プールに尻尾を持ってきた理由を訊いてるんだが」
女「だから水中でこいつをうねうね泳がせて、水の中から楽しむのよ」
男「そうか。まあ頑張れ」
女「そーぅれ、どっぼーん!」
ひゅーん
ノシ「うわっ? うわあっ!」 ぼちゃん
女「あー」
男「きれいに浮かんだね」
女「でも水面を必死になってうねるもふもふもまたよし!」
ノシ「出してー! 助けてー!」
女「すべての天使から輪を、すべての仏から光背を奪い、かわりにふさふさをあてがってみたい」
@「やな天使ですね」
女「ただそうすると例によって天使とか仏とかがめちゃくちゃ邪魔なんだよねー」
@「けっきょく何をどうしたいんですかあなたは」
160 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:18:12.70 ID:W3bWheEHO@「やな天使ですね」
女「ただそうすると例によって天使とか仏とかがめちゃくちゃ邪魔なんだよねー」
@「けっきょく何をどうしたいんですかあなたは」
保守
161 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:21:00.18 ID:L4BeZpuy0女「蛇口をひねるたびにポンジュースじゃなくもっふもふの尻尾がにゅるんと出てきそうな気がするけど、
いつだってそんなことはなかったぜ!」
ノ 「あたりまえじゃないですか」
女「そんなことを言って諦めてたら人はいつまでたっても天然痘を克服したりなどできなかった!」
ノ 「今回ばかりは諦めてください」
女「上流のダムにはもふ源となるふさふさしっぽがいっぱいぃ――アアアアアオオオオオオ――」
ノ 「股に尻尾を挟んだまま見知らぬ世界に飛び立つのはいいかげんやめてほしいなあ」
162 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:26:44.85 ID:L4BeZpuy0いつだってそんなことはなかったぜ!」
ノ 「あたりまえじゃないですか」
女「そんなことを言って諦めてたら人はいつまでたっても天然痘を克服したりなどできなかった!」
ノ 「今回ばかりは諦めてください」
女「上流のダムにはもふ源となるふさふさしっぽがいっぱいぃ――アアアアアオオオオオオ――」
ノ 「股に尻尾を挟んだまま見知らぬ世界に飛び立つのはいいかげんやめてほしいなあ」
女「置いた尻尾と吊した尻尾と持った尻尾、丸まって一番嬉しいのはどの尻尾だろうか」
@「何でこの人は尻尾を吊したがるんだろう――」
女「ようするにどれが一番、頭をぬぼっと突っ込みやすいかって話」
@「また変な遊びを開発した――」
163 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:29:40.35 ID:L4BeZpuy0@「何でこの人は尻尾を吊したがるんだろう――」
女「ようするにどれが一番、頭をぬぼっと突っ込みやすいかって話」
@「また変な遊びを開発した――」
女「ふさふさでももふもふでもないつまらん尻尾に鮟鱇の雄みたいにへばりついてる生き物は、
まあ、見逃してやってもよかろう」
ノ (――それ以外の動物をどうする気なんだこの人は)
164 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:32:04.48 ID:L4BeZpuy0まあ、見逃してやってもよかろう」
ノ (――それ以外の動物をどうする気なんだこの人は)
女「この辺かな? あー、このあたりかな?」
ノシ「……」
女「風に揺られたもふもふの先っぽが、ぎりぎりでお肌をくすぐる絶妙の位置――」
ノシ「風だって一定じゃないんだし、普通にいつもどおりもふってりゃいいじゃないですか。
まあいやはいやですけど」
女「まあ待て。あからさまにもふるのもよいが、たまにはこういう風流なのもよいものじゃよ」
ノシ「――風流ですか、これ?」
女「風流だとも」
165 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:35:16.96 ID:L4BeZpuy0ノシ「……」
女「風に揺られたもふもふの先っぽが、ぎりぎりでお肌をくすぐる絶妙の位置――」
ノシ「風だって一定じゃないんだし、普通にいつもどおりもふってりゃいいじゃないですか。
まあいやはいやですけど」
女「まあ待て。あからさまにもふるのもよいが、たまにはこういう風流なのもよいものじゃよ」
ノシ「――風流ですか、これ?」
女「風流だとも」
女「そうか! 静電気だ!」
ノシ「またこの人は唐突に尻尾を吊しておかしなことを――」
女「下敷きでふぁっさふぁさあ〜」
@「うひゃあぁっ?」
女「こら丸まって抵抗するな! おとなしくもふもふ中に静電気を溜め込まんか!」
@「やめてー! ぱちぱちするー!」
女「グフフフフ。ぱちぱちになったところでおもむろに真っ裸で抱きしめる!」
ノシ「いやああああああああ!」
女「オオオオオオオオオォウ! もふもふ! しかもぱちぱち!」
ノシ「ちょっ、私ほどのサイズだとたかが静電気でも全身にショックが――」
女「心臓が止まる! 死ヌ! むしろ死ね! もふ死ねわたし! 殺せ、殺せエエェェー!」
ノシ「もうやだこの人!」
166 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:42:51.14 ID:L4BeZpuy0ノシ「またこの人は唐突に尻尾を吊しておかしなことを――」
女「下敷きでふぁっさふぁさあ〜」
@「うひゃあぁっ?」
女「こら丸まって抵抗するな! おとなしくもふもふ中に静電気を溜め込まんか!」
@「やめてー! ぱちぱちするー!」
女「グフフフフ。ぱちぱちになったところでおもむろに真っ裸で抱きしめる!」
ノシ「いやああああああああ!」
女「オオオオオオオオオォウ! もふもふ! しかもぱちぱち!」
ノシ「ちょっ、私ほどのサイズだとたかが静電気でも全身にショックが――」
女「心臓が止まる! 死ヌ! むしろ死ね! もふ死ねわたし! 殺せ、殺せエエェェー!」
ノシ「もうやだこの人!」
ノシ「どいてー」
男「尻尾にまたがってなにやっとんだ」
女「世人は動物の背にまたがって動きを封じ、もふもふ尻尾を弄ぶじゃあないか」
男「お前にとっちゃ動物と遊ぶってのはそういうことなのか?」
女「しかしこうしてもふもふが独立さえしてしまえば、直接尻尾にまたがれるわけですよ」
男「またがってどうすんだよ」
女「ハハハハハ。世のアホどもが。本体の怒りに怯えながらこわごわ尻尾を弄べい!」
ノシ「どーいーてー!」 じたばた
女「もふもふの感触と尻尾の芯からくる振動とが同時に敏感な場所を責め立てるゥー!」
男「そうか。そりゃよかったな」
ノシ「あなたさいきん諦めるの早過ぎ!」
女「アアアァァァ――じき気を失うだろうけどふさふさから離れたくない――離れないよう押さえてて!」
男「じゃあそろそろ帰るわ」
ノシ「待ってー! この人あなたの彼女でしょう! 諦めたらそこで試合終了ですよー!」
167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:48:18.61 ID:L4BeZpuy0男「尻尾にまたがってなにやっとんだ」
女「世人は動物の背にまたがって動きを封じ、もふもふ尻尾を弄ぶじゃあないか」
男「お前にとっちゃ動物と遊ぶってのはそういうことなのか?」
女「しかしこうしてもふもふが独立さえしてしまえば、直接尻尾にまたがれるわけですよ」
男「またがってどうすんだよ」
女「ハハハハハ。世のアホどもが。本体の怒りに怯えながらこわごわ尻尾を弄べい!」
ノシ「どーいーてー!」 じたばた
女「もふもふの感触と尻尾の芯からくる振動とが同時に敏感な場所を責め立てるゥー!」
男「そうか。そりゃよかったな」
ノシ「あなたさいきん諦めるの早過ぎ!」
女「アアアァァァ――じき気を失うだろうけどふさふさから離れたくない――離れないよう押さえてて!」
男「じゃあそろそろ帰るわ」
ノシ「待ってー! この人あなたの彼女でしょう! 諦めたらそこで試合終了ですよー!」
女「人魂ともふもふはなんとなく輪郭が似ている――」
ノ 「人魂はもふもふふさふさしてませんよ?」
女「でもふわふわしてるよね」
ノ 「触ってみたいんですか?」
女「お前を殺せばその魂はもふもふふさふさに加えて、ふわふわするんだろうか?」
ノシ「しませんよ! 怖いこと考えないでください!」
168 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:53:56.23 ID:L4BeZpuy0ノ 「人魂はもふもふふさふさしてませんよ?」
女「でもふわふわしてるよね」
ノ 「触ってみたいんですか?」
女「お前を殺せばその魂はもふもふふさふさに加えて、ふわふわするんだろうか?」
ノシ「しませんよ! 怖いこと考えないでください!」
男「ひさしぶりにきてみたらいつものしっぽじゃなくにんげんのほうがつるされていました」
ノシ「この人の奇行には慣れてるはずなのに、ショックのあまり棒読みになってる!」
ぬたぬた もふもふ
女「イェヘヘヘヘヘブヲフォホホホホウヌリヒヒャあzせftrvgびゅにも、p。:@;あえscfrvt」
男「なるほど、尻尾だけだったら全身にまとわりついて這いずり回るのも自由自在だわな」
ノシ「あ、立ち直った」
男「嫌ならやるなよお前も」
ノシ「やらないと毛を全部むしってまた元通りもふもふに生えそろうまでずっと観察してやるって――」
男「そうか――おーい」
女「ムヒヒヒヒヒゲゲゲゲゲニェキェキェキェギェッギェッギェガゴゴボフフォホホホホホホ――」
男「壊れたか――いや元々か? すると一周して正常になったのか、これ?」
ノシ「これが正常って、嫌すぎますよそんな地球!」
男「まあいいや。よだれとか何だとか水分が出尽くしたら止まると思うから、それまで頑張れ」
ノシ「ひょっとしたら一番危険なのって実はあなたなのかもしれないと最近思えてきた――」
169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 12:58:55.17 ID:L4BeZpuy0ノシ「この人の奇行には慣れてるはずなのに、ショックのあまり棒読みになってる!」
ぬたぬた もふもふ
女「イェヘヘヘヘヘブヲフォホホホホウヌリヒヒャあzせftrvgびゅにも、p。:@;あえscfrvt」
男「なるほど、尻尾だけだったら全身にまとわりついて這いずり回るのも自由自在だわな」
ノシ「あ、立ち直った」
男「嫌ならやるなよお前も」
ノシ「やらないと毛を全部むしってまた元通りもふもふに生えそろうまでずっと観察してやるって――」
男「そうか――おーい」
女「ムヒヒヒヒヒゲゲゲゲゲニェキェキェキェギェッギェッギェガゴゴボフフォホホホホホホ――」
男「壊れたか――いや元々か? すると一周して正常になったのか、これ?」
ノシ「これが正常って、嫌すぎますよそんな地球!」
男「まあいいや。よだれとか何だとか水分が出尽くしたら止まると思うから、それまで頑張れ」
ノシ「ひょっとしたら一番危険なのって実はあなたなのかもしれないと最近思えてきた――」
男「おーい。支度できたかー?」
女『ちょっと待ってー。あと少『いつまで私の色を数えてるんですか! きりがないからやめてください!』
男「……」
女『この絶妙なるグラデーションこそまさしくもふもふの証。
ならばそのすべての色の数を数え上げることこそが我が愛、我が命!』
男「…………」
ノシ『帰ってからにしてください! 人を待た『数え切れぬ! 数え切れぬ! このまま数え死ぬうゥ〜』
男「………………」
男「…………………………」
170 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:01:02.89 ID:L4BeZpuy0女『ちょっと待ってー。あと少『いつまで私の色を数えてるんですか! きりがないからやめてください!』
男「……」
女『この絶妙なるグラデーションこそまさしくもふもふの証。
ならばそのすべての色の数を数え上げることこそが我が愛、我が命!』
男「…………」
ノシ『帰ってからにしてください! 人を待た『数え切れぬ! 数え切れぬ! このまま数え死ぬうゥ〜』
男「………………」
男「…………………………」
女「もふもふの畜生と共に朽ちるを惜しむ」
ノ 「だから尻尾と体は一体なんですって。私が偶然はぐれちゃってるだけで」
女「動物愛護法を改正して、もふもふな尻尾を持つ動物の尻尾は
体とその運命を共にしないで済むよう、せめて死ぬ前に分離するよう義務づけないと」
ノ 「また始まりましたよこの人は」
171 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:03:56.83 ID:L4BeZpuy0ノ 「だから尻尾と体は一体なんですって。私が偶然はぐれちゃってるだけで」
女「動物愛護法を改正して、もふもふな尻尾を持つ動物の尻尾は
体とその運命を共にしないで済むよう、せめて死ぬ前に分離するよう義務づけないと」
ノ 「また始まりましたよこの人は」
女「いよぅ」
男「今度は尻尾、傘のかわりか?」
女「このでっかいもふもふを笠の如き傘にすれば、日干しと日傘と両方同時に満たせると気付いた」
ノシ「……」 ぶるぶる
男「なんか尻尾の方は怯えてるけど」
女「ああ――陽に灼けたもふもふな香りがわたしのもっとも官能的な箇所を責め立ててやまんのだ」
男「尻尾傘持ってる手が痙攣してるぞ?」
女「おおおお。今すぐこのもふもふを抱きしめて、アスファルトの上だろうとなんだろうと転げ回りたい!」
男「傘にならないじゃん」
女「よく灼けたもふもふの匂いを存分に嗅ぎ、触り、しゃぶりたい――ッ」
ノシ「やめて! 人前でそんな、恥も外聞もない!」
男「家に帰るまで我慢しろ」
ノシ「帰ってからでもいやぁー!」
172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:07:41.70 ID:L4BeZpuy0男「今度は尻尾、傘のかわりか?」
女「このでっかいもふもふを笠の如き傘にすれば、日干しと日傘と両方同時に満たせると気付いた」
ノシ「……」 ぶるぶる
男「なんか尻尾の方は怯えてるけど」
女「ああ――陽に灼けたもふもふな香りがわたしのもっとも官能的な箇所を責め立ててやまんのだ」
男「尻尾傘持ってる手が痙攣してるぞ?」
女「おおおお。今すぐこのもふもふを抱きしめて、アスファルトの上だろうとなんだろうと転げ回りたい!」
男「傘にならないじゃん」
女「よく灼けたもふもふの匂いを存分に嗅ぎ、触り、しゃぶりたい――ッ」
ノシ「やめて! 人前でそんな、恥も外聞もない!」
男「家に帰るまで我慢しろ」
ノシ「帰ってからでもいやぁー!」
女「はぁ〜。尻尾ぬくぬく〜」
男「服の中に入れててそれ、ちくちくしない?」
女「こいつもぞもぞ動くから多少はするね。だがそれがいい!」
男「あんまりお肌に優しそうには思えんな」
女「この刺激がお肌を活性化させ、よりもふもふを感じやすくするのですよ」
ノ 「そんなことないと思いますけど」
173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:14:00.74 ID:L4BeZpuy0男「服の中に入れててそれ、ちくちくしない?」
女「こいつもぞもぞ動くから多少はするね。だがそれがいい!」
男「あんまりお肌に優しそうには思えんな」
女「この刺激がお肌を活性化させ、よりもふもふを感じやすくするのですよ」
ノ 「そんなことないと思いますけど」
女「今の状況でお前が、たとえば化け狐の尻に戻ったとしても、同じ問題の繰り返しなわけよ」
@「今の状態以上の問題がどこにあるんです?」
女「耳や尻尾を、化け切れぬ限界を示す表象としてこき使う本体に義はないということさ」
@「丸まった私を吊して何度も全裸で頭からくぐり抜けてるあなたの方がよっぽど義がありませんよ」
女「奴らの化け切れぬ限界は全身の毛で現わせばなにも問題はない。尻尾は、自由なのだ!」
@「自由な尻尾は吊されてたりなんかしません」
174 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:19:33.70 ID:L4BeZpuy0@「今の状態以上の問題がどこにあるんです?」
女「耳や尻尾を、化け切れぬ限界を示す表象としてこき使う本体に義はないということさ」
@「丸まった私を吊して何度も全裸で頭からくぐり抜けてるあなたの方がよっぽど義がありませんよ」
女「奴らの化け切れぬ限界は全身の毛で現わせばなにも問題はない。尻尾は、自由なのだ!」
@「自由な尻尾は吊されてたりなんかしません」
女「上布団、敷布団、抱き枕、枕――今宵はどれにしてくれようぞ」
@「どれもやめてください! おとなしく寝させてください!」
女「だからさ。お前がさっさと四分裂するか、
わたしをそのもふもふの中にすっぽり入れてくれたらいいんだって」
@「あなたはどうしてそう無茶なことしか言えないんですか」
175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:23:21.27 ID:L4BeZpuy0@「どれもやめてください! おとなしく寝させてください!」
女「だからさ。お前がさっさと四分裂するか、
わたしをそのもふもふの中にすっぽり入れてくれたらいいんだって」
@「あなたはどうしてそう無茶なことしか言えないんですか」
女「尻尾に人間みたいな形のイボが生えるお話だと、
イボったらまるで尻尾を自分の性感帯みたいに扱うじゃーん?」
ノ 「それは逆――いえ、もうイボでいいです」
女「というわけで今日はお前の性感帯を探ろうとぞ思ふ」
ノ 「は?」
女「ふさふさをかき分け、毛と毛の間を一カ所ずつ我が神の舌技で刺激して確かめていこう」
ノシ「普通にねぶるだけじゃ飽きたらずなんてことを! やめて! やーめーてー!」
176 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:27:42.65 ID:L4BeZpuy0イボったらまるで尻尾を自分の性感帯みたいに扱うじゃーん?」
ノ 「それは逆――いえ、もうイボでいいです」
女「というわけで今日はお前の性感帯を探ろうとぞ思ふ」
ノ 「は?」
女「ふさふさをかき分け、毛と毛の間を一カ所ずつ我が神の舌技で刺激して確かめていこう」
ノシ「普通にねぶるだけじゃ飽きたらずなんてことを! やめて! やーめーてー!」
女「座禅の時に叩く警策がもふもふでないが故に、仏教界は堕落したのだ」
@「もしアレがもふもふしてたらどうするんですか?」
女「坊主から殺してでも奪い取って転がり回ってもふもふするに決まってるじゃん」
@「それはもうすでに座禅でもなんでもないですよね」
女「つまり座禅は哀しみしか生み出さないというわけか――」
@「あなたの思考の発端も経過も結論ももう何もかもがわかりません」
177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:31:21.52 ID:L4BeZpuy0@「もしアレがもふもふしてたらどうするんですか?」
女「坊主から殺してでも奪い取って転がり回ってもふもふするに決まってるじゃん」
@「それはもうすでに座禅でもなんでもないですよね」
女「つまり座禅は哀しみしか生み出さないというわけか――」
@「あなたの思考の発端も経過も結論ももう何もかもがわかりません」
女「かゆい」
ノシ「大変ですね」
女「刺されたとこをいくらお前でもふもふしても治まらーん!」
ノシ「そりゃそうでしょうよ」
女「だがお前が刺されたときはわたしが頬ずりして癒してやるぞー!」
ノシ「たぶんどうにもならないと思います。っていうかあなたがもふりたいだけですよね?」
女「そう思いたいならそれでいいさ」
178 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:34:27.21 ID:L4BeZpuy0ノシ「大変ですね」
女「刺されたとこをいくらお前でもふもふしても治まらーん!」
ノシ「そりゃそうでしょうよ」
女「だがお前が刺されたときはわたしが頬ずりして癒してやるぞー!」
ノシ「たぶんどうにもならないと思います。っていうかあなたがもふりたいだけですよね?」
女「そう思いたいならそれでいいさ」
女「もしもよ? もしも肉球とか獣耳とかだけ落ちててみなよ。吐き気を催すような邪悪じゃん?」
@「むしろ犯罪の臭いがします」
女「もちろん肉球は肉球だけな。手は無しね」
@「それ、一見しただけじゃたぶん肉球だってわからないんじゃ」
女「その点尻尾は尻尾だけで独立してもふれるし、いうことないよね」 くんかくんか
@「あんまし私の匂いばっか嗅いでると、鼻がおかしくなりますよ」
女「いやいや。お前じゃない匂いを嗅いでいた今までの方がおかしかったのサ」
@「この人やっぱりおかしい――」
179 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:37:57.96 ID:L4BeZpuy0@「むしろ犯罪の臭いがします」
女「もちろん肉球は肉球だけな。手は無しね」
@「それ、一見しただけじゃたぶん肉球だってわからないんじゃ」
女「その点尻尾は尻尾だけで独立してもふれるし、いうことないよね」 くんかくんか
@「あんまし私の匂いばっか嗅いでると、鼻がおかしくなりますよ」
女「いやいや。お前じゃない匂いを嗅いでいた今までの方がおかしかったのサ」
@「この人やっぱりおかしい――」
ノシ「……」
ずるずる――――ぼてっ
女「……」
ひょい
ノシ「……」
ずるずる――――ぼてっ
女「……」
ひょい
ノ 「あのう――いつまでこうやって高いとこから落ち続けたらいいんですか?」
女「思った通り、もふっと落ちるさまはいくら見ても飽かぬのう飽かぬのう〜」
ノ 「もう十一時間ほどやってますが」
女「そうだ、あいつ呼んで尻尾拾わせよ。わたしは悶えるの専門でいいや」
ノ 「やめてください」
180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:40:54.59 ID:L4BeZpuy0ずるずる――――ぼてっ
女「……」
ひょい
ノシ「……」
ずるずる――――ぼてっ
女「……」
ひょい
ノ 「あのう――いつまでこうやって高いとこから落ち続けたらいいんですか?」
女「思った通り、もふっと落ちるさまはいくら見ても飽かぬのう飽かぬのう〜」
ノ 「もう十一時間ほどやってますが」
女「そうだ、あいつ呼んで尻尾拾わせよ。わたしは悶えるの専門でいいや」
ノ 「やめてください」
女「 尻尾がでてきて綿の実はじけた 」
@「意味が分からないんですが」
男「本人の中では完結してるみたいだからほっといてやれ」
女「こんなにも大きなもふもふがあんなにも小さな実の中にあるなんて――」
ぎゅううううううぅぅ〜
ノシ「いや、ないから! どれだけはじけたってサイズ的に無茶だからー!」
女「不可能を可能にする。それがもふもふの知、ふさふさの勇」
ノシ「ちょ、尻尾持ってどこ行くんですか? まさか綿畑? ねえ、ちょっとー!」
男「じゃあ俺も帰るかあ――」
181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 13:46:51.64 ID:L4BeZpuy0@「意味が分からないんですが」
男「本人の中では完結してるみたいだからほっといてやれ」
女「こんなにも大きなもふもふがあんなにも小さな実の中にあるなんて――」
ぎゅううううううぅぅ〜
ノシ「いや、ないから! どれだけはじけたってサイズ的に無茶だからー!」
女「不可能を可能にする。それがもふもふの知、ふさふさの勇」
ノシ「ちょ、尻尾持ってどこ行くんですか? まさか綿畑? ねえ、ちょっとー!」
男「じゃあ俺も帰るかあ――」
男「あれ、あいつは?」
@「土手の猫じゃらしを成敗しに行くとかいって出て行きました」
男「あれもそれなりにもふもふだろうに」
@「サイズに不満があるそうです」
男「人の背丈サイズの猫じゃらしなんて、むしろ猫怯えるよ」
@「あの人にそんな理屈は通じません」
男「それもそうだ」
182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:00:00.92 ID:L4BeZpuy0@「土手の猫じゃらしを成敗しに行くとかいって出て行きました」
男「あれもそれなりにもふもふだろうに」
@「サイズに不満があるそうです」
男「人の背丈サイズの猫じゃらしなんて、むしろ猫怯えるよ」
@「あの人にそんな理屈は通じません」
男「それもそうだ」
女「よく振った炭酸のビンから炭酸のごとき勢いで飛び出し、あたり一面もふまみれにする尻尾――」
ノ 「なんで私、ビンの中にいなきゃいけないんです?」
女「こう――縮こまった状態から一気にもふぅっ! っと」
ノ 「なんですかそれ」
女「打ち上げ花火も最初から大きいままで上がったらおもしろくないじゃん?」
ノ 「言いたいことはなんとなくわかりますがやめてください」
184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:04:01.72 ID:L4BeZpuy0ノ 「なんで私、ビンの中にいなきゃいけないんです?」
女「こう――縮こまった状態から一気にもふぅっ! っと」
ノ 「なんですかそれ」
女「打ち上げ花火も最初から大きいままで上がったらおもしろくないじゃん?」
ノ 「言いたいことはなんとなくわかりますがやめてください」
男「気も狂わんばかりの鏡部屋の中で仲良くなにをやっとるんだ?」
ノシ「出してー!」
女「いや、ね――この部屋なら尻尾を無限に見ながらもふもふできると思ったんだけどね」
男「っつーか怖いよ?」
女「困ったことにわたしも映るんだよね」
男「やってみるまでわからなかったの?」
女「もちろんわかってたよ。わかってたけどさ。でももしかしたらなあって」
ノシ「しませんよ! もしかなんて! どう考えても!」
女「死ねば映らないかなあ――視界はもふもふだけになるかなあ――じゃあ死のうかなあ――」
ノシ「怖い――この人、もう気持ち悪いとかそういうのを通り越して、ただひたすらに怖い――」
男「そうだね」
185 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:12:29.13 ID:quZg1K/V0ノシ「出してー!」
女「いや、ね――この部屋なら尻尾を無限に見ながらもふもふできると思ったんだけどね」
男「っつーか怖いよ?」
女「困ったことにわたしも映るんだよね」
男「やってみるまでわからなかったの?」
女「もちろんわかってたよ。わかってたけどさ。でももしかしたらなあって」
ノシ「しませんよ! もしかなんて! どう考えても!」
女「死ねば映らないかなあ――視界はもふもふだけになるかなあ――じゃあ死のうかなあ――」
ノシ「怖い――この人、もう気持ち悪いとかそういうのを通り越して、ただひたすらに怖い――」
男「そうだね」
shien
186 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:15:24.74 ID:L4BeZpuy0女「さらさら」
ノ 「さらさらですねえ」
女「見ろよ。秋陽を浴びて尻尾と似たような色しやがって」
ノ 「別にそういうつもりじゃないでしょう」
女「だがさらさらの仁はもふもふの徳に遠く及ばんよ」
ノ 「稲穂と尻尾を比較するという発想自体が私にはよくわかりません」
女「おおーぅい、この中に潜んでいるもっふもふー!」
ノ 「潜んでませんよ」
女「ここはもうすぐ無慈悲な機械の狩り場になるぞー! 逃げろ、逃げろ。早く逃げろー!」
ノ 「いませんて」
女「……」
ノ 「気は済みましたか?」
女「でも、いそうじゃん? 塵中に仙あり、って」
ノ 「土の中に来年のカブトエビの卵が潜んでるぐらいですよ」
187 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:24:27.83 ID:L4BeZpuy0ノ 「さらさらですねえ」
女「見ろよ。秋陽を浴びて尻尾と似たような色しやがって」
ノ 「別にそういうつもりじゃないでしょう」
女「だがさらさらの仁はもふもふの徳に遠く及ばんよ」
ノ 「稲穂と尻尾を比較するという発想自体が私にはよくわかりません」
女「おおーぅい、この中に潜んでいるもっふもふー!」
ノ 「潜んでませんよ」
女「ここはもうすぐ無慈悲な機械の狩り場になるぞー! 逃げろ、逃げろ。早く逃げろー!」
ノ 「いませんて」
女「……」
ノ 「気は済みましたか?」
女「でも、いそうじゃん? 塵中に仙あり、って」
ノ 「土の中に来年のカブトエビの卵が潜んでるぐらいですよ」
女「牛の尻尾は蝿を追い払ったりするよね」
@「形状的に私はそういう種類の尻尾ではなく、保温やバランス用の尻尾だったと思いますけどね」
女「お前を蝿の館に放置して何千世代か経てば、お前から生えた尻尾が蝿を払うようになる、と?」
@「なりませんよ」
女「じゃあお前にたかる虫はどうやって追い払うのさ!」
ノシ「普通に自分を振って追い払いますよ!」
女「そんなことはどうでもいいんだよ! 生やせよ尻尾! もっふもふでふっさふさなやつ!」
ノシ「ああもうこの人はいつだって無茶なことしか言ってこない――」
188 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:32:05.22 ID:L4BeZpuy0@「形状的に私はそういう種類の尻尾ではなく、保温やバランス用の尻尾だったと思いますけどね」
女「お前を蝿の館に放置して何千世代か経てば、お前から生えた尻尾が蝿を払うようになる、と?」
@「なりませんよ」
女「じゃあお前にたかる虫はどうやって追い払うのさ!」
ノシ「普通に自分を振って追い払いますよ!」
女「そんなことはどうでもいいんだよ! 生やせよ尻尾! もっふもふでふっさふさなやつ!」
ノシ「ああもうこの人はいつだって無茶なことしか言ってこない――」
女「動くな――動くなよ?」
さわ――――さわ――――
ノ 「ひッ?」
女「ああ、動くなっつうに」
ノ 「触るか触らないかの手つきで微妙に撫でないでなんかぞっとする!」
女「昔は桜の満開でやってたんだけどねー」
ノ 「普通に見てやってください桜は」
女「感極まっていきなりぎゅうううううってやったら、桜は散るし折れるしわたしはなぜか怒られるし」
ノシ「あたりまえです!」
女「グブブブブブブ――そういやがらずに誇るがよい。お前は日本の国花に勝ったのだ」
ノシ「まるで嬉しくないんで――ひあぁっ?」
女「もっふもふ〜。イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。この力強い抱き心地、たまらんのう、たまらんのう〜」
ノシ「いたい、いたい、いたい〜!」
189 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:37:44.11 ID:L4BeZpuy0さわ――――さわ――――
ノ 「ひッ?」
女「ああ、動くなっつうに」
ノ 「触るか触らないかの手つきで微妙に撫でないでなんかぞっとする!」
女「昔は桜の満開でやってたんだけどねー」
ノ 「普通に見てやってください桜は」
女「感極まっていきなりぎゅうううううってやったら、桜は散るし折れるしわたしはなぜか怒られるし」
ノシ「あたりまえです!」
女「グブブブブブブ――そういやがらずに誇るがよい。お前は日本の国花に勝ったのだ」
ノシ「まるで嬉しくないんで――ひあぁっ?」
女「もっふもふ〜。イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。この力強い抱き心地、たまらんのう、たまらんのう〜」
ノシ「いたい、いたい、いたい〜!」
女「……」 しゅしゅ、しゅしゅしゅっ
@「なにやってるんですか? 眼の中の点でもつかむ練習ですか?」
女「こう――記念碑サイズの真っ黒ですべすべした立方体みたいな巨塊なわけよ」
@「は?」
女「そのすべすべかちかちの表面がまれにもふっと分離して、薄狐色したおっきなもふもふが生まれて」
@「なにを言ってるんですかあなたは」
女「蝉やひよこみたいに湿気て生まれるんじゃなくて、生まれたときからふっさふさに乾いてるから」
@「しっかりしてください。尻尾はそんな生まれ方なんかしません!」
女「生まれ落ちるやいなやあっという間に葦原の中に逃げていくし、一瞬の隙を突いて捕まえないと」
@「あの、聞いてます?」
女「聞いてるよ」 しゅしゅしゅっ、ぱしっ、ぱしっ
@「今のって全部あなたの思いつきですよね?」
女「まあね――でももし"その時"に出くわして、なにもできずに後悔するのは嫌だから」 しゃっ
@「どうしよう――この人はほんとになにをどう間違ってこんな人になってしまったんだろう――」
190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:40:56.96 ID:L4BeZpuy0@「なにやってるんですか? 眼の中の点でもつかむ練習ですか?」
女「こう――記念碑サイズの真っ黒ですべすべした立方体みたいな巨塊なわけよ」
@「は?」
女「そのすべすべかちかちの表面がまれにもふっと分離して、薄狐色したおっきなもふもふが生まれて」
@「なにを言ってるんですかあなたは」
女「蝉やひよこみたいに湿気て生まれるんじゃなくて、生まれたときからふっさふさに乾いてるから」
@「しっかりしてください。尻尾はそんな生まれ方なんかしません!」
女「生まれ落ちるやいなやあっという間に葦原の中に逃げていくし、一瞬の隙を突いて捕まえないと」
@「あの、聞いてます?」
女「聞いてるよ」 しゅしゅしゅっ、ぱしっ、ぱしっ
@「今のって全部あなたの思いつきですよね?」
女「まあね――でももし"その時"に出くわして、なにもできずに後悔するのは嫌だから」 しゃっ
@「どうしよう――この人はほんとになにをどう間違ってこんな人になってしまったんだろう――」
女「おー、見なよ。哀れな飼い主が犬畜生の意向に怯えながらこわごわ尻尾をいじっておるわ」
@「ふつうそうです」
女「思うに本体の存在というのは、尻尾がおのれを守るための過剰反応だな」
@「逆だと思いますが」
女「つまり、尻尾が安全になれば、自然と退化していくということさ」
@「しませんよ」
女「あと何千万年ほどだろうね。フフ。今から楽しみだよ」
@(この人それまで生きる気だ! ――っていうかあらゆる手段を駆使して生きそうだ! 怖い!)
191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:48:26.35 ID:L4BeZpuy0@「ふつうそうです」
女「思うに本体の存在というのは、尻尾がおのれを守るための過剰反応だな」
@「逆だと思いますが」
女「つまり、尻尾が安全になれば、自然と退化していくということさ」
@「しませんよ」
女「あと何千万年ほどだろうね。フフ。今から楽しみだよ」
@(この人それまで生きる気だ! ――っていうかあらゆる手段を駆使して生きそうだ! 怖い!)
女「翼――風」
ノシ「は?」
女「空――風? 光! 鳥――天使!」
ノシ「何ですかいきなりわけのわからないことを」
女「アハハハハハハー」
ひょい
ノシ「うわ、だから何ですか!」
女「尻尾には翼なんかない! でもそれでいい! それでいいんだよ! 尻尾! アハハハハー!」
ノシ「もうやだこの人! ほんとに意味がわかんない!」
女「尻尾ー。もっふもふー。ふっさふさー」
193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 14:57:00.75 ID:L4BeZpuy0ノシ「は?」
女「空――風? 光! 鳥――天使!」
ノシ「何ですかいきなりわけのわからないことを」
女「アハハハハハハー」
ひょい
ノシ「うわ、だから何ですか!」
女「尻尾には翼なんかない! でもそれでいい! それでいいんだよ! 尻尾! アハハハハー!」
ノシ「もうやだこの人! ほんとに意味がわかんない!」
女「尻尾ー。もっふもふー。ふっさふさー」
女「おー。ほらほら。あれよ、あれ」
ノ 「彗星ですか」
女「彗星の尻尾もさ。もふもふしてたらいいのにねー」
ノ 「してませんよ。塵だかガスだかなんだから」
女「してるよ」
ノ 「してませんって」
女「してるよ」
ノ 「夢見るのは勝手ですけどね」
女「むかしさ。彗星の尻尾が地球に引っかかったことあったんだって。わたしが生まれるよりずっと前に」
ノ 「もふもふしてたら記録に残ってますよ」
女「あまりに宇宙もふもふしてたんで真実を独り占めしたんだよ。ずるいよねー」
ノ 「なんですか宇宙もふもふって」
女「ああ――お前はホントもふもふしてるなあ〜。とりあえず身近なもふもふで我慢しとくよ〜」
ノ 「もう、勝手にしてください――」
女「もっふもふぅ〜♪」
194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 15:09:23.87 ID:L4BeZpuy0ノ 「彗星ですか」
女「彗星の尻尾もさ。もふもふしてたらいいのにねー」
ノ 「してませんよ。塵だかガスだかなんだから」
女「してるよ」
ノ 「してませんって」
女「してるよ」
ノ 「夢見るのは勝手ですけどね」
女「むかしさ。彗星の尻尾が地球に引っかかったことあったんだって。わたしが生まれるよりずっと前に」
ノ 「もふもふしてたら記録に残ってますよ」
女「あまりに宇宙もふもふしてたんで真実を独り占めしたんだよ。ずるいよねー」
ノ 「なんですか宇宙もふもふって」
女「ああ――お前はホントもふもふしてるなあ〜。とりあえず身近なもふもふで我慢しとくよ〜」
ノ 「もう、勝手にしてください――」
女「もっふもふぅ〜♪」
ノシ「……」 ぱたぱた
女「……」
男「……」
女「尻尾の影が長いねぇ――」
男「夕方だしな」
女「もふもふ感が一番よく影にでる時間帯というか季節はいつだろうねー」
男「さあ」
女「……」
男「……」
ノシ「――まだ帰らないんですか?」
男「もうちょっとぐらいいいだろ」
ノシ「そうですか」 ぱたぱた
男「――今時分の影がちょうどいい影じゃないのかねー」
女「――そうかもねー」
216 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 22:06:43.88 ID:MnaCeC0F0女「……」
男「……」
女「尻尾の影が長いねぇ――」
男「夕方だしな」
女「もふもふ感が一番よく影にでる時間帯というか季節はいつだろうねー」
男「さあ」
女「……」
男「……」
ノシ「――まだ帰らないんですか?」
男「もうちょっとぐらいいいだろ」
ノシ「そうですか」 ぱたぱた
男「――今時分の影がちょうどいい影じゃないのかねー」
女「――そうかもねー」
|ハ,_,ハ
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ダレモイナイ・・・
| ⊂ :, モサモサ スルナラ イマノウチ
| ミ
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
l^丶
もさもさ | '゙''"'''゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ
(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | もさもさ
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/)
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u
217 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 22:15:13.45 ID:TX9P1KWg0|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ダレモイナイ・・・
| ⊂ :, モサモサ スルナラ イマノウチ
| ミ
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もさもさ | '゙''"'''゙ y-―,
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(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
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ヽ ´ ∀ ` ゙':
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(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
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>>216
もふもふだろコンチクシャウ!
218 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 22:25:13.77 ID:JEDDYefP0もふもふだろコンチクシャウ!
>>216
久しぶりに見たなこいつ
219 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 22:25:53.37 ID:MnaCeC0F0久しぶりに見たなこいつ
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ヽ、,;' * ´ ∀ ` * ミ * *
+ ミ つ と ミ * +
ミ ゙;; ハ,_,ハ +
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┃ |>はい . いいえ ┃━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
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┃もっさりさんたちがおきあがって .なかまになりたそうに ┃
┃こっちを見ている! ┃
┃ . ┃
┃なかまに いれますか? . . ┃
┃ . ┃
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220 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 22:39:21.40 ID:dtRnxXKxO+ + +
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YesYesYes
221 愛のVIP戦士@全板人気トナメ開催中[:] :2008/06/27(金) 22:43:38.07 ID:Imn/b9VV0 l^丶
| '゙''"'''゙ y-―, I'm thinker ♪
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶==[=]=(丶 ミ トゥートゥートゥートゥトゥー ♪
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';,,
`:; ,:' c ̄c.ミ' c ̄c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
222 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/27(金) 23:00:39.86 ID:Y1XtdEIp0| '゙''"'''゙ y-―, I'm thinker ♪
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶==[=]=(丶 ミ トゥートゥートゥートゥトゥー ♪
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';,,
`:; ,:' c ̄c.ミ' c ̄c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
もふ
225 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2008/06/28(土) 00:06:49.13 ID:wmagvS4V0新ジャンル の関連記事
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