あとで読む
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 21:43:42.20 ID:RVhT9A4X0
女「くふふふふ……」
男「朝一番に不気味な笑いをするな」
女「これはこれは。男くんではありませんか」
男「白々しいな。こんどは何を開発したんだ?」
女「いやいや、新薬の開発は成功しなかったものの、もうひとつの目的は達成しました」
男「もうひとつの目的?」
女「あぶない……。あぶなーい薬品を扱うのがとても楽しい」
男「お前の思考が危ない」

女「一回手に危うくかかってしまったんですが、あの感覚がまた……」ゾクゾク
男「アホなこと言ってないで早く学校行くぞ」



2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 21:52:12.83 ID:RVhT9A4X0
女「男くーん」
男「……。なんだよ?」
女「コレ飲んでみて」
男「……。安全なんだろうな?」
女「すでにテストはチェック済み」
男「……。ってことは、お前がこれ飲んだのか? こんなあからさまに怪しい色してんのに?」
女「これも実験の楽しみの一つなのです」ゾクゾク
男「……。はぁ……」

3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 21:58:21.39 ID:RVhT9A4X0
女「くふふふふ……」
男(女のやつ。また何か厄介ごとをたくらんでるな……)
「じゃあ、この問題を……。女今言った定理を使いながら証明してみろ」
女「……。すいません、解りません」
「女またか!? 本当にやる気あるのか? さっきからノートもとらずに……」ぐだぐだ

「わかったか?!」
女「……。はーい♪」
男(今コイツ楽しんでやがった!! 絶対にコイツこの問題解けてるだろ!!!)


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:04:51.58 ID:RVhT9A4X0


男「wawawa忘れ物〜……っと」
女「くふふふふ……」ばたッ
男「いきなり、なに笑いながら倒れてんだ!?」
女「失敗してしまいまして〜……」
男「っつーか! 教室でやるなよ!!」
女「だって……。理科室は全部科学部がつかってますし、家に帰る前にやってみたかった実験だですし……」
男「執念ってレベルじゃねーぞ!!」


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:10:41.88 ID:RVhT9A4X0
男「ハァ…! ハァ…! これだから体育の授業は嫌いなんだよ!!」
女「くふふふふ……。男くん! ぜひ水分補給としてこれを飲んでくれ」
男「……。なんだ? このどぶ川の水に鼻血をたらしたような色をしたこの液体は?」
女「ビタミン剤……。だった気がしますが」
男「気がするって。あんた」
女「まぁまぁ。お気になさらずに」
男「はいはい…。飲みますよ。飲めば良いんですよね。飲まないと後が怖いんですもんね!!」
女「くふふふふ……」

先生「あれ? 男はどうしたー?」
 「さっきこの世の終わりのような顔をしながら保健室に行ってました」

男(女め……! あれは人の飲むものじゃないぃぃいいッ!!!)


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:15:39.94 ID:RVhT9A4X0
男「で? 教室に残れって。なんか用か?」
女「男くんに実験を手伝ってもらおうかと……」
男「はい! 失礼しましたー」
女「待ちなさい」がしっ!
男「ハァ……。で? こんどは何をしろと?」
女「単純な作業です。このコを押さえつけておいてください」
男「なんだ……。この蛇とも言いがたくてコブラとも言いがたいこの蛇は」
女「先ほど校庭で捕まえた、よくわかんない生き物です」
男「おいおい…。大丈夫なのか? いろいろと」
女「では、このコを解体してイヌの遺伝子と掛け合わせてみます」
男「あからさまに危険なキメラのにおいがするから、俺は一抜けするぞ!! なにがなんでも!!」

15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:21:58.50 ID:RVhT9A4X0
女「痛ッ!!!」
男「女?! 大丈夫か!!?」
女「解体しようと思ったのですが失敗して、自分の手を切ってしまいました」
男「ケロリとした笑顔でそんなこというな。ほら手を出せ」
女「?」
男「えっと……。まずは止血して……」キュッ!
女「んッ!!」
男「ああ! わりぃ!!  次に消毒液を……。しみるぞ」
女「くぅッ!!」
男「いちいち変な声を上げるな!!」

女(ああ……。いいですね……。これ……)

17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:29:52.49 ID:RVhT9A4X0
男「あー。雨か……。久しぶりに図書館でも行ってみるか」

ざわ…ざわ…

男(ったく……。みんな考えることは同じか……。五月蠅くてしかたない……)
男「━━って、あれ?」
女「……」
男「よう! 女!!」
女「あ? これはこれは男くん。珍しいですね」
男「いつも本なんて読んでたっけ?」
女「図書館にいるときだけですが」
男「で? この分厚い本は何?」
女「図鑑です」
男「……はあ」
女「さて……。次は……っと。本棚の一番上のアレですね」
男「位置が高すぎやしないか?」
女「いえいえ。問題ないでしょう。脚立もしっかり用意されてますし」
男「いや……だけど……」

女「よっ……っと」ぐらぐら
男「危ない!!」
女「え……?」

がらがらがら

男「大丈夫か!? 女!!?」
女「脚立から落下して、さらに図鑑の下敷きに……」ゾクゾク
男「大丈夫そうだな……」

18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:31:06.58 ID:CLRAhzpwO
とりあえず俺の頭の中では眼鏡かけてる

19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:38:13.64 ID:RVhT9A4X0
>>18
俺の脳内でもそう。
っつーか、ほかに書き手集まらない? そうですか…そうですか……

男「このドラマおもしれーよなぁ……。なんてったって天才物理学者が最後の最後一秒で時限爆弾とめるんだもん」
女「そのまま一思いに爆発してしまえば、まず全身に走る熱。そして体を切り裂くような爆風。そして爆風とともに高速で飛び散る物質に皮膚を切られて」ゾクゾク
男「本当に自重してくれ……」

20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:45:14.01 ID:RVhT9A4X0
女「くふふふふ〜♪」
男「こんどは何の実験だ?」
女「此処に一本の鉛筆があります。後ろの部分で押しても痛くないですが、先っぽで押すと激痛が走ります」
男「接する面積が小さいからだろ? そんなの教科書でやったよ」
女「更に……。この先端の鋭利部を一思いに思いっきり突き刺しても、ゆっくりゆっくりいつ触れるか解らない限界ギリギリの状況で触れさせたときの最初の痛みの感覚……」ゾクゾク
男「ようするに、ただの自慰行為じゃねえかよ!!」

22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:50:51.44 ID:RVhT9A4X0

男「今度は何を読んでいるんだ?」
女「……一重に言えば『錬金術』に関してです」
男「いわゆるアレか? 等価交換ってやつか?」
女「たしかに、すべての物事において等価交換は成立してるんですよ」
男「確かに金を払わないと物は買えないけどさ」
女「それだけに留まらず、動くためには自分の体力を犠牲にする。といった感覚です」
男「……言われて見ると確かにそうだな」

女「痛みが快楽に。苦しみが快楽に……」ゾクゾク
男「それは人によって異なるから」


24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 22:57:34.62 ID:RVhT9A4X0
男「うう〜寒い寒い」
女「時点の軸が傾いてさえいなければ、こんなことにはならないはずなんですけどねぇ」
男「どうだっていいよ、そんなの寒いもんは寒いの」がらがら
バチッ!!
男「痛ッ!!! 静電気が!!」
女「静……電気………!!」

放課後
女「男くん。下敷きはお持ちですか?」
男「下敷き……。これ? この前の硬筆以来置きっぱなしのがあるけど:
女「感謝します」
男「……?」

女「電子の粒がアッー! 静電気がアッー!」バチバチバチバチ
男(こんな光景のアニメどっかで見たことあるぞ……)
女「ストロンガアッー!」

25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:02:00.13 ID:RVhT9A4X0

女「……不老不死かぁ……」
男「またえらく厨二病らしいテーマだな…」
女「とは、いいますが。実に魅力で気だとは思いません? 不老不死」
男「そうか? 死ぬに死ねないのも一つの苦しみだと思うが?」
女「死ぬに死ねない。永遠の苦しみ」ゾクゾク
男「はぁ……」

26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:04:14.56 ID:RVhT9A4X0
女「痛みとときまして、快楽の二次関数とときます」
男「ほぅ……。えらく文系な真似を……。 その心は?」
女「痛ければ痛いほど気持ちいい……!!」ゾクゾク
男「山田く〜ん。追い返してきて!!」

27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:10:20.62 ID:RVhT9A4X0

男友「お前ってさ?」
男「うん?」
男友「なんで女とまともに話できるの?」
男「と、いうと?」
男友「ほら。アイツってさなんか近寄りがたいじゃん」
男「そうかな? 確かにへんなことはしてるけど、近寄りがたいか?」
男友「ふぅ……。これだから幼馴染クオリティは……」
男「……はぁ?」

男「確かにアイツが奇異な目で見られてるのは知ってる」
男「だけど、アイツが自分の好きなことに打ち込んでいるとき……」
男「アイツの目は間違いなく光り輝いていた……」
男「俺はそれが大好きなんだ」

女「痛ッ!!!!」ゾクゾク

男友「あの状態のことか?」
男「残念ながらあの状態の一歩手前の状態のことだ」

29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:12:40.71 ID:4lMt5RHf0
女「シュバルツシルト半径なんて物があります」
男「シュバ……何?」
女「シュバルツシルト半径。簡単に言えば、ブラックホールから
   逃げられなくなる距離です」
男「物理か……」
女「ブラックホール……。超質量による超重力……。
   圧殺。骨が砕け表皮が千切れ血管が破れる……。なんと素晴らしい」
男「拷問の話ですか?」
女「いいえ、SMについてです」
男「でも俺、人を押しつぶす拷問を聞いたことがあるんだが」
女「だからSMについてです」

30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:14:32.79 ID:RVhT9A4X0
新手の書き手様キタ━━!!

女「男くん……。ぜひこの薬をのんでほしいんだ」
男「これは……?」
女「いいからいいから」
男「……」ゴクゴクゴク

男「あれ? 意外に甘くて美味しい……?」
女「男くん。私のことをどうおもっている?」
男「え……。どうって」
ドキドキ
男「な…!? なんだ!? 急に…胸が……!!?」
女「まさか本当に惚れ薬が成功するなんて……」
男「惚れ……ぐすり……!?」
女「さぁ……。私のことをどうおもってます……」
男「だ……いす……きだ……! お前なしじゃ……生きられない……ほど……」





女「ッハ!! 今のがレム睡眠というやつかッ!!!」


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:16:45.77 ID:RVhT9A4X0
男「ふぁ〜……む……」
女「眠そうですね。男くん」
男「ああ……。女……。昨日ちょっと寝入るのが遅くてね……」
女「人間はレム睡眠とノンレム睡眠を一時間三十分の周期で繰り返し続けます。この節目節目のタイミングを計ると気持ちよく起きられるといいます」
男「あ〜……。昔聞いたことある。二時間寝れるんだったら、一時間半眠っておけってそういうことか……」
女「実際には、レム睡眠時が一番体力を回復できるといいます。事実人間というのは睡眠でしか体力の回復って出来ないんですよ」
男「そうなの!?」
女「はい。お風呂に入るのも疲れて眠りやすくするためなのです」
男「へぇ〜……」
女「まぁ、昔の話なんですけどお風呂を熱湯にしたまま寝ちゃったことがありましてね……。あの時は本当に意識がくらくらして大変でしたよ…」
男「うわぁ……」
女「今思えばあのときに死んでいたんじゃないかって考えると……」ゾクゾク
男「今更かもしれんが、お前ただの変態だろ」

33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:23:00.17 ID:4lMt5RHf0
女「あぁ! 硫酸が腕に!」
男「喜ぶな馬鹿! 早く洗え!」
女「気持ちいい……あぁん」
男「駄目だろ! 水、誰か水持って来い! 女が硫酸を――!」
女「水ですか!? 水なのですか!
   男君、見かけによらずサドだったんですね! どうぞ水を!
   かけて! 水を私に思い切りかけてください!」
男「……え?」

35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[>>33似たような実体験あり] :2008/04/08(火) 23:27:33.65 ID:RVhT9A4X0
「今回の実験では、この水酸化ナトリウム水溶液を用います。これは皮膚に触れると皮膚を溶かし始める……」

男「う〜ん……。取り扱い要注意ってところだな……」
女「使い方さえ間違えなければ良い話でしょう?」

男「うう……。でもやっぱ怖い……」
女「ふぅ……。仕方ないですね。私がこの試薬を扱いますから」

ちょろろろろろ(入れる音
ぴちょん!(滴がはねた音

男「女!?」
女「目の中に入ってしまいました」
男「いやいやいや!! なにのんきにいってんの!? 早く洗ってきなって!!」
女「眼鏡があっても意味無いんですね。目が焼けるようにひりひり……」ゾクゾク
男「いいから洗ってきなさいって!!!」

(実話を元に構成)

36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:31:29.65 ID:4lMt5RHf0
女「誰でも出来る物理学。ブーメラン」
男「物理学……?」
女「シンプルですが航空力学の基礎が良く分かる物です。
   さぁ、どうぞ」
男「えい」
女「どこに向かって投げてるんですか」
男「は?」
女「ここは私に当てる場面でしょう」
男「そんな状況は知らん」

37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:33:50.39 ID:RVhT9A4X0
女「ここで……。この試薬を……。この中に……!!」
ボンッ!!
男「うわぁ! びっくりした!! って女大丈夫か!?」
女「エホッ! エホッ! ええ。なんとか」
男「ホッ…。よかった。でも、また失敗したの?」
女「失敗は成功の母 ですからね。なんどでも失敗しますよ」
男「まぁ、そういうけどさ」
女「それに……。"こういう"失敗なら私は……!!」ゾクゾク
男「ちゃっちゃとおわらせて帰ろうぜ? 突っ込むのも疲れてきた」
女「おやおや……。見捨てないでくださいよ」ゾクゾクゾク

女「くふふふふ……」



明日早いのでもう寝ます。
明日朝残っていたら携帯から少し書き込むかも。
では、おやすみ。 くふふふふ……


39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:40:32.25 ID:4lMt5RHf0
女「硫黄……。元素記号S、原子番号16、原子量32.07。
   斜方・単斜・ゴム状と3種の同素体を持つ……」
男「硫黄がどうかしたのか」
女「その昔、江戸時代の日本ではですね。
   キリシタン弾圧の際に、海水と泥と、硫黄を混ぜて熱して。
   それを人に掛けたんですって。皮膚はすぐに溶けて――」
男「もういい」
女「そうですか。趣味が合いませんね」
男「……言っとくけど、俺は絶対そんな事しないからな」
女「あら残念」

40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:45:33.57 ID:4lMt5RHf0
女「痛っ! でも気持ちいい!」
男「どうした!?」
女「試験管割っちゃったんです。破片で指が切れて」
男「なんだ、良かった。大事に至らなくて」
女「大事……? 大事とはつまり、動脈までざっくり切れるとか、
   爪の間に入るとか? いいですね、実に素晴らしい」
男「お前……。自傷癖あるだろ」
女「いやいや、そういうのは事故又は人にやってもらわないと意味がありません。
   というわけで」
男「早く保健室行け。破片は片付けておくから」
女「ちっ」

43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:52:46.24 ID:4lMt5RHf0
女「ふむふむ」
男「なんの実験してるんだ? ネズミか?」
女「試行錯誤ですよ。ネズミを迷路に放って、道を覚える時間を計るんです。
   理論上は十回もやれば迷わず辿り着けますね」
男「へぇ。ところでそのネズミ、どこから捕ってきたんだ」
女「下水道から」
男「……店で買えよ」
女「嫌ですよ、買ったのは大人しいですから」

決して真似しないでください。病気になります。



47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/08(火) 23:57:33.27 ID:4lMt5RHf0
女「ガリレオは言いました。『それでも地球は回っている』と」
男「言ったな。でも、時世のせいで説を曲げなきゃいけなかったんだよな」
女「私なら曲げませんよ。どんな反論があろうと」
男「おぉ、かっこいい」
女「飛んでくる糾弾、非難、反論、批評、侮辱、差別……。
   その全てを受け止めたい!」
男「おぉ、馬鹿がいる」


49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:03:57.97 ID:Uh0vHSxW0
女「エタノールのすーっとした感覚は快感ですね」
男「どこも怪我してないのにもったいない」
女「む。では」

すぱっ

女「これで文句ありませんね?」
男「わざわざ作るこたぁない」

ばしゃっ

女「あああ…」
男「頭から被るヤツがあるか」
女「この沁みる感覚。た、堪らん!」
男「あのな…」

50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:05:02.16 ID:uXcYWJgb0

女「走性って知ってますか?」
男「本能的に嫌がったり好いたりする性質だろ。
   ミミズやゴキブリは光を避けるし、魚は流れに逆らって泳ぐ」
女「そうそう。最近、私にも走性がある気がしてきたんです」
男「哺乳類には無いだろ……」
女「私は毒舌に寄る性質があります。これは正のマゾ走性」
男「そうか」


53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:16:13.56 ID:uXcYWJgb0
男「化学の勉強しないとな……はぁ」
女「周期表は覚えましたか?」
男「いや、まだ。語呂合わせで頑張るしかないか」
女「そんな貴方に。
   エッチ(H)変態(He)ぃやん(Li)ベタベタ(Be)……」
男「止めてくれ、雑念が……」
女「しかしマゾ要素が無いのがつまらない」
男「どうでもいいだろ……」

54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:21:00.48 ID:Uh0vHSxW0
女「光合成に必要なものは水、光、空気中の二酸化炭素です」
男「そう習った記憶がある」
女「日当たり良好、水分多し、空気十分…ということで光合成してみましょう」
男「待て待て」
女「なにか?」
男「植物じゃないだろ、お前」
女「ご心配なく。この傷口に…ほら」
男「雑草ぶっ刺して何やってるんだ」
女「これで私も立派な植物に
男「やめろ」

55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:22:21.09 ID:uXcYWJgb0
先「女、提出ノートの件だが」
女「何かしましたっけ」
先「なんで数学のノートに化学式がぎっしり詰まっているんだ?」
女「あぁ、それですか。何かこう無性に書きたくなったので。
   怒ってくれますか? 叱ってくれますか?
   悪い子めと言いながらお尻を定規で叩いてくれますか?」
先「再提出な」
女「はい」
先「半世紀前ならやったんだが」
女「そうですか」

56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:34:21.79 ID:uXcYWJgb0
男「タイムマシンが欲しいなぁ」
女「突拍子もなくどうしたんですか」
男「五年前の自分に勉強を教えてあげたい。
   そうすりゃ今が楽になってるのに」
女「なるほど。理論上は可能なんですよね、タイムマシン」
男「過去に行けたら女はどうする?」
女「そうですね。タイムパラドックスの存在にもよりますけど、
   とりあえず幼い自分にMの自覚を持たせます」
男「なんでやねん」
女「今の私がどうなるか……。きっと素敵なM奴隷に」
男「今ので十分です」


58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:36:38.87 ID:Uh0vHSxW0
男「メガネ…」
女「化学者の嗜みです」
男「昨日までしてなかった」
女「科学者の嗜みです」
男「どっちだ…な、伊達だろ?」
女「なっ! 福井のメガネは伊達じゃないですよ!」
男「力説すんな」
女「それはさておき。生理食塩水で眼を洗ったのでよく見えます。メガネの必要もないくらいです」
男「だから伊達なんだろ…」

59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:45:02.11 ID:uXcYWJgb0
女「吸水ポリマー……」
男「何それ」
女「最近のオムツに使われている、水を吸い取る物質です。
   あれは凄いですよ。おしっこなんて目じゃありません」
男「おしっことか言うなよ、年頃の女の子が」
女「しかし、人前のおしっこを強制させられるなんてのも素晴らしい。
   つまりあれです、赤ん坊にもおもらしの快感を教えてあげるべきで」
男「その国は滅ぶよ、きっと」
女「さぁ男君、命令してください。サッカー部の前でおもらししてこいと」
男「俺は変態なんかじゃない!」

60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 00:54:41.79 ID:uXcYWJgb0
男「最近、万能細胞なんてのが話題だよな。女はどう思う?」
女「素晴らしい研究です。早く実用化してほしい」
男「そうかそうか、女もやっぱ科学者だもんな」
女「火傷とか切り傷とか鞭の跡とか人体切断とか爪剥ぎとか肉削ぎとか
   焼き入れとかそういうのが治るんでしょう?
   素晴らしい、科学は素晴らしい! これで思う存分Mに励める!」
男「どこからツッコミを入れるべきなんだ?」

62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:04:19.17 ID:uXcYWJgb0
女「うっ」
男「女? どうかしたのか?」
女「はぁ……」
男「恍惚の表情を浮かべている……」
女「いやぁ、アンモニア水嗅いでて。癖になる匂いです」
男「有毒だから止めろ」
女「それにしても臭い。病み付きに……。
   そう、まるで尿を顔に掛けられるような……」
男「された事あるのか?」
女「想像力です。あぁ、いい匂い……」

64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:18:24.52 ID:uXcYWJgb0
女「宇宙は広い! そう、この宇宙の中では私は一つのゴミ粒!
   粒子、矮小、些末!
   男君もそう思いませんか?」
男「いや、正しいけど。そう自分を卑下する必要は……」
女「そうですよね。自分で自分を責めてもつまらないです」
男「……。このゴミめ」
女「もっと言って」
男「嫌になった」

65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:27:29.51 ID:Uh0vHSxW0
女「磁石の気持ちになってみましょう」
男「いやだ」
女「じゃあ男くんがNを、私がSをやります」
男「やらないと言ってるのに」
女「あ、MなのにSってどういうことだと思いましたね?」
男「思ってない」

66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:40:21.62 ID:uXcYWJgb0
女「錬金術をかじってた時期がありました。十歳くらい」
男「十歳で錬金術……?」
女「物質を金に変えられると本気で考えてましたよ。
   いやいや幼いとは罪ですねぇ」
男「そんなもんだろ、子供なんて。俺だって色々餓鬼らしい事やってたし」
女「……」
男「ん?」
女「そこは『昔から馬鹿だったんだな』って言葉の暴力を振るうべきでしょう。
   男君はMの女を見て何も感じないんですか?」
男「感じてるけど必死に抑えてるんだよ」

67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:45:16.23 ID:uXcYWJgb0
男「電流の実験だよな、今日の理科」
女「そうですけど。どうかしました?」
男「いや……。オチが読めてね」
女「あぁ、なるほど。男君がSに目覚めて私に電気椅子とかしちゃうんですね。
   大歓迎ですよ」
男「違うからね」
女「そういえばエジソンは交流電流が嫌いで、電気椅子に交流を用いて
   『やっぱり交流は危険だ』って言ったそうですよ」
男「聞いてないよ」
女「交流の方が気持ちいいんでしょうか。これは実験の価値がありますね!」
男「危ないから止めなさい!」

68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 01:54:16.62 ID:uXcYWJgb0
女「たまには天文学にも手を出しますか」
男「天文学か……。ロマンチックだな」
女「あれが北斗七星ですね。肉眼でも確認できます」
男「ふむ」
女「そしてあちらが蠍座。ヘラクレスを刺し殺しました」
男「へぇ」
女「蠍の毒で死ぬって、いかにも気持ち良さそうですよね」
男「同意できません」

70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 02:06:10.42 ID:uXcYWJgb0
女「今日は帰りに薬局に寄ろうと思うんです」
男「なんだ、薬品買うのか?」
女「はい。色々と」
男「例えば?」
女「硝酸硫酸塩酸、アンモニア水に塩化ナトリウムに……」
男「何に使っているかは問わない。
   全部薬局で買えるのか?」
女「密売させてもらっています。お値段は体で。店長さんがSなので」
男「なんだって!?」
女「嘘です」

もう限界だ、寝るね


77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 05:03:12.48 ID:3xGbWtUDO
おはよう
書き手様乙です。


男「マッドサイエンティストっていうと、メカの義手義足ってイメージがあるよな」
女「まぁわからなくはないですが、メカードとか良い例ですよね」
男「まぁああいう、創作物ではイメージが大事だしな」
女「きっと自分の身体に何かあったのか、はたまた自分の意思でやったのか……」ゾクゾク
男「ここでですか……」
女「どちらに転んでも、楽しいでしょうに……」
男「楽しくはないだろ……」
女「くふふふふ……」


79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 05:26:56.44 ID:3xGbWtUDO
ぶーッ!!

男「あ゛〜……。この時期は花粉が飛び交うから嫌い」
女「まぁ、大半の人はそう言いますね」
男「女は花粉症じゃないの?」
女「一応は。あまり好きじゃないですけど」
男「普通花粉症が好きなんて奴いねえよ」
女「あまり痛みが伴いませんもん……。ハァ……」

男(しまったあ……。そうきたか……)

80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 05:40:16.93 ID:3xGbWtUDO
女「突然ですが男くん」
男「ん?」
女「獣耳萌えってやつですか?」
男「いきなり、なんぞ……」
女「どうなんです?」
男「ま……まぁ、俺は結構好きだよ」
女「そうですか……」ニンマリ男「?」

次の日
男「女さんその耳はいかがしたものかと」
女「昨日野良犬のDNAを私に組み込んでみたのですが……」
男「いともたやすくキメラを作るな」
女「久々に自分にメスをいれちゃいまして……。楽しかったです」ゾクゾク
男「っつーか、野良犬って」
女「もしかして猫耳のほうが好きでした?」
男「そういう問題じゃねぇ!!」


82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 05:46:18.58 ID:Uh0vHSxW0
女「朝が起きられない私にいいものを」
男「生憎と寝覚めはいい方で…って、え?」
女「こちらにある仕掛けを施した寝袋を用意しました」

男「で、どんな仕掛けなのか」
女「タイマーをセット。時間が来ると」
男「時間が来ると?」
女「全身を刺すような電流で目覚めもすっきり」

ばちばちっ

女「あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
男「!?」
女「この脳天を貫く刺激、これぞ快感の極みです…ふう」
男「寝袋焦げてる…」
女「副作用として火傷を負いますが、それもまた一興です」
男「うん。二度と使わないように」


84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 06:59:23.77 ID:3xGbWtUDO
女「今回の実験では試薬の加熱を行う予定なのですが、よろしければ準備だけでも手伝っていただけないでしょうか?」

男「っつーことで準備だけはしておいたんだが」
女「感謝します」
男「なんか科学の先生が言うにはガスバーナーの調子がよくないんだと」
女「ほほぅ」
男「って、もう着火準備入ってるのね」

ぼおっ!!(机の上いっぱいにひろがる炎

男「ちょ! ま!?」
女「どうやら机のうえいっぱいにガスが充満していたみたいですね」
男「っつーか大丈夫か!?」
女「こういう刺激が科学の楽しみの一つなのです」ゾクゾク
男「そうかい……」

85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 07:07:53.35 ID:3xGbWtUDO
男「で? 今回俺は何を飲まされるんだ?」
女「いやいや、軽い栄養剤みたいなものですから。何度も何度も私の身体で実験してますし」
男「またか」
女「これが楽しみんですよ」ゾクゾク
男「まぁ……。飲むぞ」

ごくごく……

男「!? なんだこのなんとも言いがたい、あまからにがい味は!!!?」
女「まぁ最悪身体を壊さない程度の味付けに先程しましたんで」
男「さっき!?」

86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 07:15:30.74 ID:3xGbWtUDO
男「ん? 下駄箱になんか入ってる」
女「ほほぅ」
男「この小綺麗で可愛らしい、封筒ななんだ!?」
女「……」
男「最近話題の恋文というやつか?」
女「……そう……みたいですね」
男「ん? どうかしたか?」
女「いえ!! なんでもないです!!
すみませんが実験室に忘れ物したんで一度ここで失礼します」
男「ぁ……。ああ」



女(なんだ!? この感覚!? とてもとても苦しい!! とてもとてもツラい……)

87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 07:19:54.38 ID:3xGbWtUDO
男「放課後……。屋上で……か」

「お……男くん」

男「君は……。同じクラスの」

「単刀直入に言わせてください」

男「う……うん」

「ずっと! 好きでした!!」

女(!!!?)※物陰の裏

88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 07:27:07.33 ID:3xGbWtUDO
男「……ごめん」

「!?」

男「君とは付き合えない」
「どうして! あのネクラの女さんの方がいいの!?」

男「どっちが良いってことじゃないんだ。
ただあの子には俺がついてないと」

「そう……」

男「それと……。人の悪口言う奴とは付き合えない」

「!!!?」



ごめん! いいところだけど、時間だから一旦やめる
夜には続きが書けると思う

116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 17:20:09.44 ID:UCGWdB9h0
ただいま。
1でもって携帯から書いてた奴だよ。

>>88
女「……」

男「よう? いたのか女」

女「……」

男「何伏せてんだよ? 帰ろうぜ」

女「男くん……」

男「ほら! おいてくぞ!!」

女「男くん!! ちょ! ちょっとまって!!」

男「またねえよ!! 俺だってドSだもんwww」

女「くふふふふ♪」

男(ああ……。やっぱり俺はコイツの笑顔が一番好きだ……。他の何よりもきらめいている……)
女(そうか……。私はこのひとのことが……)

長文完
ここから、また何事も無かったかのように普通のマゾサイエンティスト再開


90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 07:42:00.99 ID:Uh0vHSxW0
女「コーヒー飲みます?」
男「ありがたく」

ごくっ

男「ぶふっ! 苦すぎやしないか?」
女「少し濃い目に入れましたから」
男「少しってレベルじゃないぞ。どのくらい入れたんだ」
女「そうですね…ちょうどこのフラスコ一本分でしょうか」
男「…」
女「このくらいでないと喉を苛めることができませんからね」
男「異常」
女「安心してください。他には何も入れてません」
男「…返すわ」


94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 09:23:09.93 ID:op7xY2mq0
男「女。ちょっと書くもの貸してくれない?」
女「いいですよ。この中からどうぞ好きなのを選んでください」
男「…なんぞこれ、グリップのゴムが全部外してある……」
女「だって、ゴムが付いてたら、痛くないじゃないですか」
男「シャーペンの先で指でも刺してろ、このマゾ!!」
女「分かりませんかねぇ。この快感が……」
男「はっ!! 良く見るとお前が使っているそのシャーペンは……」
女「気付きましたね。そう、ステッドラーの製図用シャープペンシルです。
  鋼鉄製のグリップゆえの、他のシャーペンには無い硬さ・冷たさ。
  加えて指先を刺激する表面の凹凸。きつく握れば骨が軋み、こすれば指先が磨り減る。
  通常の三倍の速さでペンだこができるという、まさにマゾには堪らない一品です。
  きっとこれを開発した人も、私と同じマゾだったに違いない…くふふふ……」ウットリ
男「…………」

108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 13:44:41.32 ID:Uh0vHSxW0
ばちばち

男「キャンプファイヤー?」
女「いえ、焼き芋を焼いています。冬に一度も食べてなかったので」
男(焼き芋作る火力じゃないな…)

ばちばち

女「…」

ずぼっ

男「!? なにをやってる!」
女「さすがこの火力。短時間でできました」
男「焼け具合を確かめてたんだな。いやいや、素手で火に手を突っ込むヤツがあるか!」
女「でもいい具合に焼けてますよ。どうぞ」
男「なあ、手はなんともないのか?」
女「え? ああ、慣れてますので。むしろ快か
男「…さ、冷める前に食おう」

109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 14:10:03.19 ID:Uh0vHSxW0
女「それはそうと男くん。これをどう思います?」
男「前置きあった?」
女「細かいことは気にしないでください。これです」
男「何だこれ」
女「アイアンメイデンです」
男「知ってる。俺が聞きたいのは何であるか、だ」
女「アレな科学技術に興味があって、ちょちょいっと作ってみたんです」
男「ちょちょいっと作るな」
女「本来は刺さるようにできていますが、ゴム製の棘という安全設計です」
男「あっそ」
女「しっかり刺さる材質で作るべきでした。後悔しています」
男「あっそ」


114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 16:56:19.31 ID:op7xY2mq0
女「机に座ってばかりで運動不足気味な学生達の為に、健康に良い上靴を開発しました。
  男くん、ちょっと試しに履いてみてくれませんか?」
男「別にいいけど。どういう原理で健康になるんだ?」
女「理論は健康サンダルと同じで、底に足裏を刺激する突起が付いているんです」
男「へぇ。お前にしては随分と、まともな発想だな」
女「ただし、それだけだと効果が薄そうなので、突起を針の様に尖らせてみました」
男「それじゃ、陰湿な苛めじゃないか!! いやだよ、こんな画鋲上靴!!」
女「え〜っ? せっかくこんなに気持ち良いのに……」

115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 17:07:16.39 ID:a59weQkb0
女「盲点でした」
男「何がだよ」
女「痛みというのはつまり、痛覚が反応しているのですよ」
男「それはそうだが。 傷がつかないと痛みを感じないのでは」
女「違います。 お尻など神経が浅い部分にあるところは、
軽くひっぱたくくらいがちょうどいいのです」
男「だからなぜそこで四つん這いになるの?」

女「はぁはぁ……うぅん……意気地なし……お願い、早く」
男「何がお望み?」
女「お慈悲を……」
男「早く正気にもどらんかいっ!?」(平手打ち)
女「はぁあっ……イイぃッ」

女「うぅ……えぐ……」
男「泣いているのか。 ごめん、つい力が入って」
女「いいの。いつもの実験と変わらないから」
男「笑顔で返されても、困るんだけどさ」
(感じすぎて、泣いてるなんて言えやしない)

女「男くん、私をここまで追い詰めるなんて恐ろしい子!」
男「自分のせいだろ。俺は帰る」
女「新手の放置プレイですか?」
男「手を貸してやるから、早く帰ろう」
女「うん」


コレは、ただのマゾだな。半年romってくる。

117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 17:31:46.57 ID:UCGWdB9h0
>>115
いいんだぜw
新ジャンルってのは基本的に個々がやりたいようにやるものだからな!! 基本的に!!


女「くふふふふ……」
男「どうした? いつになく顔が輝いてるぞ?」
女「今ホムンクルスの練成について考えていたところです」
男「ホムンクルスってアレだろ? 人体練成って言うんだっけ?」
女「実に魅力的なお話だと思いません?」
男「一応禁術の類だがな」
女「材料といいますか、素材としては馬糞と人間の血液。そして……。その……。男性の精液だそうです」
男「若干の恥じらいにいまなんかぐっと来ちまったが気にしない」
女「ですがね……。どうも最後のは手に入らないんですよ」
男「まぁ、普通はそうだろ」
女「そこで! 男くん提供してください!!」
男「……はい!?」
女「実験のためです! 恥を忍びます!! ですから!!!」
男「いやいやいや!! お前の天秤おかしくないか!?」
女「今此処で全裸になりますから、それをオカズにさぁ!!!」
男「女!? 落ち着け!! 落ち着けって!!!」
女「此処で脱げば皆に見られる羞恥プレイ。そして男くんの白濁が私の体に……!!」ゾクゾク
男「いいから! まずは一旦落ち着けっての!!!!」


118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 17:51:27.88 ID:UCGWdB9h0
男「と、いうかさ? 女」
女「何でしょうか?」
男「ホムンクルス……。ってどういう製法なの?」
女「私の読んだ一説だと、精液を四十日間完全密封させて腐敗させます」
男「ふむふむ」
女「すると、人の形をした。けれども物質ではないものが出来上がるそうです」
男「ほうほう」
女「そして、それに毎日人間の血を与え続け。ウマの胎内と同じ温度で四十週間保存すると人間の子供が完成するそうです」
男「四十週間も血を与え続けるのかよ」
女「そうです! 自分に腕から絶えず血が流れ続け、斬った瞬間の痛み。そして傷口から絶えず血を流し続ける痛み……」ゾクゾク
男「お前の言う魅力的ってそういうことか!!?」

119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 18:11:25.46 ID:op7xY2mq0
男「うーっ、鼻がむずむずするなぁ……。
  女。ティッシュ持ってないか?」
女「サンドペーパーなら」
男「なんでそんな物を常備してるんだよ!!
  痛いでしょ、そんなので鼻かんだら!!」
女「結構やみつきになりますよ?」
男「ならんならん。絶対にならん、マゾじゃないから。
  じゃぁ、ハンカチ持ってない?」
女「耐水サンドペーパー」
男「なんでサンドペーパーばっかりなんだよ!!
  お前の体は鉄でできていて、磨かないと錆びちまうのか!?」
女「便利じゃないですか、サンドペーパー。鼻もかめて、物も磨ける。
  まさに趣味と実益を兼ねた見事な一品……」
男「鼻かんだり手を拭いたサンドペーパーで物を磨くな!! 汚いなぁ!!」

120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 18:26:20.17 ID:UCGWdB9h0
バリッ!
男「しかしさ。マジックテープ作った奴ってすげぇよな……。マジで」
女「私も同感です。確かにこれを作った人はすごいと思います」
男「接着力があるのにも関わらず、なんどもなんども付け替え可能だもんな」
女「個人的にはこのとげとげしいこっち側が大好きなんですよ」
男「いやいやいや……」
女「ぁ゙あ゙〜……!! ぎもぢいいいいいい!!!」ゾクゾク
男「何自分の手をこすってるんだよ!!」
女「この痛みが……!!!!」
男「ああ……。皮膚が真っ赤で傷まみれに……」

121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 18:41:00.87 ID:UCGWdB9h0
男「あちぃ〜……」
女「日本は高温多湿の夏ですからね……。不快感が伴うのは当たり前でしょう」
男「そうだけどさ……。こう熱いと何もする気しねえよ……。はぁ……」
女「そういえば、まだ水筒に氷が残っていたかと……」
男「お?」
女「ありましたありました。では、これ 男くんに」
男「ありがとうね」ろころこ
女「いかがです」
男「ああ……。うめぇ……。ところで悪いんだけどもう一個くれない?」
女「別に構いませんが……」
男「サンキュー」ニヤリ…

ひょい(男が女の背中に氷を投げ入れた

女「ひゃうううん!?」
男「どう?! おどろいたっしょ」
女「男く〜……ん」
男「あ〜……。ごめん」




女「もって……やりなさい……」ゾクゾク
男「やっぱり、そうなるのか……」

122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 18:43:13.76 ID:ly0Cs1/IO
ドーーン!!
女「あららー、また失敗してしまいましたー」
男「・・・お前が実験に成功してるところをほとんど見たことがないんだが」
女「失礼な!!失敗は成功の母とも言うでしょ!!」
男「・・・否定はしないんだな・・・」
女「うっ・・・・」
男「あのさぁ、もしかして、おまえって才能ないんじゃないか?だったら、頭良いんだからもっとほかのことで生かせよ」
女「・・・・・・・・」ビク
男「それにおまえは顔もいいんだ。でも、へんてこ実験なんかやってるせいでみんなに気持ち悪がられてるぞ」
女「・・・・・・・・」ビクビク
男「ネジが一本抜けてるだとか、マゾ科学者とか言われて恥ずかしくないのかよ」
女(・・・んぁっ!!・・・男の蔑みの言葉いい・・・こっこれが言葉責めって奴なのかしら・・・)ビクビク
男「幼なじみからの注意だ。よく聞くように」
女「・・・・・・・」 ジー
男「ってなんでもの足りなさそうな顔で睨んでんだよ・・・もっといってほしかったのか?・・・」
女「・・・・・・・・・うん・・・・・」

123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 19:04:49.73 ID:op7xY2mq0
女「ノートの端につつっと指を這わせるのって、快感ですよね。
  切れそうで切れそうに無いこの微妙な感覚、はぁぁぁ……」ゾクゾク
男「やめろよ。本当に切れたらどうするんだよ」
女「大丈夫ですよ。そんなもの、唾でもつけておけば治ります」
男「唾って……。とても科学者とは思えないお言葉だな」
女「いいえ、あながち嘘っ八って事でもないんですよ。
  唾には殺菌作用を持つ物質が幾つか含まれていますから、
  多少の消毒効果は期待できるんです」
男「へー、そうなのか」
女「まぁ、そうは言っても消毒液には劣りますがね……。イタッ!!
  ……どうしましょう、そんな話をしていたら、本当に切れてしまいました」
男「ばか、だから言ったろ。待ってろ、今絆創膏を……」
女「すみません。私としたことが、面目ない」チュパチュパ
男「うわっ、本当に唾つけてるし……。
  つうか、しゃぶるなよ。恥ずかしいなぁ……」
女「恥ずかしいからやるんじゃないですか。くふふふ……」チュパチュパ

126 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 19:53:23.53 ID:UCGWdB9h0
女「かまいたち って御存知ですか?」
男「三人一組の妖怪で一人目がターゲットを転ばせて、二人目が斬り付けて、三人目が血のでなくなる薬を一瞬でぬって消え去る。って奴らだろ?」
女「そうです。そのとおり。しかしながらコレはすでに科学的に証明されているのです」
男「ほほう」
女「何かの物体が突然超高速で動くときに発っする風がまさしくメスの如くなって近隣の人々を斬りつけるそうです」
男「ふーん。よく調べきれたな」
女「まぁ、こういうのが大好きですから」
男(また目が輝いてる……。ダメだ! 可愛すぎる!!)
女「まさしく一瞬。全身をメスで斬り付けられる……!! 数え切れない数と量の痛みでしょうね……」ゾクゾク
男(この性癖さえなければ完璧なんだがな)
女「くふふふふ……」

127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 20:07:56.28 ID:UCGWdB9h0
女「う〜ん。こんなところでコレを見つけ出すとは……」
男「なんだ? その白い毛玉みたいなのは?」
女「これですか? ケサランパサランのようですね」
男「ケサランパサラン!? コレがか!?」
女「どうみてもそうなんですよ……。図鑑と照らし合わせても一致するものがありませんし……」
男「ふーん……。ってアレ? そのケサランパサランは?」
女「アレ? アレ?!」
男「え!? なくなったの!?」
女「まぁ……。基本的にケサランパサランなんていうのは何度も見てはいけないものですし、それに持ち主以外の人にも本当は見せちゃいけないものだそうなので」
男「よくそんなことは平然と笑顔で言ってのけるな……。持ち主に幸せを運ぶ。とかっていう伝説だろ?」
女「伝説は伝説のままの方がいいってこともありますし」
男「ほう」
女「それにいいんですよ。今は充分に幸せですから……」
男「そうか……」
女「幸せの裏返しは不幸。だけど私にとって不幸も裏返せば幸せ……」ゾクゾク
男「そういうことか……」
女「今は……今が一番たのしいって思ってますから。くふふふふ……♪」

132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:07:46.36 ID:UCGWdB9h0
女「さぁ! では実験を開始しましょう!!」
男「いやいやいや!!!」
女「何を今更言っているのです! 男くんが放課後の誰もいないときにやろうといったんじゃないですか!!」
男「そうだけど! そうだけどさぁ!!」
女「実験前にそんなにテンションをあげてるとバテてしまいますよ!! さぁ! すでに脳内で何度もシミュレーションしてるんで!!」
男(実験だとキャラがかわるっつーか……)
女「さぁ! 男くん! 私を思う存分擽りたまえ!!!」ゾクゾク
男「笑顔が凄まじいことになってますけど……」
女「さぁさぁ!!!」
男「はぁ……。では、このマニュアルどうりの順序でくすぐっていけばいいんだな。いくぞ……」

しばらく、誰もいない教室と廊下一帯に女の喜びのこもった笑い声やら何やらがこだましていたとか……


130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 20:40:11.80 ID:Uh0vHSxW0
女「なるほど。計算によると…」
男「いつになく真剣な顔してるな。何を考えてるんだ?」
女「うまいこと衣服だけ溶かして肉体に影響のない溶解液を考えていたんです」
男「それが何かの役に立つのか?」
女「衆人環視を一気に集めるのです。その白い眼が胸を踊らせ
男「よし。俺は全力で止める」
女「何故です? これほどまでアドレナリンが分泌されることはないでしょう?」
男「いいか? お前は女であって
女「ふむ。多少の影響もやむ無し、あった方が尚更いいかもしれませんね」
男「人の話を聞け!」

131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 20:56:59.69 ID:UCGWdB9h0
女「ふー……む……」
男「なにネコじゃらしで戯れてんだ?」
女「いや……『くすぐったい』というのはどういうものなのかということについてです」
男「たしかに、よくわかんないなぁ……」
女「しかし……。一つだけ残念なことがあるのです」
男「と……。いうと?」
女「自分に自分を擽っても、おなかのほうに妙なもやもやがたまってしまって楽しくないというか……」
男「楽しく……」
女「ふぅ……。なかなか面白いテーマだと思ったのですが……」
男「うりゃ! こちょこちょこちょこちょ!!」
女「うひゃぁぁぁあああああん!!!」
男「どうよ?」
女「ハァ! ハァ! これだ……! これです……!!」ゾクゾク
男「え?」
女「今すぐに実験に手伝っていただきます!!!」
男「えー!?」

133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:08:34.56 ID:Uh0vHSxW0
女「できました!」
男「形式上聞いておこう。何がだ?」
女「よくぞ聞いてくださいましたね。そうです、透明人間になる薬です」
男「へえそりゃすごいなあ」
女「信用してませんね? いいでしょう」

ぐびっ

男「…」
女「ふふん。あまりの技術力にぐうの音も出ないようですね」
男「あの
女「せっかくですから外に行ってみましょう。服は脱いでっと」
男「『透明人間になったと錯覚する薬』の間違いじゃ
女「誰かに見られてると思うと…ぞくぞくが止まらない!」
男「俺が悪かった。だから服を脱ごうとするのをやめてくれ」

135 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:24:51.15 ID:UCGWdB9h0
女「う〜……んんんんん!!!!」

男友「なぁ? アイツなにさっきから変な図鑑やらと手元のメモとにらめっこしながらうなってんだ?」
男「なんか、新しい研究なんだって」
男友「研究って……。なんの?」

女「……まてよ!? そうか!!! そういうことか!!!」

男友「うお!? なんだいきなり!!?」
男「なんか気がついたのか?」

女「男くん! 男くん!!」
男「どうした? 何かわかったのか?」
女「仮説がたったんだ!! 男くん! 今日も放課後残ってくすぐってくれ!!!」
男友「くすぐりぃ!!?」
男「いや! その! これはだな!!」
女「そうです! くすぐりです!! 今回の実験のために昨日男くんに放課後残ってもらって、私をくすぐってもらったのです!!」ゾクゾク
男友「そうかそうか……! お前ら二人の関係はそんなところにまで……」
男「いや! 勘違いすんじゃねーよ!! 誤解だからな!!!」
男友「ここは四階教室ですッ!!! お幸せにwwww!!!!」ダッ!
男「こらぁ!! 言ってることつまんないし! っつーか、完全に言いふらす気だろおめぇ!!! まて!!!!」ダッ!!

女「さて……と。放課後のために脳内シミュレーションシミュレーション〜♪」

136 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:32:04.78 ID:Uh0vHSxW0
女「さあ。今日は外に行きますよ」
男「嫌な予感がしないでもない」
女「気のせい気の迷い気の違いです」
男「最後はどういう意味だ、おい」
女「ということで、この格好で町に出たいと思います」

ばっ

男「!? その格好はまずい! けしからんけどまずい!」
女「これも実験。別に私利私欲が絡んでいるわけではありませんよ?」
男「な、ただの露出狂だろ?」


138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:37:49.62 ID:UCGWdB9h0
女「男くん。協力してくれて本当に感謝します」
男「お前…。あの後男友を止めるの大変だったんだぞ…」
女「まぁ……。それは非常に申し訳ない。ここで深く謝る」
男「まぁ……。男女間でのくすぐりなんて基本的にはそういうプレイみたいなもんだしな……」
女「男くんも、やはり健康男子……。そういうのに興味がおありですか……」
男「はぁ!?」
女「くふふ♪ 冗談です」

男「じゃあ、今回もこのマニュアルどおりのポイントを行けば良いんだな……」
女「はい。前回くすぐってもらったところのうち。私の立てた仮説にもとづいてチョイスした部位です」
男「えー…っと。耳、首筋、脇の下、手の甲、もものつけね、膝の裏、足の甲と裏、わき腹……」
女「なんとなく、なにかに気付きませんか?」
男「……。基本的に人がくすぐられるのをきらって、くすぐりのポイントとされる箇所ばっかだな」
女「まぁ……。仮説どおりならそうなるんですが……」

男「ふぅー……。いくぞ」
女「はい」
男「……。触れようとする直前に若干避けんなよ。実験になんないだろ?」
女「これはこれは……。失礼しました。では改めて……どうぞ」

ぴと…
女「あひゃああぁぁぅぅぅうううんんんんんんん!!」ゾクゾク
男「すげぇな……。その反応っぷり。見ててこっちが恥ずかしくなる……」
女「私的欲求です……。ならば……。満足するまでやりなさい……。私の体で……!!」ゾクゾク

男(そういうプレイに興味深深なのは、むしろお前じゃないかwww)

139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 21:49:08.09 ID:Uh0vHSxW0
女「人間の三大欲求をご存知ですか?」
男「食欲、睡眠欲、それに…性欲だろ」
女「いえ。知識欲、実験欲、推考欲です」
男「そりゃ科学者の…というかお前の欲望じゃないか」
女「なにより忘れていけないのはM欲です」
男「三大はどこにいった」
女「これをマゾサイエンティストの四大欲求といいます。テストに出ますから覚えておくように」
男「全力で忘れる努力をする」

146 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:35:20.00 ID:UCGWdB9h0

男「ったく……。昨日は遅くまで実験付き合わせやがって……。親に後れたいい訳するの大変だったんだぞ」
女「それはそれは……。面目ない……」
男「いや……。まぁ……。謝らなくても良いけどさ」

男「で? そろそろ教えてくれよ。 どういうことなのか……。仮説ってどういうことなのか」
女「くふふふふ……。ではお教えします。耳、首筋、脇の下、手の甲、もものつけね、膝の裏、足の甲と裏、わき腹……
これらの共通点……。すべて動脈が皮膚に近いところを通っている部位なんです」
男「そうなのか!?」
女「はい。人体解体の図と全身の毛細血管の図を比較して気付きました」
男「俺はそういうのは気持ち悪くなって無理っぽいな」
女「こうした部分は万一怪我をすると多量の出血を伴いかねない「危険部位」で、そのため付近には自律神経も集まって、外部からの刺激に対しては特に敏感になっているんですよ!」
男「……!!」


147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:37:50.59 ID:UCGWdB9h0
女「この自律神経と密接な関係にある小脳では、こうした危険部位への刺激に対する予測と、それに対する感覚の制御を行っている。
だから私がそうした部位をくすぐってみても、その刺激は小脳の予測どおりなので、小脳が感覚を制御するため違和感が生じないかった。
おなかのそこの妙なもやもやはコレですね」
男「ああ……」
女「ところが他人にくすぐられると小脳はこれを予測することができないので、感覚の制御は不能として脳は混乱状態に陥ります。
その不快な感覚が「くすぐったい」という感覚であり、
そうした「生命にとっての危機かもしれない」と錯覚された状態から逃れようとする自律神経の過剰反応が「笑い」にあたる。というわけです」
男「お前よくそんなことに気付いたな……」
女「男くんのおかげです! 本当にありがとうございました!!」

男「いやいや」
女「しかし、人体の神秘ですよね……。自律神経がここで絡んでくるなんて……」
男「そうだなー……」
女「実験の答えも手に入り、男くんには思う存分くすぐってもらえて……! これだから科学はやめられないのです!!!」ゾクゾク
男「ははは……」


でも、病弱のときと違って決定的な書き手不足……。
やっぱりお題が難しかったのかなぁ……

148 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:41:18.94 ID:Uh0vHSxW0
黙って続ける、それしかあるまい


女「いいことを思いつきました」
男「お前がそういう時は大抵嫌なことが起きる法則だ」
女「む。とりあえず聞いてください」
男「身構えて聞くとする」
女「…実はですね」

ばしゃっ

女「この白衣、水に濡れると透けるんです」
男「お前…やっぱり露出狂だろ」
女「何を仰いますやら。私からMを取ったらただの他人です」
男「Mを取らなくても正真正銘他人だ」

149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:46:39.89 ID:UCGWdB9h0
女「まったく! 嘆かわしい限りです」
男「どうした? やぶからぼうに?」
女「先ほどマッドサイエンティストと呼ばれた人たちの足跡を追ってみたのですが……」
男「ヨーゼフでも読んだのか?」
女「ええ! ユダヤ人を大量に実験台にするなんて! 科学者の恥です!!」
男「おお……」
女「動物実験をするのに! なんでも無計画に人の命を!!」
男「まぁ……。当時の思想の問題だろ?」
女「私だって! 他人に迷惑をかけないように、自分の体で動物実験をしているというのに!!」ゾクゾク

男「いや……。それはお前が楽しんでいるだけだじゃないのか?」
女「まぁ多少は……」
男「大半だろ。大半」
女「くふふふふ……」

150 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:53:02.80 ID:UCGWdB9h0
女「フランケンシュタインって御存知ですか?」
男「あれだろ? 人造人間を作った人。怪物のほうじゃなくて」
女「ほう……。御存知でしたか」
男「まぁ……。無駄知識だけは無駄にあるから」
女「すごいですよね……。人造人間」
男「神の領域だぞ? そこは……」
女「自分の作った人造人間が創造主を恨み、憎しみ、いつ殺されるかも解らない……!」
男「まぁ……。架空だがな」
女「そして……。もう一体の人造人間の創造を神の領域の不可侵として恐れる『フランケンシュタイン・コンプレックス』……」ゾクゾク
男「お前……。冗談抜きで科学で体を壊しかねんぞ?」
女「私の大好きなことで死ねるなら本望です……」ゾクゾク
男「うん……。まぁ、そういうのを幸せっていうんじゃないかな?」

151 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/04/09(水) 22:57:16.45 ID:Uh0vHSxW0
女「本日は衝撃の耐久実験を」
男「にしては何も用意してないな」
女「物理的な衝撃ではなく、精神的な衝撃を」
男「なるほど。だが断る」
女「存分にどうぞ」
男「と言われてもな…」
女「さあ、さあ!」
男「えっと…メス豚?」
女「あああっ! MOTTOMOTTO!」
男(案外程度が低いんだな)



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コメント
  • 名前:ななしカナ? ◆- 投稿日:2008/05/09(金) 16:10:37
  • イイ!w
  • 名前:ななしカナ? ◆- 投稿日:2008/05/09(金) 16:10:45
  • 硫酸に水・・・
    男、なんて恐ろしい子!
  • 名前:ななしカナ? ◆- 投稿日:2008/05/10(土) 10:31:32
  • なんかまほらばのオカ部の先輩を思い出す
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