1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 00:57:26.04 ID:Yfk/7yN80
2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:00:11.48 ID:Yfk/7yN80
女「見たまえ、綺麗だろう?」
男「梅って切っていいのか?」
女「桜切るバカ、梅切らぬバカといってね。梅は手をかけないと花付きが悪くなるのだよ」
男「だからって、勝手に持って来ちゃダメだろう?」
女「流石の私もそれは無いよ。さあ、この香りを肴に一杯いこうか?」
男「いや、俺下戸だし」
女「なに、ちゃんと発泡酒でも用意するさ。重要なのは酔うことだよ」
男「お前はぜんぜん酔わないだろうが」
女「くくっほろ酔いが心地良いんじゃないか」
男「はぁ……お付き合いしますよ」
12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:10:41.91 ID:kOhMTAA+0
男「ままならないなー」
女「確かに・・・世の中憂うべきことばかりさね・・・」
男「・・・飲もうか」
女「それがいい 今夜は月が綺麗だ 未だとても眠る気にはならんよ」
数時間後
男「ぁー完全に酔ったなー」
女「私は未だいけるがな・・っと寝るなら膝枕をしてやろうか?」
男「それもヒジョーに魅力的だが・・・こーして地面に寝そべるのもいいぞー」
女「天地即ち衾枕たりという奴だね・・・それもまた一興・・・」
男「・・・zzz」
女「寝てしまった・・・か、さて・・・私は明け方までもー少し飲むかね・・・」
7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:02:42.94 ID:Yfk/7yN80
男「俺はそれで照らせば良いが、お前の分がないだろう? お前が帰れなくなる」
女「・・・・・もう少し、飲みたいんだ。 ダメかな?」
男「そりゃ、お前は飲み足りんかもしれんが、足元見えないなか帰るのは危険だ」
女「だからそれは君と一・・・」
女「・・・君は、優しいね」
男「よせよ。照れるだろ?(笑」
女「そのくらいで照れてるようじゃ、まだまだだよ」
男「まだまだって、何がだよ?」
女「ふふっ、何だろうね? (笑」
48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:06:44.40 ID:QzDSIBaOO
ヒューヒュー
男「おいおい、中で飲んだらどうだ?だいぶ風が強いじゃないか」
女「寒くはないぞ」
男「でもこの風じゃつまみを出せない」
女「なに。つまみならあるさ」
男「……月か?」
女「いや、今日の酒の肴は風の音(カゼノネ)だ。なかなか良い音色をしてるぞ」
男「そうか?うるさいだけじゃないか?」
女「目をあけてるからそう感じるのさ。目を閉じて音だけを楽しむのだよ。」
男「…………なるほど。わからなくもない」
女「ふふ、たまには耳で楽しむ酒の肴も悪くないだろう?」
携帯から失礼。これは知識が必要だな。
49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:07:00.36 ID:Yfk/7yN80
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男「おい、屋根に登ったりしてどうした?」
女「くくっ見たまえ、見事な夕焼けだと思わないか?」
男「おお、ホントだ」
女「だろう? こういう空を見ると思わず一杯掛けたくなる」
男「お前、いつも呑んでるじゃねーか」
女「それをいうな、風情が無いだろう?」
男「はいはい」
女「ほら、コッチにきたまえ。切子細工が綺麗だぞ?」
男「はぁ……俺は呑まねぇぞ?」
女「なんだ、つれないなぁ」

女「くくっ見たまえ、見事な夕焼けだと思わないか?」
男「おお、ホントだ」
女「だろう? こういう空を見ると思わず一杯掛けたくなる」
男「お前、いつも呑んでるじゃねーか」
女「それをいうな、風情が無いだろう?」
男「はいはい」
女「ほら、コッチにきたまえ。切子細工が綺麗だぞ?」
男「はぁ……俺は呑まねぇぞ?」
女「なんだ、つれないなぁ」


男「昼から飲酒とは、良い身分だな」
女「ああ、ウグイスの声が心地よくてね?」
男「お前、何かに付けて飲みたいだけじゃないのか?」
女「キミは酷いことを言うなぁ。ほら一緒に飲もう」
男「俺に昼間から酒飲む趣味はないわ」
女「つれないことを言わないでくれたまえ。たまには良いじゃないか」
男「けど、お酌くらいはするよ」
女「おお、ありがたい」
男「……って、お前昼間からテキーラかよ」
女「くく、昼から強い酒を飲むと意外と楽しいぞ?」
4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:01:02.67 ID:Yfk/7yN80女「ああ、ウグイスの声が心地よくてね?」
男「お前、何かに付けて飲みたいだけじゃないのか?」
女「キミは酷いことを言うなぁ。ほら一緒に飲もう」
男「俺に昼間から酒飲む趣味はないわ」
女「つれないことを言わないでくれたまえ。たまには良いじゃないか」
男「けど、お酌くらいはするよ」
女「おお、ありがたい」
男「……って、お前昼間からテキーラかよ」
女「くく、昼から強い酒を飲むと意外と楽しいぞ?」
女「見たまえ、綺麗だろう?」
男「梅って切っていいのか?」
女「桜切るバカ、梅切らぬバカといってね。梅は手をかけないと花付きが悪くなるのだよ」
男「だからって、勝手に持って来ちゃダメだろう?」
女「流石の私もそれは無いよ。さあ、この香りを肴に一杯いこうか?」
男「いや、俺下戸だし」
女「なに、ちゃんと発泡酒でも用意するさ。重要なのは酔うことだよ」
男「お前はぜんぜん酔わないだろうが」
女「くくっほろ酔いが心地良いんじゃないか」
男「はぁ……お付き合いしますよ」
男「ままならないなー」
女「確かに・・・世の中憂うべきことばかりさね・・・」
男「・・・飲もうか」
女「それがいい 今夜は月が綺麗だ 未だとても眠る気にはならんよ」
数時間後
男「ぁー完全に酔ったなー」
女「私は未だいけるがな・・っと寝るなら膝枕をしてやろうか?」
男「それもヒジョーに魅力的だが・・・こーして地面に寝そべるのもいいぞー」
女「天地即ち衾枕たりという奴だね・・・それもまた一興・・・」
男「・・・zzz」
女「寝てしまった・・・か、さて・・・私は明け方までもー少し飲むかね・・・」
男「筍とってきたぞ」
女「む、おお、これはこれは……なかなかに大きいね」
男「それだけかい」
女「ん? 筍といえば、若竹煮がおいしいね」
男「言うと思ったから木の芽も取ってきた」
女「わかっているじゃないか。さあ、呑もう」
男「お前は、本当に飲むことしか頭にないなぁ」
女「そんなことないぞ? 早く作ろう、今宵は望月だ」
男「春の満月を見ながら一杯か……なかなか風情があっていいじゃないか」
女「キミも風情が解ってきたかい?」
男「正直よくわからんが、まあ、とりあえず酒は美味そうだ」
女「そうか……おっと、言い忘れていた。筍ありがとう」
男「ん、どういたしまして」
女「さあ、おいしい料理を振舞おうか」
8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:04:46.36 ID:Yfk/7yN80女「む、おお、これはこれは……なかなかに大きいね」
男「それだけかい」
女「ん? 筍といえば、若竹煮がおいしいね」
男「言うと思ったから木の芽も取ってきた」
女「わかっているじゃないか。さあ、呑もう」
男「お前は、本当に飲むことしか頭にないなぁ」
女「そんなことないぞ? 早く作ろう、今宵は望月だ」
男「春の満月を見ながら一杯か……なかなか風情があっていいじゃないか」
女「キミも風情が解ってきたかい?」
男「正直よくわからんが、まあ、とりあえず酒は美味そうだ」
女「そうか……おっと、言い忘れていた。筍ありがとう」
男「ん、どういたしまして」
女「さあ、おいしい料理を振舞おうか」
女「ほら、沖縄土産だよ」
男「これは……焼酎?」
女「紅珊瑚といってね、結構呑みやすいぞ? ヨモギ団子も作ったんだ、さあ呑もうか?」
男「仕方ないな……ん、呑みやすいけど、結構きついな」
女「焼酎だしね。こらこら、あまり飲み過ぎるなよ?」
男「ゴクゴクゴクッ……ぷはっ…………う……おんらぁ〜コレはキツい……」
女「情けないね君は。おいで、膝枕をしてあげよう」
男「むぅ〜、つめぇたくてきもちぃ〜」
女「ほら、オレンジジュースだ。飲みたまえ」
男「も、もうちょっと……きもちぃからぁ〜……」
女「ふぅ……まあ、膝枕に夜風というのも、また風情かな?」
9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:06:02.78 ID:Yfk/7yN80男「これは……焼酎?」
女「紅珊瑚といってね、結構呑みやすいぞ? ヨモギ団子も作ったんだ、さあ呑もうか?」
男「仕方ないな……ん、呑みやすいけど、結構きついな」
女「焼酎だしね。こらこら、あまり飲み過ぎるなよ?」
男「ゴクゴクゴクッ……ぷはっ…………う……おんらぁ〜コレはキツい……」
女「情けないね君は。おいで、膝枕をしてあげよう」
男「むぅ〜、つめぇたくてきもちぃ〜」
女「ほら、オレンジジュースだ。飲みたまえ」
男「も、もうちょっと……きもちぃからぁ〜……」
女「ふぅ……まあ、膝枕に夜風というのも、また風情かな?」
女「やあ、猿酒を買ってきたよ」
男「伝説の酒がなんで売ってるんだよ?」
女「雑穀で造ったお酒も猿酒と言うのさ」
男「へぇ、どんな味するの?」
女「とても甘いな。弱いし、下戸の君もおいしく飲めるだろう」
男「じゃあ、早速飲みますか」
女「いやいや、どうせなら夜を待って月明かりの下に飲もうじゃないか」
男「そういうとこだけは律儀だな」
女「せっかく君と飲めるんだ。なるべく楽しいもという心の表れだよ」
男「嬉しいことを言ってくれるじゃないの」
女「では、甘い酒にあったツマミでも買ってこようか。ここに居ると貞操の危機を感じるのでね」
男「酷でぇなぁ……ああ、待った! 柿ピーよろしく」
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:07:38.83 ID:Yfk/7yN80男「伝説の酒がなんで売ってるんだよ?」
女「雑穀で造ったお酒も猿酒と言うのさ」
男「へぇ、どんな味するの?」
女「とても甘いな。弱いし、下戸の君もおいしく飲めるだろう」
男「じゃあ、早速飲みますか」
女「いやいや、どうせなら夜を待って月明かりの下に飲もうじゃないか」
男「そういうとこだけは律儀だな」
女「せっかく君と飲めるんだ。なるべく楽しいもという心の表れだよ」
男「嬉しいことを言ってくれるじゃないの」
女「では、甘い酒にあったツマミでも買ってこようか。ここに居ると貞操の危機を感じるのでね」
男「酷でぇなぁ……ああ、待った! 柿ピーよろしく」
男「あつ〜」
女「こういう日は冷たいビールに限るな」
男「ちょっと早くないか?」
女「文句は急に頑張りだした太陽に言いたまえ」
男「へいへい。ん、ひぐらし……」
女「ほぉ、夕闇にヒグラシとは、なかなか乙なものだね」
男「もう、夏だなぁ」
女「ああ、もう夏だね」
11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:09:12.98 ID:Yfk/7yN80女「こういう日は冷たいビールに限るな」
男「ちょっと早くないか?」
女「文句は急に頑張りだした太陽に言いたまえ」
男「へいへい。ん、ひぐらし……」
女「ほぉ、夕闇にヒグラシとは、なかなか乙なものだね」
男「もう、夏だなぁ」
女「ああ、もう夏だね」
男「また飲んでるのか」
女「ん、どうだい? キミも早めの空蝉を肴に一杯」
男「うわ、もう蝉居るのかよ」
女「どうやらそのようだね」
男「異常気象か」
女「いいじゃないか、暑い方がビールが美味い」
男「お前はホント何でも良いんだな?」
女「そんなことはないよ? あ、そうだ。もう紫陽花が咲いていたな」
男「また採ってくるのか?」
女「いや、今度一緒に見にいこうか」
男「ん、そうだな」
女「くくっビニールシートを忘れるなよ?」
男「まだ飲む気なのか……」
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:11:51.48 ID:Yfk/7yN80女「ん、どうだい? キミも早めの空蝉を肴に一杯」
男「うわ、もう蝉居るのかよ」
女「どうやらそのようだね」
男「異常気象か」
女「いいじゃないか、暑い方がビールが美味い」
男「お前はホント何でも良いんだな?」
女「そんなことはないよ? あ、そうだ。もう紫陽花が咲いていたな」
男「また採ってくるのか?」
女「いや、今度一緒に見にいこうか」
男「ん、そうだな」
女「くくっビニールシートを忘れるなよ?」
男「まだ飲む気なのか……」
女「蓮の花が咲いていたよ」
男「へぇ……」
女「蓮根の旬は遠いけどね? 今から待ち遠しいよ」
男「ああ、蓮根の煮付けはうまいよなぁ」
女「キミ、そんなことを言うと食べたくなるじゃないか」
男「そうか? で、もし作ったらどんな酒が合うよ?」
女「吟醸酒……辛口をぬる燗でいきたいね」
男「そうか、じゃあちょっと買ってくる」
女「ああ、頼んだよ。出来るならツマミも一緒に頼もうか?」
男「ああ、わかったよ」
女「では、私は屋根の上にでもシートを広げておくかな? 十五夜とは言わないが、宵闇月も風流だろう」
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:14:05.47 ID:Yfk/7yN80男「へぇ……」
女「蓮根の旬は遠いけどね? 今から待ち遠しいよ」
男「ああ、蓮根の煮付けはうまいよなぁ」
女「キミ、そんなことを言うと食べたくなるじゃないか」
男「そうか? で、もし作ったらどんな酒が合うよ?」
女「吟醸酒……辛口をぬる燗でいきたいね」
男「そうか、じゃあちょっと買ってくる」
女「ああ、頼んだよ。出来るならツマミも一緒に頼もうか?」
男「ああ、わかったよ」
女「では、私は屋根の上にでもシートを広げておくかな? 十五夜とは言わないが、宵闇月も風流だろう」
男「お、赤トンボだ」
女「おお、ナツアカネか」
男「ん、夏?」
女「アキアカネの方が有名だが、複眼も赤くなるのはナツアカネだよ」
男「へー」
女「では、夕方を待って縁側で一杯飲もうか」
男「はいはい、付き合うよ」
女「悪いね。ああ、蚊取り線香は忘れずに頼むよ」
男「わかった、わかった」
女「くく、ではツマミでも用意してくるよ」
男「ん、キュウリで良いだろ」
女「なら、味噌で頼もうか」
男「任せとけ」
19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:20:09.86 ID:kOhMTAA+0女「おお、ナツアカネか」
男「ん、夏?」
女「アキアカネの方が有名だが、複眼も赤くなるのはナツアカネだよ」
男「へー」
女「では、夕方を待って縁側で一杯飲もうか」
男「はいはい、付き合うよ」
女「悪いね。ああ、蚊取り線香は忘れずに頼むよ」
男「わかった、わかった」
女「くく、ではツマミでも用意してくるよ」
男「ん、キュウリで良いだろ」
女「なら、味噌で頼もうか」
男「任せとけ」
女「んーすっかり秋めいてきた」
男「確かに涼しくなてっきたなぁ」
女「今日は趣向を変えて」
男「ほむ」
女「シャンパンだ」
男「おぉ して酒肴は?」
女「誰がうまいこと言えと・・・ほい、天麩羅」
男「おぉ・・・テンプーラ・・・って合うのか?」
女「意外と会うもんだ」
男「ふーむ・・たしかにいい感じなマリアージュ」
女「ただ」
男「ん?」
女「薄野の見える縁側で鈴虫の声を聞きながらチェスをしてシャンパンを飲みながら天麩羅を食すとは・・・」
男「いい感じにハイブリット」
女「グローバル化した風流とでも言ってみるかね」
21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:25:50.63 ID:Yfk/7yN80男「確かに涼しくなてっきたなぁ」
女「今日は趣向を変えて」
男「ほむ」
女「シャンパンだ」
男「おぉ して酒肴は?」
女「誰がうまいこと言えと・・・ほい、天麩羅」
男「おぉ・・・テンプーラ・・・って合うのか?」
女「意外と会うもんだ」
男「ふーむ・・たしかにいい感じなマリアージュ」
女「ただ」
男「ん?」
女「薄野の見える縁側で鈴虫の声を聞きながらチェスをしてシャンパンを飲みながら天麩羅を食すとは・・・」
男「いい感じにハイブリット」
女「グローバル化した風流とでも言ってみるかね」
女「やあ、面白い物を見つけたよ」
男「畳……どこから持ってきた」
女「リフォームすると言う家から貰ってきたよ。ちょっと焼けているが、またそこも良い感じだろう?」
男「もしかして、コレそのまま外で飲む気か?」
女「なに、雨に濡れないよう家の中に仕舞えば問題ないさ」
男「面倒くさくないか?」
女「ビニールシートより素晴らしく風情があるじゃないか、ほら、お酌してくれないか?」
男「はいはい、おっ良い座り心地」
女「だろう? 夜まで蛍を待ってみようか」
男「いいなぁそれ」
22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:29:53.08 ID:X66+6Veu0男「畳……どこから持ってきた」
女「リフォームすると言う家から貰ってきたよ。ちょっと焼けているが、またそこも良い感じだろう?」
男「もしかして、コレそのまま外で飲む気か?」
女「なに、雨に濡れないよう家の中に仕舞えば問題ないさ」
男「面倒くさくないか?」
女「ビニールシートより素晴らしく風情があるじゃないか、ほら、お酌してくれないか?」
男「はいはい、おっ良い座り心地」
女「だろう? 夜まで蛍を待ってみようか」
男「いいなぁそれ」
チリーン
男「……」
女「……」
チリーン
男「いい音色だ、これはいいものだ」
女「まったくだね風鈴の音はとても心を穏やかにさせる」
男「そして酒を上手くする、ってか」
女「その通りだよ。風鈴を聞きながらの酒は格別だ」
チリーンチリーン
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:35:51.82 ID:Yfk/7yN80男「……」
女「……」
チリーン
男「いい音色だ、これはいいものだ」
女「まったくだね風鈴の音はとても心を穏やかにさせる」
男「そして酒を上手くする、ってか」
女「その通りだよ。風鈴を聞きながらの酒は格別だ」
チリーンチリーン
女「ホトトギス なきつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる」
男「朝っぱらからなに飲んでんだ?」
女「いや、朝からではないよ」
男「完徹か、恐れ入る」
女「徹夜をすると悪いことばかりのように思えるが、今日は良いことがあった」
男「ホトトギスか」
女「喧しい鳥だが、私は好きだよ。残り月と共に見れば格別だ」
男「そうかい、それはよかった」
女「さて、君も起きたのだから、一杯どうだい?」
男「それはない」
24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:40:16.10 ID:kOhMTAA+0男「朝っぱらからなに飲んでんだ?」
女「いや、朝からではないよ」
男「完徹か、恐れ入る」
女「徹夜をすると悪いことばかりのように思えるが、今日は良いことがあった」
男「ホトトギスか」
女「喧しい鳥だが、私は好きだよ。残り月と共に見れば格別だ」
男「そうかい、それはよかった」
女「さて、君も起きたのだから、一杯どうだい?」
男「それはない」
女「男・・・どうした?暗いぞ?」
男「いやー・・・ちっと任された仕事でミスしてなぁ・・・」
女「なるほどなぁ・・・」
男「ん・・・飲むのに誘わんのか?」
女「そー毎度、毎度誘っていいものかとなぁ?」
男「かまわんさ クサクサしてるんで誘ってくれると助かる」
女「そーだな 人としてこーして世に生まれてよき友とめぐり合ったんだ」
女「酒を飲んで話してこその親友とはいわんが、せっかく手に入れた美酒をむなしく放置するのももったいないな」
男「相変わらずの酒豪っぷりだな・・・」
女「まぁな・・・ところで男」
男「ん?」
女「天がお前という人材を世に送り出したのは、必ず役に立つ所があってこそだ」
男「あぁ、そういうもんかね」
女「そういうもんだ・・・ミスなんかいくらしてもチャンスはまた巡って来るさ」
女「ここは今日飲む酒を楽しもうじゃないか やけ酒は楽しくない」
男「・・・そだな」
女「よし肴は任せたぞ」
男「おー」
女「必ず須く一飲三百杯なるべしだ」
男「それは勘弁だなぁw 明日も仕事だし」
25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 01:46:26.76 ID:Yfk/7yN80男「いやー・・・ちっと任された仕事でミスしてなぁ・・・」
女「なるほどなぁ・・・」
男「ん・・・飲むのに誘わんのか?」
女「そー毎度、毎度誘っていいものかとなぁ?」
男「かまわんさ クサクサしてるんで誘ってくれると助かる」
女「そーだな 人としてこーして世に生まれてよき友とめぐり合ったんだ」
女「酒を飲んで話してこその親友とはいわんが、せっかく手に入れた美酒をむなしく放置するのももったいないな」
男「相変わらずの酒豪っぷりだな・・・」
女「まぁな・・・ところで男」
男「ん?」
女「天がお前という人材を世に送り出したのは、必ず役に立つ所があってこそだ」
男「あぁ、そういうもんかね」
女「そういうもんだ・・・ミスなんかいくらしてもチャンスはまた巡って来るさ」
女「ここは今日飲む酒を楽しもうじゃないか やけ酒は楽しくない」
男「・・・そだな」
女「よし肴は任せたぞ」
男「おー」
女「必ず須く一飲三百杯なるべしだ」
男「それは勘弁だなぁw 明日も仕事だし」
女「トラツグミの声も酒の肴に良いね」
男「なんでだよ、あんな不気味な声」
女「それが良いんじゃないか」
男「それは判りかねるな」
女「それにこの声を不気味とは心外だね。せめて悲しげと言ってくれないかい?」
男「鵺の異名がある鳥にそれは無いだろう」
女「まあ、どちらにせよ。酒が美味しければそれでいいのだよ」
――ふぃーほーふぃーほー
女「風情だね」
男「不気味だ」
28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:00:11.53 ID:Yfk/7yN80男「なんでだよ、あんな不気味な声」
女「それが良いんじゃないか」
男「それは判りかねるな」
女「それにこの声を不気味とは心外だね。せめて悲しげと言ってくれないかい?」
男「鵺の異名がある鳥にそれは無いだろう」
女「まあ、どちらにせよ。酒が美味しければそれでいいのだよ」
――ふぃーほーふぃーほー
女「風情だね」
男「不気味だ」
男「ちょ……デカい鳥だな」
女「うむ、どうやら庭に迷い込んだらしいね」
男「なんだこの鳥?」
女「コサギだね。個人的にはアオサギが好きなのだが……」
男「あっ飛んでいった」
女「む、せっかくツマミと焼酎を用意したのに、肴に逃げられてしまった。君の姿に驚いたか?」
男「そうかもな」
女「はぁ、どうしてくれる? まあ、それでも私はこの焼酎を飲むがね」
男「はいはい、お酌しますよ」
女「おお、付き合ってくれるか。ありがたい」
男「しかし、夏だなぁ」
女「ああ、夏だな」
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:18:29.26 ID:vSuv+WAD0女「うむ、どうやら庭に迷い込んだらしいね」
男「なんだこの鳥?」
女「コサギだね。個人的にはアオサギが好きなのだが……」
男「あっ飛んでいった」
女「む、せっかくツマミと焼酎を用意したのに、肴に逃げられてしまった。君の姿に驚いたか?」
男「そうかもな」
女「はぁ、どうしてくれる? まあ、それでも私はこの焼酎を飲むがね」
男「はいはい、お酌しますよ」
女「おお、付き合ってくれるか。ありがたい」
男「しかし、夏だなぁ」
女「ああ、夏だな」
女「・・・・・・(くぃっ)」
男「お、今日はこんなところで飲んでんのか?」
女「やあ、一緒に少しどうだい?」
男「少しと言いつつ、お前の酒は長いだろ。でも嫌いじゃないんだよなそういうの、俺も」
男「しかし、こんな殺風景な場所を選ぶとは、お前の風流感も鈍ったか」
女「ふふふ、違うよ。ちゃんと目の前に風情はあるじゃないか?」
男「ん? どれの、ことかな、と・・・」
女「この木、『桜』なんだよ」
男「そう言えばそうだっけ、桜なんて春しか見ないからな」
女「あぁ、今はすっかり葉桜さ。でもこれは花のように散ってしまわない。
青々とした葉が、夜空に栄えるだろう?」
男「そんなもんか?」
女「地味だけど、変わらずそこにあるもの。 そういうものも私は好きだよ」
33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:25:30.96 ID:mlbVrN4U0男「お、今日はこんなところで飲んでんのか?」
女「やあ、一緒に少しどうだい?」
男「少しと言いつつ、お前の酒は長いだろ。でも嫌いじゃないんだよなそういうの、俺も」
男「しかし、こんな殺風景な場所を選ぶとは、お前の風流感も鈍ったか」
女「ふふふ、違うよ。ちゃんと目の前に風情はあるじゃないか?」
男「ん? どれの、ことかな、と・・・」
女「この木、『桜』なんだよ」
男「そう言えばそうだっけ、桜なんて春しか見ないからな」
女「あぁ、今はすっかり葉桜さ。でもこれは花のように散ってしまわない。
青々とした葉が、夜空に栄えるだろう?」
男「そんなもんか?」
女「地味だけど、変わらずそこにあるもの。 そういうものも私は好きだよ」
男「わっり、バイト長引いて遅れた・・・って、あれ」
女「遅かったな」
男「女以外みんな潰れてるのかよ。まあ、無駄にハイテンションなのに追いつくのも大変だけど」
女「ふふ、ちょっと飲み比べをしただけなんだがね」
男「そんなもん戦う前から女の勝ちが見えてるじゃないか」
女「若さ故、って奴だよ。さ、とりあえず駆けつけ三杯だ」
男「そう言ってスピリタス飲ませようとするのお前くらいだよ・・・」
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:34:55.39 ID:mlbVrN4U0女「遅かったな」
男「女以外みんな潰れてるのかよ。まあ、無駄にハイテンションなのに追いつくのも大変だけど」
女「ふふ、ちょっと飲み比べをしただけなんだがね」
男「そんなもん戦う前から女の勝ちが見えてるじゃないか」
女「若さ故、って奴だよ。さ、とりあえず駆けつけ三杯だ」
男「そう言ってスピリタス飲ませようとするのお前くらいだよ・・・」
男「しっかし、全員見事に潰れてるな。ってことはお前七人抜き?」
女「そうなるな」
男「無茶するなあ、おい」
女「何、女を酔わせようという下心が見え見えの輩だ。当然の報いさ」
男「それ女性陣まで潰してる理由にならんだろう」
女「彼女らとは別件でね」
男「別件?」
女「存外に人気のある朴念仁がいてね」
男「ふーん」(朴念仁ってなんだろう)
女(朴念仁め・・・)
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:36:02.98 ID:Yfk/7yN80女「そうなるな」
男「無茶するなあ、おい」
女「何、女を酔わせようという下心が見え見えの輩だ。当然の報いさ」
男「それ女性陣まで潰してる理由にならんだろう」
女「彼女らとは別件でね」
男「別件?」
女「存外に人気のある朴念仁がいてね」
男「ふーん」(朴念仁ってなんだろう)
女(朴念仁め・・・)
男「なんか、珍しい酒飲んでるな。なにソレ?」
女「ワイルドターキーだ」
男「へぇ。ところで、その酒はがぶ飲みするものか?」
女「私は一気に呷るのが好きだな」
男「アルコール度数50%ってお前……」
女「テキーラと同じようなものだろう?」
男「テキーラはがぶ飲みする酒じゃねぇよ」
女「くくっスピリタスよりも弱いじゃないか?」
男「スピリタスは純粋なアルコールの塊だろうが」
女「まあ、私は辛い酒が好きなのだよ。君も飲むかい? 身に沁みる美味さだよ」
男「遠慮しとくわ」
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:43:53.87 ID:Yfk/7yN80女「ワイルドターキーだ」
男「へぇ。ところで、その酒はがぶ飲みするものか?」
女「私は一気に呷るのが好きだな」
男「アルコール度数50%ってお前……」
女「テキーラと同じようなものだろう?」
男「テキーラはがぶ飲みする酒じゃねぇよ」
女「くくっスピリタスよりも弱いじゃないか?」
男「スピリタスは純粋なアルコールの塊だろうが」
女「まあ、私は辛い酒が好きなのだよ。君も飲むかい? 身に沁みる美味さだよ」
男「遠慮しとくわ」
女「ミミズクや 上手に眠る 竿の先」
男「小林一茶だっけ?」
女「ああ、そうだよ。見てみたまえ」
男「おお、でけぇ鳥。あれがミミズク? フクロウ?」
女「ミミズクだね。日本では耳のあるフクロウをミミズクと言うのだよ」
男「へぇ、で、今日の酒は?」
女「酷いなぁ、まるで私がアルコール中毒者のようではないか」
男「せめて手に持ってる一升瓶隠してから言えや」
41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:52:55.89 ID:Yfk/7yN80男「小林一茶だっけ?」
女「ああ、そうだよ。見てみたまえ」
男「おお、でけぇ鳥。あれがミミズク? フクロウ?」
女「ミミズクだね。日本では耳のあるフクロウをミミズクと言うのだよ」
男「へぇ、で、今日の酒は?」
女「酷いなぁ、まるで私がアルコール中毒者のようではないか」
男「せめて手に持ってる一升瓶隠してから言えや」
女「む、見事な彼岸花だな」
男「おお、毒々しい」
女「毒々しくも妖しく、そしてなにより艶やかだから美しいのではないか」
男「実際、毒あるけどな」
女「そこがまたいいとは思わないかい?」
男「そういうものか?」
女「そういうものだ」
男「じゃあ、またここに来て酒飲むのか?」
女「ああ、それがいいね。すまないが畳を頼むよ」
男「はいはい、その代わり美味いツマミを頼むぜ?」
女「くくっ元よりそのつもりだよ」
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 02:57:02.79 ID:mlbVrN4U0男「おお、毒々しい」
女「毒々しくも妖しく、そしてなにより艶やかだから美しいのではないか」
男「実際、毒あるけどな」
女「そこがまたいいとは思わないかい?」
男「そういうものか?」
女「そういうものだ」
男「じゃあ、またここに来て酒飲むのか?」
女「ああ、それがいいね。すまないが畳を頼むよ」
男「はいはい、その代わり美味いツマミを頼むぜ?」
女「くくっ元よりそのつもりだよ」
男「お、携帯鳴ってる・・・・女から? はい、もしもし」
女「やあ、今暇かい?」
男「そうだな、そこそこに」
女「良い酒が手に入ったんだ。一緒に飲まないか?」
男「そりゃ良いな。俺が行くまで酒が残ってればだけど」
女「・・・・・・・大丈夫さ、後半分ある」
男「もう半分ないんだ・・・」
女「冷蔵庫にビールが1ダースあるから、それを飲み終わるまでに来てくれ」
男「1ダース」
女「それ以上はちょっと、我慢がもつか保障できない」
男「ああ、わかった。すぐ行くよ。・・・・・・・・持って三十分ってとこだろうなあ。急ごう」
45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:04:51.25 ID:vSuv+WAD0女「やあ、今暇かい?」
男「そうだな、そこそこに」
女「良い酒が手に入ったんだ。一緒に飲まないか?」
男「そりゃ良いな。俺が行くまで酒が残ってればだけど」
女「・・・・・・・大丈夫さ、後半分ある」
男「もう半分ないんだ・・・」
女「冷蔵庫にビールが1ダースあるから、それを飲み終わるまでに来てくれ」
男「1ダース」
女「それ以上はちょっと、我慢がもつか保障できない」
男「ああ、わかった。すぐ行くよ。・・・・・・・・持って三十分ってとこだろうなあ。急ごう」
男「よう。ほら、これ見ろよ」
女「うん?どうしたんだい? やけに自慢気な顔して」
男「こーれ、『灯油ランプ』。物置から出てきたんだ。古臭くて良いだろ? お前なら好きだと思って」
女「へぇ、アンティークで良いね。もちろんこれを私に見せに来たという事は・・」
男「むろん。懐古趣味で一杯やろうぜ?」
男「この辺なら良いんじゃない? 街灯もない。家からの漏れ明かりもない」
女「うん。夕闇に、ランプの小さな火が栄えそうだね」
男「乾杯して飲み始めたは良いが、日が完全に沈むと急速に暗くなってきたな」
女「そうだね。今日は月が出てないから・・・」
男「まずい、帰ろう。失敗だ。このままじゃ帰り道も見えなくなる」
女「でも、ランプがあるよ?」
46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:05:44.27 ID:mlbVrN4U0女「うん?どうしたんだい? やけに自慢気な顔して」
男「こーれ、『灯油ランプ』。物置から出てきたんだ。古臭くて良いだろ? お前なら好きだと思って」
女「へぇ、アンティークで良いね。もちろんこれを私に見せに来たという事は・・」
男「むろん。懐古趣味で一杯やろうぜ?」
男「この辺なら良いんじゃない? 街灯もない。家からの漏れ明かりもない」
女「うん。夕闇に、ランプの小さな火が栄えそうだね」
男「乾杯して飲み始めたは良いが、日が完全に沈むと急速に暗くなってきたな」
女「そうだね。今日は月が出てないから・・・」
男「まずい、帰ろう。失敗だ。このままじゃ帰り道も見えなくなる」
女「でも、ランプがあるよ?」
男「そういやお前さ、消毒用のエチルアルコールとかって飲んだことあるの?」
女「・・・ふうーっ」
男「な、なんだよ、溜息なんてついて」
女「酒とアルコールは似て非なるものだよ」
男「そんなもんか?」
女「人類の叡智である発酵によって作られた命の水を、あんな酒税もかからないものと一緒にしないで欲しいな」
男「す、すまん」
女「それにあれはメチルが混ざっているから体に毒だ。その点化学実験用の純度100%のアルコールはしっかり酒税もかかっていて・・・」
男「飲んだのかよ」
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:06:04.85 ID:vSuv+WAD0女「・・・ふうーっ」
男「な、なんだよ、溜息なんてついて」
女「酒とアルコールは似て非なるものだよ」
男「そんなもんか?」
女「人類の叡智である発酵によって作られた命の水を、あんな酒税もかからないものと一緒にしないで欲しいな」
男「す、すまん」
女「それにあれはメチルが混ざっているから体に毒だ。その点化学実験用の純度100%のアルコールはしっかり酒税もかかっていて・・・」
男「飲んだのかよ」
男「俺はそれで照らせば良いが、お前の分がないだろう? お前が帰れなくなる」
女「・・・・・もう少し、飲みたいんだ。 ダメかな?」
男「そりゃ、お前は飲み足りんかもしれんが、足元見えないなか帰るのは危険だ」
女「だからそれは君と一・・・」
女「・・・君は、優しいね」
男「よせよ。照れるだろ?(笑」
女「そのくらいで照れてるようじゃ、まだまだだよ」
男「まだまだって、何がだよ?」
女「ふふっ、何だろうね? (笑」
ヒューヒュー
男「おいおい、中で飲んだらどうだ?だいぶ風が強いじゃないか」
女「寒くはないぞ」
男「でもこの風じゃつまみを出せない」
女「なに。つまみならあるさ」
男「……月か?」
女「いや、今日の酒の肴は風の音(カゼノネ)だ。なかなか良い音色をしてるぞ」
男「そうか?うるさいだけじゃないか?」
女「目をあけてるからそう感じるのさ。目を閉じて音だけを楽しむのだよ。」
男「…………なるほど。わからなくもない」
女「ふふ、たまには耳で楽しむ酒の肴も悪くないだろう?」
携帯から失礼。これは知識が必要だな。
女「忍ぶ草、岩松、宿木、どれも地味ながらも良いだろう?」
男「ああ、どれも名脇役だな」
女「くくっキミもまだまだだな」
男「ん?」
女「これらはコレでこそ美しいのだよ。酸漿(ほおずき)やコスモスの華やかさこそ無いがね」
男「ふうん、そういうもんか」
女「ほら、こちらに来たまえ。虫の声も肴に一杯といこうじゃないか」
男「ん、キツイ酒はよしてくれよ?」
女「ああ、自重するよ」
男「あ、かげろうだ」
女「おお、これはこれは……なかなかに風流だね。酒がすすむ」
男「なんとなく、岩松の美しさがわかったな」
女「そうかい? 怪しいものだね」
51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:17:18.28 ID:mlbVrN4U0男「ああ、どれも名脇役だな」
女「くくっキミもまだまだだな」
男「ん?」
女「これらはコレでこそ美しいのだよ。酸漿(ほおずき)やコスモスの華やかさこそ無いがね」
男「ふうん、そういうもんか」
女「ほら、こちらに来たまえ。虫の声も肴に一杯といこうじゃないか」
男「ん、キツイ酒はよしてくれよ?」
女「ああ、自重するよ」
男「あ、かげろうだ」
女「おお、これはこれは……なかなかに風流だね。酒がすすむ」
男「なんとなく、岩松の美しさがわかったな」
女「そうかい? 怪しいものだね」
男「大体、純度100%のアルコールなんて、味もなにもあったもんじゃないだろうに」
女「何、使い道はあるもんだ。例えばこんな風に」
男「もち歩いてるのかよ。なんだそれ? アルコールと、ぶどうジュース?」
女「ミステルと言ってね、割って飲むんだよ。ワインの代替品さ」
男「へーえ、面白いもんだな」
女「どうだい、度数40%のワイン。君も一口」
男「それは既にワインじゃねえよ」
52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:17:40.74 ID:Yfk/7yN80女「何、使い道はあるもんだ。例えばこんな風に」
男「もち歩いてるのかよ。なんだそれ? アルコールと、ぶどうジュース?」
女「ミステルと言ってね、割って飲むんだよ。ワインの代替品さ」
男「へーえ、面白いもんだな」
女「どうだい、度数40%のワイン。君も一口」
男「それは既にワインじゃねえよ」
男「また屋根の上で飲んでるのか」
女「ああ、見たまえ。いい夕日だ」
男「おお、すげぇ」
女「高いところからの景色と言うのは、また格別だね」
男「だから、屋根の上で飲むのか?」
女「ああ、そうだよ。では酌を頼もうか。手酌と言うのも乙なものだが、やはり注いで貰った方が良いものだ」
男「へいへい、って、また大きいビンを空にして……」
女「ふん、この程度すぐに空いてしまうものだよ」
男「いや、お前だけだ」
女「ん、ほら見たまえ、雁群だ」
男「風流で誤魔化すな」
54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:30:17.98 ID:mlbVrN4U0女「ああ、見たまえ。いい夕日だ」
男「おお、すげぇ」
女「高いところからの景色と言うのは、また格別だね」
男「だから、屋根の上で飲むのか?」
女「ああ、そうだよ。では酌を頼もうか。手酌と言うのも乙なものだが、やはり注いで貰った方が良いものだ」
男「へいへい、って、また大きいビンを空にして……」
女「ふん、この程度すぐに空いてしまうものだよ」
男「いや、お前だけだ」
女「ん、ほら見たまえ、雁群だ」
男「風流で誤魔化すな」
男「あー、なあ。今度飲みに行かないか」
女「君から誘ってくれるとは珍しいね。何かあったのかい?」
男「もうすぐ誕生日だろ? お前が好きなもの酒しか思いつかなくてな。奢るよ」
女「ふふ、人に誕生日を覚えていてもらって嬉しいと感じたのは初めてだ。しかし・・・」
男「しかし?」
女「出来れば形に残るものが良いな」
男「あ、やっぱりそうだよな。すまん、何が良い?」
女「なんでも良いさ。それがあるだけで、私は肴に困らなくなるんだからね」
55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:31:42.66 ID:Yfk/7yN80女「君から誘ってくれるとは珍しいね。何かあったのかい?」
男「もうすぐ誕生日だろ? お前が好きなもの酒しか思いつかなくてな。奢るよ」
女「ふふ、人に誕生日を覚えていてもらって嬉しいと感じたのは初めてだ。しかし・・・」
男「しかし?」
女「出来れば形に残るものが良いな」
男「あ、やっぱりそうだよな。すまん、何が良い?」
女「なんでも良いさ。それがあるだけで、私は肴に困らなくなるんだからね」
男「海だ!」
女「くくっ秋の海で一杯とは、また風流だろう?」
男「なに、焚き火してるんだ?」
女「肴の塩を作っているのだよ。二人分程度なら、焚き火で作れないことも無い」
男「なんか、入ってね?」
女「む、われからか、風流だな」
男「……なにこのグロい虫?」
女「ほう、知らないのか?」
男「まったく解らん」
女「清少納言に言わせれば、虫は 鈴虫。ひぐらし。蝶。松虫。きりぎりす。はたおり。われから。ひをむし。螢。と言うくらいだぞ?」
男「へー」
女「まあ、秋の季語程度に思っておけばいい、食べられるぞ?」
男「遠慮しておくわ」
56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:37:22.53 ID:fYED1ld/O女「くくっ秋の海で一杯とは、また風流だろう?」
男「なに、焚き火してるんだ?」
女「肴の塩を作っているのだよ。二人分程度なら、焚き火で作れないことも無い」
男「なんか、入ってね?」
女「む、われからか、風流だな」
男「……なにこのグロい虫?」
女「ほう、知らないのか?」
男「まったく解らん」
女「清少納言に言わせれば、虫は 鈴虫。ひぐらし。蝶。松虫。きりぎりす。はたおり。われから。ひをむし。螢。と言うくらいだぞ?」
男「へー」
女「まあ、秋の季語程度に思っておけばいい、食べられるぞ?」
男「遠慮しておくわ」
女「フフフ」
男「また酒かい?好きだね」
女「そうだけど、今日はつまみにも凝ってみたんだ」
男「団子に天ぷらに・・・これは塩辛?」
女「どれでも食べてみると良い。美味いぞ?」
男「はぐっ・・・うん、確かに美味しいね」
女「それ、フグの内臓だぞ」
男「!?なんて物を!!飲んじゃったじゃないか!!」
女「安心しろ、私は酒の前で人を殺す趣味は無い」
男「で、でもフグの内臓って・・・」
女「この天ぷらはトリカブト、こっちの団子は彼岸花だ」
男「ええ!?大丈夫なの?」
女「昔からこう言うだろう?毒喰らわば酒で、と」
男「皿までだよ・・・」
57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:41:03.41 ID:DqvkFm7F0男「また酒かい?好きだね」
女「そうだけど、今日はつまみにも凝ってみたんだ」
男「団子に天ぷらに・・・これは塩辛?」
女「どれでも食べてみると良い。美味いぞ?」
男「はぐっ・・・うん、確かに美味しいね」
女「それ、フグの内臓だぞ」
男「!?なんて物を!!飲んじゃったじゃないか!!」
女「安心しろ、私は酒の前で人を殺す趣味は無い」
男「で、でもフグの内臓って・・・」
女「この天ぷらはトリカブト、こっちの団子は彼岸花だ」
男「ええ!?大丈夫なの?」
女「昔からこう言うだろう?毒喰らわば酒で、と」
男「皿までだよ・・・」
男「今日は雲を見ているのか?」
女「いやいや、これでも月見酒さ」
男「…空一面見渡すかぎりの曇天なんだが」
女「わかってないな君は
月の無きときにこそ月を思え」
男「出典は古今和歌集だっけ?」
女「和歌はいいね。日本の心が凝縮されている」
男「ところで今日は肴がないようだが」
女「似た話を前にもした気がするがね」
男「なるほど、 花の無きときにこそ花を思え、というわけか」
女「君の勘の鈍さは相変わらずだな」
男「はいはい、どうせ俺は風情を解しませんよ」
58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:50:24.05 ID:Yfk/7yN80女「いやいや、これでも月見酒さ」
男「…空一面見渡すかぎりの曇天なんだが」
女「わかってないな君は
月の無きときにこそ月を思え」
男「出典は古今和歌集だっけ?」
女「和歌はいいね。日本の心が凝縮されている」
男「ところで今日は肴がないようだが」
女「似た話を前にもした気がするがね」
男「なるほど、 花の無きときにこそ花を思え、というわけか」
女「君の勘の鈍さは相変わらずだな」
男「はいはい、どうせ俺は風情を解しませんよ」
女「ほう、いい声だ」
男「この啼き声は、斑鳩?」
女「ああ、いい酒のツマミだろう?」
男「鳥は不細工だけどな」
女「顔に似合わぬ可愛い声だろう? そこが風流なのではないか」
男「そういえば、枕草子にも出てくるよな」
女「頭赤き雀。斑鳩(いかるが)の雄鳥。たくみ鳥。だね? しかし、昔の人は風流と言うのを良くわかっているな」
男「ああ、清少納言ならお前と仲良く出来そうだよ」
女「そうかもしれないな。だが、紫式部とは仲良くなれそうにないがね?」
男「女同士の争いは、風流じゃないのか?」
女「当たり前だろう? だが、酒のツマミには出来そうだな」
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 03:58:29.44 ID:vSuv+WAD0男「この啼き声は、斑鳩?」
女「ああ、いい酒のツマミだろう?」
男「鳥は不細工だけどな」
女「顔に似合わぬ可愛い声だろう? そこが風流なのではないか」
男「そういえば、枕草子にも出てくるよな」
女「頭赤き雀。斑鳩(いかるが)の雄鳥。たくみ鳥。だね? しかし、昔の人は風流と言うのを良くわかっているな」
男「ああ、清少納言ならお前と仲良く出来そうだよ」
女「そうかもしれないな。だが、紫式部とは仲良くなれそうにないがね?」
男「女同士の争いは、風流じゃないのか?」
女「当たり前だろう? だが、酒のツマミには出来そうだな」
女「美しいものなんて、この世にはないよ」
男「おいおい、どうした急に? いつもあれが風情だ、どれが綺麗だと言ってるくせに」
女「あぁ、ごめんね。言い方が下手だった。
美しいものというのはね、そのもの自体が美しいのではなくて、人がそれを美しいと思いたいからなんだよ」
男「うーん。良く分からん・・・」
女「美しいものや、美しくないものが、最初から存在しているわけじゃないんだよ。
美しいものを見たい人が、そのものの中に美しさを見つけて、愛でる。だから美しいんだ。
美しさを探さない、興味のない人は、何を見ても心動かされないよ」
男「むぅ、微妙に分かった・・・気がする」
女「そこでこのお酒の登場だね」
男「なぜそうなる?(笑」
女「お酒は人を子供にする。わがままで乱暴で、だけど素直だ。
素直な心じゃなきゃ、美しさを見つけるのは難しいよ?」
男「なるほどな」
女「だから酔わない私よりも、君の方が綺麗なものを見つけられるかもしれないね?」
男「ははっ、そうだと良いけどな」
女「君の心に触れるものを見つけて、愛でてやってくれ」
男「おぅ、見つけるわ」
女「・・・うん。・・・・・早く、見つけてくれよ?」
60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 04:01:43.17 ID:Yfk/7yN80男「おいおい、どうした急に? いつもあれが風情だ、どれが綺麗だと言ってるくせに」
女「あぁ、ごめんね。言い方が下手だった。
美しいものというのはね、そのもの自体が美しいのではなくて、人がそれを美しいと思いたいからなんだよ」
男「うーん。良く分からん・・・」
女「美しいものや、美しくないものが、最初から存在しているわけじゃないんだよ。
美しいものを見たい人が、そのものの中に美しさを見つけて、愛でる。だから美しいんだ。
美しさを探さない、興味のない人は、何を見ても心動かされないよ」
男「むぅ、微妙に分かった・・・気がする」
女「そこでこのお酒の登場だね」
男「なぜそうなる?(笑」
女「お酒は人を子供にする。わがままで乱暴で、だけど素直だ。
素直な心じゃなきゃ、美しさを見つけるのは難しいよ?」
男「なるほどな」
女「だから酔わない私よりも、君の方が綺麗なものを見つけられるかもしれないね?」
男「ははっ、そうだと良いけどな」
女「君の心に触れるものを見つけて、愛でてやってくれ」
男「おぅ、見つけるわ」
女「・・・うん。・・・・・早く、見つけてくれよ?」
男「ん、今日も月見酒か」
女「ああ、光環映える朧月。まさしく春に相応しい風情だろう?」
男「そうだな。コレは随分と綺麗だな」
女「そう思うなら、共に飲もうではないか? 今日はいい酒だぞ」
男「ん、なんだコレ? 魔王?」
女「素敵なネーミングセンスだろう?」
男「うまいのかコレ? ネタじゃなくて」
女「ああ、味は保障しよう。朧月に魔王、なんだか良く似合ってると思わないかね?」
男「なんか、厨二病っぽいな」
女「ふむ、朧月を見上げ囚われの姫は何を思うかな?」
男「さあね、そういう創作は苦手だよ」
女「くくっこういう下らない話も、また風流だとは思わないかね?」
63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 04:12:12.79 ID:Yfk/7yN80女「ああ、光環映える朧月。まさしく春に相応しい風情だろう?」
男「そうだな。コレは随分と綺麗だな」
女「そう思うなら、共に飲もうではないか? 今日はいい酒だぞ」
男「ん、なんだコレ? 魔王?」
女「素敵なネーミングセンスだろう?」
男「うまいのかコレ? ネタじゃなくて」
女「ああ、味は保障しよう。朧月に魔王、なんだか良く似合ってると思わないかね?」
男「なんか、厨二病っぽいな」
女「ふむ、朧月を見上げ囚われの姫は何を思うかな?」
男「さあね、そういう創作は苦手だよ」
女「くくっこういう下らない話も、また風流だとは思わないかね?」
男「おお、結構降ったなぁ」
女「ああ、ぼた雪だったからね。随分と積もったはずだ」
男「また、酒か?」
女「ああ、そうだな。熱燗が美味そうだ」
男「ん、外には出ないのか?」
女「炬燵と蜜柑。冬には欠かせない風流だろう?」
男「確かにその通りだが……」
女「月明かりと雪は窓からでも見れるさ。わざわざ外に出て、熱燗をぬるくするのも癪だろう?」
男「外に出たくないだけか」
女「いや、外でも良いとは思うがね? 身近な温かさというのもまたよいモノさ」
男「ふーん、まっいいけどさ」
女「くくっさあ、こっちに寄って酌を頼もうか?」
男「はいはい」
76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 05:20:40.83 ID:rNzKx8va0女「ああ、ぼた雪だったからね。随分と積もったはずだ」
男「また、酒か?」
女「ああ、そうだな。熱燗が美味そうだ」
男「ん、外には出ないのか?」
女「炬燵と蜜柑。冬には欠かせない風流だろう?」
男「確かにその通りだが……」
女「月明かりと雪は窓からでも見れるさ。わざわざ外に出て、熱燗をぬるくするのも癪だろう?」
男「外に出たくないだけか」
女「いや、外でも良いとは思うがね? 身近な温かさというのもまたよいモノさ」
男「ふーん、まっいいけどさ」
女「くくっさあ、こっちに寄って酌を頼もうか?」
男「はいはい」
男「お、今日はワインか。」
女「知人から良いワインを譲り受けてね。
ま、今飲んでいるのはスーパーで買った安ワインだが。」
男「へえ、俺が来るまで開けずにいてくれたんだ?」
女「いや、このワイン、飲み頃が随分と先らしくてな。
デキャンタージュして強引に開かせるのもいいが、やはり本当の飲み頃まで待ちたいじゃないか。」
男「で、その高級ワインの姿を肴に安ワインってわけか。」
女「ふふ。まあ、そんなところだね。」
77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 05:22:53.80 ID:rNzKx8va0女「知人から良いワインを譲り受けてね。
ま、今飲んでいるのはスーパーで買った安ワインだが。」
男「へえ、俺が来るまで開けずにいてくれたんだ?」
女「いや、このワイン、飲み頃が随分と先らしくてな。
デキャンタージュして強引に開かせるのもいいが、やはり本当の飲み頃まで待ちたいじゃないか。」
男「で、その高級ワインの姿を肴に安ワインってわけか。」
女「ふふ。まあ、そんなところだね。」
男「はー、それにしてもそんな高級ワイン、一度でいいから飲んでみたいな。
飲み頃が来たら、俺もご相伴にあずかりたいな。」
女「はは。もちろんそのつもりだよ。
どんな高級酒もその味わいをともに分かち合ってくれるものがいてこそさ。」
男「マジか!約束だぞ!?絶対一人で飲むなよ!?」
女「ふふっ。ああ、約束だ。そのときは必ず一緒に飲もうじゃないか。」
男「で?その飲み頃とやらはどれくらい先なんだ?」
女「十数年先と聞いている。」
男「はー・・・気の長い話だなー・・・。その時まで覚えてるかどうか怪しいなw」
女「・・・・・・・・」
男「どうした?」
女「・・・いや。まあ、とりあえず今は安ワインで乾杯といこうじゃないか。」
79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 06:28:31.73 ID:/oiLB7IWO飲み頃が来たら、俺もご相伴にあずかりたいな。」
女「はは。もちろんそのつもりだよ。
どんな高級酒もその味わいをともに分かち合ってくれるものがいてこそさ。」
男「マジか!約束だぞ!?絶対一人で飲むなよ!?」
女「ふふっ。ああ、約束だ。そのときは必ず一緒に飲もうじゃないか。」
男「で?その飲み頃とやらはどれくらい先なんだ?」
女「十数年先と聞いている。」
男「はー・・・気の長い話だなー・・・。その時まで覚えてるかどうか怪しいなw」
女「・・・・・・・・」
男「どうした?」
女「・・・いや。まあ、とりあえず今は安ワインで乾杯といこうじゃないか。」
男「あ〜いたいた。今日は缶ビールか」
女「ククッ、瓶の酒は持ち歩くのに面倒だしな」
男「しかし春に宵の公園で呑む酒もいいもんだな」
女「ああ、見ろよ。春宵一刻万金に値するとかいってな。
草木の芽吹きが感じられていいじゃないか
それに連れが居るとさらに価値があがるってもんさ///」
男「?」
女「フフ、とりあえず春の今宵に乾杯しようではないか」
96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 07:40:40.05 ID:/oiLB7IWO女「ククッ、瓶の酒は持ち歩くのに面倒だしな」
男「しかし春に宵の公園で呑む酒もいいもんだな」
女「ああ、見ろよ。春宵一刻万金に値するとかいってな。
草木の芽吹きが感じられていいじゃないか
それに連れが居るとさらに価値があがるってもんさ///」
男「?」
女「フフ、とりあえず春の今宵に乾杯しようではないか」
>>79の数日後
男「今日は少し風が強いな。とりあえずたくさん呑め」
女「どうも…ありがとう」
男「ん?どうした元気がないな」
女「昔の詩でな、遠くに旅立つ友の別れの前の日に
酒を勧める詩が有るんだが、
そのときの天気にとてもにてるでね……」
男「…………」
女「…………」
男「今日は呑まずにゆっくり話そうか」
女「……………うん」
89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 07:26:14.56 ID:rNzKx8va0男「今日は少し風が強いな。とりあえずたくさん呑め」
女「どうも…ありがとう」
男「ん?どうした元気がないな」
女「昔の詩でな、遠くに旅立つ友の別れの前の日に
酒を勧める詩が有るんだが、
そのときの天気にとてもにてるでね……」
男「…………」
女「…………」
男「今日は呑まずにゆっくり話そうか」
女「……………うん」
女「お互いを酒に例えると?」
男「そ、お互いのイメージにマッチする酒って何かなーと思ってさ。」
女「ふふっ。君は面白いことを考えるね。」
女「・・・そうだな。君はウィスキーって感じだね。」
男「ウィスキーか・・・。女と違って強い酒はちょっとな・・・。」
女「ラガブーリンなんてどうだろう?モルトの王様と言われている。
どっしりとしたモルトの味わいに力強いピート香・・・芯の強い君にピッタリだ。」
男「ふーん。そう言われると悪い気はしないな。今度飲んでみるよ。」
女「そんなに簡単に飲める酒ではないがね。」
男「そうなんだ。」
女「・・・そんなところも君みたいだ。」
男「え?」
女「ふふっ。なんでもないよ。」
90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 07:28:33.48 ID:rNzKx8va0男「そ、お互いのイメージにマッチする酒って何かなーと思ってさ。」
女「ふふっ。君は面白いことを考えるね。」
女「・・・そうだな。君はウィスキーって感じだね。」
男「ウィスキーか・・・。女と違って強い酒はちょっとな・・・。」
女「ラガブーリンなんてどうだろう?モルトの王様と言われている。
どっしりとしたモルトの味わいに力強いピート香・・・芯の強い君にピッタリだ。」
男「ふーん。そう言われると悪い気はしないな。今度飲んでみるよ。」
女「そんなに簡単に飲める酒ではないがね。」
男「そうなんだ。」
女「・・・そんなところも君みたいだ。」
男「え?」
女「ふふっ。なんでもないよ。」
女「で、君から見て私はどんな酒が合うのかな?」
男「そうだなー。やっぱ一番良く飲んでる日本酒のイメージかな?」
男「真澄の純米吟醸なんてピッタリだと思うぞ。あれはいい酒だった。
上品で繊細な甘口で、それでいてキレもあって、なんと言っても香りが最高だ!」
男「?・・・どうした?なんか全身、真っ赤だぞ?」
女「ん、ああ・・・。少し飲みすぎたようだな。久々に酔ってしまったよ。」
106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 08:29:42.09 ID:OjFueh/vO男「そうだなー。やっぱ一番良く飲んでる日本酒のイメージかな?」
男「真澄の純米吟醸なんてピッタリだと思うぞ。あれはいい酒だった。
上品で繊細な甘口で、それでいてキレもあって、なんと言っても香りが最高だ!」
男「?・・・どうした?なんか全身、真っ赤だぞ?」
女「ん、ああ・・・。少し飲みすぎたようだな。久々に酔ってしまったよ。」
女「霧雨を肴に一杯、乙なものだろう?」
男「お前は雷雨でも肴にするだろ」
女「ああ、閃光と雷鳴を肴に一杯か……なかなか趣があっていいじゃないか」
男「何でもいいんじゃないか?」
女「それはない。ほら、オリジナルカクテルだ、キツいが飲みやすいと思うぞ?」
男「ん、美味しい……けど、強いな」
女「くくっ強い酒と風情は勇気と自信をくれるものさ。臆病者のわたしに……おや?」
男「……すぅ……すぅ」
女「寝てしまったか、しかし、私も酔ったかな?」
115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 10:34:56.65 ID:cUlijfz9O男「お前は雷雨でも肴にするだろ」
女「ああ、閃光と雷鳴を肴に一杯か……なかなか趣があっていいじゃないか」
男「何でもいいんじゃないか?」
女「それはない。ほら、オリジナルカクテルだ、キツいが飲みやすいと思うぞ?」
男「ん、美味しい……けど、強いな」
女「くくっ強い酒と風情は勇気と自信をくれるものさ。臆病者のわたしに……おや?」
男「……すぅ……すぅ」
女「寝てしまったか、しかし、私も酔ったかな?」
女「今日この日にぴったりの酒を買って来たぞ」
男「昨日飲み会で二日酔いなんだ。勘弁してくれ」
女「駄目だ、今日は付き合って貰うぞ」
男「お前が無理矢理突き合わせようとするのは珍しいな。何かあったのか?」
女「今の内に呑んで置く必要を感じただけさ」
男「よく分からん」
女「そうか? 心当たりはあるはずだが、吟醸酒『五人娘』」
男「ビクッ……女さん?」
女「昨日は飲み会でモテモテだったらしいな」
117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 10:46:08.40 ID:vSuv+WAD0男「昨日飲み会で二日酔いなんだ。勘弁してくれ」
女「駄目だ、今日は付き合って貰うぞ」
男「お前が無理矢理突き合わせようとするのは珍しいな。何かあったのか?」
女「今の内に呑んで置く必要を感じただけさ」
男「よく分からん」
女「そうか? 心当たりはあるはずだが、吟醸酒『五人娘』」
男「ビクッ……女さん?」
女「昨日は飲み会でモテモテだったらしいな」
女「君にしては、お洒落なバーを選んだね」
男「『にしては』は余計だ。でもまぁ、たまにはこういう店も良いだろう?」
女「・・・・・」
男「・・・・・」
女「・・・・・・・」
男「・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・」
男「・・・・・なんか、話題がないな・・・」
男「お洒落過ぎて、風情とか探す必要もないもんな。
俺達の話題っていつもそれだったから、急に別のものが思いつかない・・・」
女「別に構わないさ。君と飲んでるんだ、会話がなくても、私は楽しいよ」
男「そ、そうか? じゃあ、まぁ、今日は喋らず静かに飲むか(笑」
男「・・・・・」
女「・・・・・」
男「・・・・・・・」
女「・・・・・・・」
女「でもね、話をすれば、もっと楽しいと、思うんだよ・・・」
男「んぇ? あ、ごめん、ちょっと意識が飛んでた」
女「静けさを肴にするとペースが早くなりがちだからね。
気にしないで。 私もちょっと、酔っただけだから(笑」
118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 10:54:03.41 ID:/oiLB7IWO男「『にしては』は余計だ。でもまぁ、たまにはこういう店も良いだろう?」
女「・・・・・」
男「・・・・・」
女「・・・・・・・」
男「・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・」
男「・・・・・なんか、話題がないな・・・」
男「お洒落過ぎて、風情とか探す必要もないもんな。
俺達の話題っていつもそれだったから、急に別のものが思いつかない・・・」
女「別に構わないさ。君と飲んでるんだ、会話がなくても、私は楽しいよ」
男「そ、そうか? じゃあ、まぁ、今日は喋らず静かに飲むか(笑」
男「・・・・・」
女「・・・・・」
男「・・・・・・・」
女「・・・・・・・」
女「でもね、話をすれば、もっと楽しいと、思うんだよ・・・」
男「んぇ? あ、ごめん、ちょっと意識が飛んでた」
女「静けさを肴にするとペースが早くなりがちだからね。
気にしないで。 私もちょっと、酔っただけだから(笑」
>>117
ちょっと甘い感じがイイ(・∀・)!
119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 10:58:24.65 ID:c32FvOpOOちょっと甘い感じがイイ(・∀・)!
女「陳腐な台詞だが」
男「んむ」
女「酒を飲んでものまれるなと言うな」
男「あぁ・・お前さんには縁のなさそーな言葉だが」
女「さてね・・」
男「どーした?らしくもない」
女「いや・・そろそろ私も少しは地位やら金やらを手に入れたほうがいーんかなと思ってな」
男「おいおい・・弱気だな」
女「五月病かね?酒に逃げてるだけに思えてくる」
男「今は七月だ」
女「まあな」
男「あれだ・・当代飲むを楽しまずんば、虚名安んぞもちいんやってやつだ」
女「そうだな・・悩んでてもしょうがないか」
女「酒酣にして心自から開く・・かな よし飲もうか」
男「よし、付き合ってやろう」
女「肴は蟹がいいなー」
120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 11:11:13.17 ID:OjFueh/vO男「んむ」
女「酒を飲んでものまれるなと言うな」
男「あぁ・・お前さんには縁のなさそーな言葉だが」
女「さてね・・」
男「どーした?らしくもない」
女「いや・・そろそろ私も少しは地位やら金やらを手に入れたほうがいーんかなと思ってな」
男「おいおい・・弱気だな」
女「五月病かね?酒に逃げてるだけに思えてくる」
男「今は七月だ」
女「まあな」
男「あれだ・・当代飲むを楽しまずんば、虚名安んぞもちいんやってやつだ」
女「そうだな・・悩んでてもしょうがないか」
女「酒酣にして心自から開く・・かな よし飲もうか」
男「よし、付き合ってやろう」
女「肴は蟹がいいなー」
男「紅葉を肴に焼酎か」
女「くくっ、趣があっていいだろう? まあ、個人的には楓の方が好みだがね」
男「しかし、銀杏にトンボがよく映えるな」
女「そうだろう。直に暗くなる。そうしたら、赤トンボになって風情が増すはずさ」
男「ん? そう言いつつ帰る準備か? らしくない」
女「いや、銀杏で茶碗蒸しでも作ろうと思ってね? なに、時間はある急ぐこともないだろう」
男「そうかい」
女「ほら、来たまえ。蒸し器は重いんだ、手伝ってもらうよ?」
男「へいへい」
女「ほら、労働のあとの一杯は格別だぞ」
男「よし、がんばるか!」
女「まあ、そう気を張るな。のんびりしようじゃないか」
男「ったく、どっちなんだよ」
122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 11:24:40.29 ID:OjFueh/vO女「くくっ、趣があっていいだろう? まあ、個人的には楓の方が好みだがね」
男「しかし、銀杏にトンボがよく映えるな」
女「そうだろう。直に暗くなる。そうしたら、赤トンボになって風情が増すはずさ」
男「ん? そう言いつつ帰る準備か? らしくない」
女「いや、銀杏で茶碗蒸しでも作ろうと思ってね? なに、時間はある急ぐこともないだろう」
男「そうかい」
女「ほら、来たまえ。蒸し器は重いんだ、手伝ってもらうよ?」
男「へいへい」
女「ほら、労働のあとの一杯は格別だぞ」
男「よし、がんばるか!」
女「まあ、そう気を張るな。のんびりしようじゃないか」
男「ったく、どっちなんだよ」
男「おいっ、大丈夫か!?」
女「ああ、全治二週間、軽いヒビだそうだ」
男「よかった」
女「まったく良くないよ。酒を止められた」
男「いいじゃねーか、たまの休肝日くらい」
女「酒は百薬の長と言うじゃないか。せめて一升くらい飲ませてくれ」
男「一杯ならまだ可愛いげがあるんだがなぁ」
女「その程度、スピリタスでも全く酔えないではないか」
男「お前、もしかして物凄くストレス溜まってたりする?」
女「そんなことないよ、強いて言えば鈍さと進展の遅さにイラつきを感じるくらいかな?」
男「ふーん」
女「まあ、それが心地良くもあるのだがね?」
123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 11:35:40.02 ID:OjFueh/vO女「ああ、全治二週間、軽いヒビだそうだ」
男「よかった」
女「まったく良くないよ。酒を止められた」
男「いいじゃねーか、たまの休肝日くらい」
女「酒は百薬の長と言うじゃないか。せめて一升くらい飲ませてくれ」
男「一杯ならまだ可愛いげがあるんだがなぁ」
女「その程度、スピリタスでも全く酔えないではないか」
男「お前、もしかして物凄くストレス溜まってたりする?」
女「そんなことないよ、強いて言えば鈍さと進展の遅さにイラつきを感じるくらいかな?」
男「ふーん」
女「まあ、それが心地良くもあるのだがね?」
男「ん、天気雨」
女「ああ、もう夕暮れだがね」
男「お、これは強いのが来るな」
女「なに、通り雨だろう。さて、雨と土の薫りを肴に一杯浴びるか」
男「濡れるぞ?」
女「それもまた、一興」
男「そうか?」
女「いや、もう止みそうだ」
男「お、虹……」
女「おお、これはこれは……風情があるねぇ」
124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 11:44:58.05 ID:/oiLB7IWO女「ああ、もう夕暮れだがね」
男「お、これは強いのが来るな」
女「なに、通り雨だろう。さて、雨と土の薫りを肴に一杯浴びるか」
男「濡れるぞ?」
女「それもまた、一興」
男「そうか?」
女「いや、もう止みそうだ」
男「お、虹……」
女「おお、これはこれは……風情があるねぇ」
文才なくてすいません
潮騒
男「久しぶりだなぁ海に来たの」
女「そうだな。今日は夕日も綺麗だし潮騒を聴きつつ呑もうか」
男「あー潮風が気持ちいい。」
女「私は少し寒い」
男「んじゃあこっち来いよ」
ピト
女「///」
難しいね
129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage こんな感じかな?] :2007/06/22(金) 12:29:35.49 ID:O5YoSiGVO潮騒
男「久しぶりだなぁ海に来たの」
女「そうだな。今日は夕日も綺麗だし潮騒を聴きつつ呑もうか」
男「あー潮風が気持ちいい。」
女「私は少し寒い」
男「んじゃあこっち来いよ」
ピト
女「///」
難しいね
男「よぉ、珍しく洋酒か?」
女「私は何でもいけるぞ?洋酒だろうと日本酒だろうと分け隔てなく愛している」
男「何でもいいのかよ?」
女「無論好みの差ぐらいはあるさ」
男「そりゃまぁそうだろうけど…それにしても、何か毒々しいラベルだな」
女「くくっ 中々危険な雰囲気を醸し出してるだろ?」
男「黒いラベルに髑髏マーク…最早毒薬にしか見えないな…」
女「まぁ確かに名前からして危険な酒だからね」
男「どんな名前なんだ?」
女「『ラッテ・リ・スォッチラ』 義母の母乳とゆう意味らしい」
男「…髑髏のラベルが少し理解できたよ…」
女「くくっ 君の趣向に合うかどうかは知らないが、この淫靡な響きが酔いを進めると思わないか?」
男「…俺はお前だけで充分酔えるよ」
女「…少し照れるな…
フフッ、ザルな私も君には酔ってるのかもしれないな」
130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 12:54:26.64 ID:OjFueh/vO女「私は何でもいけるぞ?洋酒だろうと日本酒だろうと分け隔てなく愛している」
男「何でもいいのかよ?」
女「無論好みの差ぐらいはあるさ」
男「そりゃまぁそうだろうけど…それにしても、何か毒々しいラベルだな」
女「くくっ 中々危険な雰囲気を醸し出してるだろ?」
男「黒いラベルに髑髏マーク…最早毒薬にしか見えないな…」
女「まぁ確かに名前からして危険な酒だからね」
男「どんな名前なんだ?」
女「『ラッテ・リ・スォッチラ』 義母の母乳とゆう意味らしい」
男「…髑髏のラベルが少し理解できたよ…」
女「くくっ 君の趣向に合うかどうかは知らないが、この淫靡な響きが酔いを進めると思わないか?」
男「…俺はお前だけで充分酔えるよ」
女「…少し照れるな…
フフッ、ザルな私も君には酔ってるのかもしれないな」
男「ソレ、どうしたんだ?」
女「ああ、知り合いの人から貰ってね」
男「高そうな酒だな」
女「高そうではなく高いんだよ。ピンクドンペリだ」
男「それと、黄色い薔薇の花束か」
女「その人は社長でね、私は余り好みではないんだが、どうしてもと言われてね」
男「……へー」
女「ん? くくっ、どうやら今日は美味しく呑めそうだ」
男「……そうですか。一人で飲めよ」
女「なに、これらは浮気がバレて処理に困っただけらしいよ?」
男「へ? へぇ、そうなのか!」
女「くくっ、なんだ。たまには黄色い薔薇も風情があるじゃないか! はっはっはっ美味しく呑もう」
133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 13:18:34.60 ID:D5FzGdI/0女「ああ、知り合いの人から貰ってね」
男「高そうな酒だな」
女「高そうではなく高いんだよ。ピンクドンペリだ」
男「それと、黄色い薔薇の花束か」
女「その人は社長でね、私は余り好みではないんだが、どうしてもと言われてね」
男「……へー」
女「ん? くくっ、どうやら今日は美味しく呑めそうだ」
男「……そうですか。一人で飲めよ」
女「なに、これらは浮気がバレて処理に困っただけらしいよ?」
男「へ? へぇ、そうなのか!」
女「くくっ、なんだ。たまには黄色い薔薇も風情があるじゃないか! はっはっはっ美味しく呑もう」
女「カシスオレンジをください」
男「オレンジジュースで」
女「おいおい、居酒屋に来て何を頼むんだ君は」
男「ん、たまに飲むとうまいぞ」
男「オレンジジュースください」
女「おいまて男、やめろ、もう17杯目だぞ」
138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 13:36:35.30 ID:D5FzGdI/0男「オレンジジュースで」
女「おいおい、居酒屋に来て何を頼むんだ君は」
男「ん、たまに飲むとうまいぞ」
男「オレンジジュースください」
女「おいまて男、やめろ、もう17杯目だぞ」
男「つまみは枝豆!!」
女「君はなんて風情のかけらも無い男だろうね」
男「残念だったな、から揚げも、フライドポテトもたこ焼きもあるぜ
・・・・・・たこ焼き?」
女「ああ、それは私が注文したものだ」
男「・・・わけて」
女「ふふ、いいぞ。人のつまみはほしくなるからな、私も枝豆をもらおう」
141 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 13:44:40.47 ID:D5FzGdI/0女「君はなんて風情のかけらも無い男だろうね」
男「残念だったな、から揚げも、フライドポテトもたこ焼きもあるぜ
・・・・・・たこ焼き?」
女「ああ、それは私が注文したものだ」
男「・・・わけて」
女「ふふ、いいぞ。人のつまみはほしくなるからな、私も枝豆をもらおう」
女「この前な・・・」
男「どうした?」
女「変わったつまみで飲もうという話が出た」
男「で?」
女「付き合ってくれないか」
男「変わったつまみか・・・チョコレートはどうだ」
女「それは普通だろう?何を言ってるんだ?」
男「え?予想外にハードル高い!?」
女「やはり昆虫系が定番か・・・」
男「(ゲテモノ限定なのか・・安請け合いするもんじゃないな)」
142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 13:56:59.91 ID:D5FzGdI/0男「どうした?」
女「変わったつまみで飲もうという話が出た」
男「で?」
女「付き合ってくれないか」
男「変わったつまみか・・・チョコレートはどうだ」
女「それは普通だろう?何を言ってるんだ?」
男「え?予想外にハードル高い!?」
女「やはり昆虫系が定番か・・・」
男「(ゲテモノ限定なのか・・安請け合いするもんじゃないな)」
>>141
女「まず軽く・・・イナゴだ」
男「これはうまい・・生姜醤油につければよくあう」
女「これはどうかな?・・カブトムシの幼虫」
男「うん、あぶって大根おろしと青ねぎをかければ何とか」
女「よし、これは?・・・ごき・・」
男「ああ、それはまず塩漬けして寝かした後から揚げにするんだ。レモンはどこかな?」
女「君は・・・いじめられたことでもあるのか?」
143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 14:04:55.47 ID:/oiLB7IWO女「まず軽く・・・イナゴだ」
男「これはうまい・・生姜醤油につければよくあう」
女「これはどうかな?・・カブトムシの幼虫」
男「うん、あぶって大根おろしと青ねぎをかければ何とか」
女「よし、これは?・・・ごき・・」
男「ああ、それはまず塩漬けして寝かした後から揚げにするんだ。レモンはどこかな?」
女「君は・・・いじめられたことでもあるのか?」
花火大会
ドーン!ドーン!
女「おぉ。今のは大きいな」
男「尺玉かなぁ綺麗だな」
くぃ
女「綺麗…(昔両親に連れられて、綿飴かってもらって、
食べようとしたら落ちちゃったんだっけ……
泣いちゃったなぁ。あの時)」
女「懐かしい…」
くぃ
男「(今日の肴は思い出ですか…)」
144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/22(金) 14:04:55.55 ID:vSuv+WAD0ドーン!ドーン!
女「おぉ。今のは大きいな」
男「尺玉かなぁ綺麗だな」
くぃ
女「綺麗…(昔両親に連れられて、綿飴かってもらって、
食べようとしたら落ちちゃったんだっけ……
泣いちゃったなぁ。あの時)」
女「懐かしい…」
くぃ
男「(今日の肴は思い出ですか…)」
男「お、今度は梅の木か。お前は時期を外れた木でも構わず気にいるな(笑」
女「天邪鬼だからね。ほら、君も一杯飲んでいきなよ」
男「じゃあ、お言葉に甘えて。よっこらせっと」
女「違う違う。今日はそこよりも、こっちに来て一緒に梅の木にもたれて飲もう」
男「ん、それじゃあ、ほとんど背中合わせになるじゃん?」
女「良いから。騙されたと思って、幹に背を付けてごらんよ?」
男「あ・・・」
女「ふふっ、梅の匂いがするだろう?
花は散り、実はまだ成らずも、樹のみにても薫る。
姿はなくても、香りに思い出すだけで、花は見えるものさ」
男「甘い匂いがするな」
女「だろう?」
男「あぁ、これは、お前の匂いだ・・・」
女「!? ・・・臭いね(笑」
男「ははっ、確かにちと酒臭い。俺が来るまでにも相当飲んだな?」
女「うん。
・・・そこに姿がなくても、思い出して、飲みたかったんだよ(笑」
女「天邪鬼だからね。ほら、君も一杯飲んでいきなよ」
男「じゃあ、お言葉に甘えて。よっこらせっと」
女「違う違う。今日はそこよりも、こっちに来て一緒に梅の木にもたれて飲もう」
男「ん、それじゃあ、ほとんど背中合わせになるじゃん?」
女「良いから。騙されたと思って、幹に背を付けてごらんよ?」
男「あ・・・」
女「ふふっ、梅の匂いがするだろう?
花は散り、実はまだ成らずも、樹のみにても薫る。
姿はなくても、香りに思い出すだけで、花は見えるものさ」
男「甘い匂いがするな」
女「だろう?」
男「あぁ、これは、お前の匂いだ・・・」
女「!? ・・・臭いね(笑」
男「ははっ、確かにちと酒臭い。俺が来るまでにも相当飲んだな?」
女「うん。
・・・そこに姿がなくても、思い出して、飲みたかったんだよ(笑」
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